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ラクスルは何かイノベーションを起こしたのでしょうか。印刷ネット通販は2004年ころにプリントパックとグラフィックが起こしたものですし、シェアリングエコノミーは1980年代から「作業交流」「仲間仕事」という名前で印刷業界では盛んに行われてきましたし、ファブレス経営(ブローカー)なんて無数にありましたし、最適な印刷会社に発注するというビジネスモデルは帆風なんかがとっくにやっていますし、インターネットによる競り下げ業者もたくさんありました。郵送まで請け負うなんてDM会社はみなやっています。ラクスルが素晴らしいのは「言葉遊び」だけで、既存のビジネスモデルをさも発明したかのように語り、「旧態依然とした印刷業界をぶっつぶす」といった小泉首相ばりの名フレーズで、印刷業界を知らない人を熱狂させただけです。数十億円をCMに溶かしてまで築いたブランドが、今はげ落ちている。それだけのことではないですか。ラクスルの出資者はどうにもお人よしです。真にイノベーションを起こしている企業、研究開発にいそしんでいる企業、カイゼンに取り組んでいる企業に投資しましょうよ。机上の空論が得意な企業ではなく。
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紙・板紙の国内出荷量、20カ月連続で減少 日本製紙連合会(東京・中央)が21日発表した4月の紙・板紙の国内出荷量は前年同月比2.8%減の172万4000トンだった。減少は20カ月連続。グラフィック用紙が9.9%減の51万トン、パッケージング用紙が0.9%減の104万5000トンだった。 デジタル化の影響で印刷用紙などが減少。梱包用の段ボール原紙も需要が停滞している。衛生用紙は3カ月連続で増加。値上げ前の前倒し需要が続いている。白板紙も11カ月ぶりに増加。大型連休に向けて需要の伸びがみられた。 日本製紙の野沢徹社長が20日に日本製紙連合会の新会長に就任した。就任に伴う記者会見では、印刷用紙など需要減少の厳しさを強調する一方、製紙会社の経営として「今後一番重要なのはGX(グリーントランスフォーメーション)。カーボンニュートラルに向けてエネルギー転換の努力をしていく」などと話した。
グラフィック用紙前年同月比9.…
2024/05/29 20:09
グラフィック用紙前年同月比9.9%減(27カ月連続減)、王子製紙用紙値上げ(7月から)、郵便料金値上げ(10月から)、物流2024年問題、人件費高騰…これだけ利益がひっ迫されている印刷市場で、マージンだけで食べていけると本気で思っているのでしょうか、ラクスルは。