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投稿コメント一覧 (300コメント)

  • いい会社だと思いますので早く株価も騰がるといいですね💛

  • なかなか株価が騰がりませんが、初心者ですけどちょっぴり思ったことを投稿します。
    中期と長期(そして短期)で見方が異なると思いますので、中期に関してです。
    中期(数か月~1年くらい)では、株価に影響を与えるものは、投資家心理と需給、そしてファンダメンタルズであり、さらに投資家心理とファンダメンタルズは相互作用するものと思っています。
     昨年末からの下落の要因は、マザーズ崩壊に巻き込まれた面もありますが、FRBの利上げスタンスの変化により投資家の求める利回り(資本コスト)が高くなったことが大きいのではと私は思います。おそらく7~8%ぐらいの資本コストが、米国の足元のインフレや長短金利の急上昇を受けて相当程度上がり、バリュエーションが一気に切り下がったように思います。そーせいのようにデュレーションの長い銘柄(相応のキャッシュフローが見込まれるまでに時間がかかる銘柄)には影響が大きいと思います。その変化を先取りしてかどうかわかりませんが、Mシリーズ導出直後に大口投資家の利益確定売りが出て、株価の頭が重くなり、信用買い残の増加もあって、株価が下落するという流れになってしまったと思います。
     資本コスト以外のファンダメンタルズ(パイプライン品のピークセールス、上市確率・・)については、秋のMシリーズ導出時点で、競合品のNPVや競合他社の時価総額から見てもそれほど楽観的な前提ではなかったと思いますが、株価が下落すると、投資家心理が不安となり、ファンダメンタルズに懐疑的になり、それがバリュエーションを切り下げ、株価が下がり、またそれが・・という相互作用を起こしてしまったと思います。
    だとすると、足元では東欧の影響を受けて長期金利が落ち着いているので株価上がるはずですが、指数と比較して冴えないのは先日のCGRP拮抗薬のバックアップへの切り替えがネガティブに影響していそうです。CGRP拮抗薬自体のNPVへの影響は限定的でも、それ以外のパイプライン品に対する投資家の懐疑心(予定通りP2に進むのか?特許期間は?・・)を強めてしまったように思います。今後、複数のプログラムがP2入りすればその懐疑心が払しょくされて株価は期待できると思います(長期金利の急上昇がなければですが)。もちろん、直ぐに株価が上がればうれしいです。

  • 投稿は怖いのですが、意外に「そう思う」とポチって下さる方がいたので、恥ずかしながら連投しちゃいます。
    前の投稿では、私の素人っぽい中期的な見方(もっと突っ込んだことを書きたかったのですが、批判が怖いので玉虫色です・・)を投稿しましたが、今度は長期的(数年間)な見方を投稿致します。
    長期的(数年間)では、株価に影響を与えるものは、ファンダメンタルズがメインで若干投資家心理が相互作用すると思っています。超長期(5年以上)では、ベリートップの資質、競合優位性、経営戦略の優劣、企業文化など定性的な要素やインフレ、金利などのマクロ要因な変数が多く、評価が難しいのであくまで数年間での評価に限ります。
    数年間という時間軸の中では、一般的に株価はフェアバリューに収れんすると思います。この点、中期であればカタリストの成否にかけたトレード(昨年のMシリーズ導出前に買い、導出で売る)という方法でよいのですが、長期投資では、凡そでよいのでそーせいGの価値を考えておく必要があると思います。
    では、フェアバリューはいくらなのかということなのですが、色々な評価方法がありますが、素人的にはパイプライン品と上市品のNPV+基盤技術の価値+ネットキャッシュになるかと思います。このうちパイプライン品のNPVと基盤技術の価値を算定することが少々難しいことが、そーせいGが評価されない理由だと私は思います。難しい理由の一つは、POCが取れていないからです。ロジカルに考えると、MシリーズはPOCを取れそうに思うのですが、仮に私が資金運用者の立場ですと、カニクイザルの件もあり、万が一失敗した際に厳しいお客様に責められるのでどうしても保守的な前提で評価せざるを得ないと思うのです。それ以外のパイプライン品についても同様で、NPVの多くを占めるロイヤリティ部分を積極的に評価するにはPOCを取っていてほしいと思います。少なくとも少数でよいのでP1bでの患者様での有効性評価が知りたいと思います。ワーディングは苦手ですが、カニクイザルの呪いが解ける(株価が4000円以上になる)のは、M4が数年後にPOCを取るタイミングではないかと思います。逆説的ですが、インフレと金利上昇をうまくヘッジし、数年間含み損に耐えてホールドできるのであれば、機関投資家が積極的に評価できない今買うのは悪い賭けではないのかもと思ってしまいます。

