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ちと古い記事だが、今はどうだろう? 米調査会社、「2035年でも完全自動運転車は購入できない」 櫛谷 さえ子 日経Automotive専属ライター 2023.10.03 米国のコンサルティング会社、S&P Global Mobility(S&Pグローバル・モビリティー)は2023年9月25日、今後10年以内に米自動車技術会(SAE)が定めるレベル5の完全自動運転技術の広範な導入は実現しないとの予測を発表した。「クルマに乗り込んで目的地を入力すると、クルマが自動的に走りだし、乗員は運転以外のことをしていてもいい」という世界は、いつかは実現するだろう。しかし、「どこにでも移動でき、人間と同じすべての運転操作を実行できるクルマは、2035年までには一般的に購入できるようにはならず、その後もしばらくはできない」と予測した。 2035年の自動運転機能搭載車世界販売台数予測 (資料:S&P Global Mobility) [画像タップで拡大表示] S&Pグローバル・モビリティーは、2035年までの間に2つの自動運転技術が利用可能になると考えている。1つはMaaS(Mobility as a Service)関連で、特定のエリアに限定したロボタクシー。もう1つは個人所有の乗用車向けで、ドライバーが一部関与しながら様々な安全装備を備えたハンズオフ運転(わき見運転)システムである。また、同じ基本技術を使って、より範囲を絞った用途、特にレベル2+とレベル3、さらにレベル4の一部については、もう少し早い段階で実現できるだろうという。 レベル2は、すでに実用化されており、車線維持機能付きアダプティブ・クルーズ・コントロールがこれにあたる。レベル2+になるとハンズオフ運転が可能になるが、システムによるトライバーの監視が必要で、運転に関する責任はドライバーにある。現在、ドライバー監視システムと組み合わせたハンズオフ運転システムには、米General Motors「Super Cruise」、日産自動車「ProPilot」、米Tesla「Autopilot」などがある。 レベル3は、レベル2+の機能を持ちつつ、限定された運転条件下でクルマが運転制御を引き継ぎ、トライバーの監視を不要とするものだ。この自動運転時の法的責任はメーカーに移る。しかし、システムが制御をドライバーに戻すように合図した場合、すぐにドライバーが運転を再開できるようにしておかなければならない。ドイツMercedes-Benz「Drive Pilot」がレベル3にあたるとする。
『パナソニックHDがパワエレや…
2024/05/16 16:33
『パナソニックHDがパワエレやAIに注力、グループ共通基盤として展開 パナソニックホールディングス 執行役員、グループCTO 小川立夫氏(上) 根津 禎 日経クロステック 2024.05.16 有料会員限定 全2340文字 小川氏はパナソニックHDとして家電と異なる時間軸の研究開発にも慣れていく必要があると語る(写真:山本尚侍) [画像タップで拡大表示] パナソニックホールディングス(HD)が、グループ横断で活用する共通基盤技術の研究開発に力を注いでいる。グループ最高技術責任者(グループCTO)として技術戦略を統括する小川立夫氏は、その例としてパワーエレクトロニクス技術やAI技術を挙げる』