  • 他の方の投稿に触れるのは恐縮なのですが、とても参考になる議論をこの板上で拝見したので、触発されてそーせいGの基盤技術について勝手な素人コメントをさせて頂きます。私はMedicinal chemistではないので、投資家の立場からの戯言になります。しかも、5年以上の超長期の投資をする上でのイシューであまり数年間の株価には関係ないように思いますが、興味深いトピックなので投稿してみます。
    私はStabilised Receptor技術に代表されるHeptares社の技術が唯一無二の最高のテクノロジーだと思っています。逆にそうでないと私はホルダーになっていません。ただ、ian様という方(ケミストの方でしょうか?)が仰られていることとも少し被るのですが、投資家とって重要なことは技術の高度さもさることながらそれがどのくらい金になるのかじゃないのかなと思っています。上品に言うと、創薬バリューチェーンに占めるそーせいG社の付加価値のウエイトってどのくらいなんだろうって思っています。
    Heptares社の技術がないと高難易度のGPCR創薬が出来ないことは分かるのですが、他業界で圧倒的高シェアを誇る部品メーカーなのにあまり儲かっていないという例はあると思います。感覚的な話で正確に比較したわけではなく恐縮なのですが、アーリーステージの導出や提携における一時金の金額を、欧米の著名創薬ベンチャーのそれと比較してみると、もっと要求してもいいのかななんて素人が勝手に思ったりしています。
    その課題視もあるのかわかりませんが、技術力補完のためにそーせいG社は様々な先進的な企業と意欲的に提携しています。ただ、もし仮に私が資金委託者でそのあたりの課題について資金運用者に問いただした時に、運用者に「必要な提携は済ませています。安心してね」とだけ言われたら、資金を引き揚げようかなって考えちゃうと思うんですよね。理由は、アライアンスは契約を締結するより長期的に効果を出す方が難しいと考えているからです。ここ最近のパイプライン中止を受けて大口の投資家がそのあたりを課題視したのかわかりませんが、決算説明会でアライアンスマネジメントに少し触れていたように記憶しています。アライアンスマネジメント上の課題や解決策が開示されることはないと思いますが、私が超長期の投資を行うのであれば、その状況を知りたいなって思います。

  • >>No. 4513

    キョロ様

    はじめまして。ちぴろんと申します。
    失礼ながら、キョロ様は以前、tak様というHNでご投稿されていた方でしょうか?
    以前tak様の大変参考になる投稿をお見掛けし、その情報を元に分析を進めることで利益を得たことがございます。もし、同一人物の方でしたらお礼を申し上げます。
    違っていたら無視してください。

  • 素人投稿に「そう思う」って、ポチって下さり有難うございます。
    昨年冬からの暴落の要因と、それを受けた長期投資(数年間)の意図ついて私の考えを補足致します。
    私は、企業の価値は、フリーキャッシュフロー(FCF)の予測値合計/資本コストで算定できると思っています。
    これまでそーせいGはカニクイザル事件、コロナ禍で大きく下げています。前者は、主力パイプラインの消滅、後者は治験システム全体の停止・遅れなどが危惧されたのだと思いますが、両方とFCFに対する懐疑的な見方が強まったという分子に重きを置いた話だと思います(もちろん分子と分母はある程度相互作用すると思います)。
    でも、今回の暴落は、先の投稿のように、分子ではなく分母の資本コストの話だと考えています。余りにも長い間、デフレが続いたために、投資家はあまり資本コストに注意していなかったと思うんです。おそらく7とか8%の資本コストで計算していたのではないでしょうか。これが、急速なインフレとFedのタカ派化を受けて、突如投資家がバイオベンチャー投資であるべき資本コストを探り始めたんだと考えています。インフレの魔物が解き放たれて、長らく横たわっていた資本市場線(縦軸に利回り、横軸にリスクをとった線)が起き上がり始めたってイメージです。これまでも、一時的なFedのタカ派化はありましたが、投資家はどうせインフレは収まるとタカをくくっていたと思うのですが、今回は40年ぶりにそうは思っていないようです。
    昨年のM&A先を探す話でのそーせいG社による「今は市場が割高でなかなかお値打ち品なない」旨のコメントの背景には、そのような一部資本コストサイドの事情があったのではと思います。
    (株主)資本コストは、リスクフリーレート+(株式)リスクプレミアムで計算できると思いますが、株価の大暴落と東欧情勢による乱高下を受けながら、市場はそーせいGのようなデュレーションの長い株式(相応のFCFが得られるまでの期間が長いもの)に対して要求すべきリスクプレミアムを懸命に探っていると思います。もし、今の水準が臆病すぎたなということになればリスクプレミアムの縮小を通じて株価はその分戻りますし、分子に影響するレベルの良いニュースフローが続けば、分子の上昇と相互作用を受けた分母の下落を通じて株価は戻ると思います。需給の改善により回復する分もあります(後日続きます)。

  • >>No. 4516

    ian様
    はじめまして。ちぴろんと申します。
    私がtak様の投稿を参考にしたのは、カニクイザル事件で焼け野原になっていた時期でした。私は焼け野原に将来の芽が残っていないか探していたところ、tak様の「M1の中止に関わらず、M4の治験が継続している」旨の投稿をお見掛けし、CEOの交代やFedの姿勢の変化等もあり、ポジションをとった次第です。売却後にお礼を申し上げようと探したのですが、見つけられませんでした。
    失礼ですが、文面から察するにian様は医療関係かケミストの方でしょうか?
    薬品株で何であれ、投稿4517にも書きましたが、分母の資本コストの上昇は全ての業種に適用されます。ただ、その程度はビジネスの内容によって異なり、例えば、バイオのようにデユレーションが長く、またCFが不安定な銘柄は影響が大きく、海運のようなPERで2倍以下のような業種においては逃げ出した資金が流入することもありプラスの影響が出ているのかななんて素人の私は思っています。また、バイオの中でも既に上市品を持ち株価相応のFCFが安定的に得られているのであれば、資本コスト上昇の影響はそうでないバイオと比較し軽微となるのかなと思います。
    田村CEOの株価対策に対する考え方ですが、安易なリップサービスによる株価上昇は逆に空売りのターゲットになるのでお控えになられているのではないでしょうか?あくまで私見ですが、CEOには、自社が買収されないためにも、増資と買収を繰り返し、事業規模は大きくしたがるインセンティブが働いていると思います。ところが、田村CEOは多額の現金を抱えたまま、お値打ち品が出るまで待っておられます。これは、多額の保有キャッシュにより自社が買収されるリスクを背負いながら、割高な買収を避け株主のために堪えているという考え方もできなくはありません。そして、この多額の現金は現在の株価下落に対するフロアとして機能していると思います。
    国内のセルサイドのレポートを私は読んでいないのでわかりませんが、目標株価との乖離はDCFに適用される資本コストの違いによって部分的には説明が可能かもしれません。8%と15%ではNPVは全く異なるものとなります。ご自身がそーせいへの投資で年間どのくらいの利回りを求められているのかが一つの株主資本コストの目安となるか思います。(資本コスト算定には負債も考慮することになります)

  • キョロ様

    ご返事ありがとうございます!!ちぴろんです。
    やっぱり、ご本人様でいらっしゃたんですね。
    その節はどうも有難うございました!!

    シャープな分析っておほめ頂き有難うございます(笑)
    稚拙な分析を読んで下さって嬉しいやら恥ずかしいやらです・・
    おっしゃるようにDCFでは限界があるかと思います。ただ、凡人には他に評価方法がないので・・(笑)
    競合品を持つ他社の時価総額と比べてみたり色々とやっていますが、なかなかパチッとはまるものがないです😿
    最終的には、確率論を通り越したバイオ投資家の信念みたいな世界なのかなと思っています(かっこいい!!)

    確かにキョロ様のおっしゃるようにこの板は他のバイオ板と少し違う気がしますね。裏板もキョロ様一人が投稿を続けられていて少し寂しい感じがしたので、ひょっとしてtak様なのかなと思って突然乱入してしまいました。

    M4はPOC取って欲しいです。ただ、まだ恐怖のP3があるのでPOCでExitしちゃおうと考えています。
    でも、それでは真のバイオ投資家にはなれませんねえ(笑)。

  • 私もNeurocrine社がベストパートナーであることには同意します!
    メガだと、やっぱり自社品との競合リスク(アッビィ社のときも、Astrazeneca社のときも)が少し心配です。Mシリーズに係るマイルストンを含んだ高額のR&Dコストの負担力やマーケティングセールス力についても、INGREZZAの2022年の売上Guidanceや足元の株価を見る限り安心しています。同社の2022年R&DコストGuidance(GAAPベース)による前年増加額約82百万$~102百万$のうち、どのくらいが(もしくはそれ以上?)Mシリーズに係るものなのかわかりませんが、まずはこれをしっかりMS獲得&開発投資されることを大いに期待しています!!

  • 「企業価値は向上しているのに、株価下落しているのはなぜ?」ということについて、もう少し私見を補足致します。
    そーせいG社の投資家には、色々な時間軸の参加者がおり、例えば次の①~⑤になります。
    ① そーせいの企業価値(フェアバリュー)の成長そのものへの投資。そーせいがメガファーマとなることを信じ、5年以上の超長期の時間軸で投資する方々
    ② 下落した株価のフェアバリューへの回帰を見込んだ投資。数年間の長期投資
    ③ 株価にインパクトのあるカタリスト(例:Mの導出)の成否に着目した数か月~1年内の中期投資
    ④ 株価のオーバーシュート、モメンタム、需給に着目した1日~数週間の投資
    ⑤ クオンツによる秒単位(ないしミリセコンド以下)のペアトレード。
    この時間軸の違いが、一見好材料に見えるIRについても全く異なる反応として現れます。また、①の超長期の方は全く気にしませんが、②と③の方が気にするのが、今が金融相場なのか業績相場なのかということです。別の投稿で詳しく書く予定ですが、簡単にいうと長期の成長ストーリー(思惑)で買われるのか、近い将来のリアルなキャッシュフローの(一時的でない)増加で買われるのかという違いです。通常、金融緩和の局面では、前者の相場色が強まり、金融引き締め・金利正常化局面では逆の後者の相場色が濃くなります。更に、前の投稿でも書きましたが、インフレを受けバイオベンチャーに対する資本コストそのものの切り上げも(直接的に、また相場付きの変化を通じて間接的に)投資家の意思決定に影響を与えることになります。
    ここで、年始に開示されたVerily社との提携に対する市場の反応が上記の時間軸の違いを示す好例だと思います。①の方から見れば、文句なしのメガトン級の好材料です。アライアンスマネジメント上の課題が仮にあったとしても超絶好材料です。しかし、②の方から見ると、近い将来の株価相応のキャッシュフローの増加に繋がる話ではないので中立的です。正確にはプラスですが、資本コスト上昇の落ち着きどころがわからない中では慎重姿勢をとります。更に③の方になると、同社のブログを受け年末・年始に新たな提携のIR開示を予想していた場合、その中身が期待していたものでなかったのなら売り材料となる可能性があります。

  • >>No. 4531

    networkさん

    はじめまして。ちぴろんと申します。
    投稿内容から察するにかなり長い目線で投資されている方と推察致します。
    フェアバリューと株価のミスマッチにつき、その解消策を積極的にお考えになる姿勢は素晴らしいと思います。
    ①中計について
    ご意見に賛成致します。私はそーせいG社以外にも複数の日本のバイオベンチャーに投資しておりますが、確かに他社は中計を作っています。そのうちの1社については、かなりアグレッシブな長期の売上目標を立てているのですが、実現してしまいそうな気がします。信頼できる経営陣によって作られた(またそれが経営陣への報酬体系にリンクしていればいるほど)中計はビジネスライクに投資を行う上での基盤となりえます。
    ②情報発信について
    たしか下期にR&D dayを実施するようなことを説明会で話されていたように記憶しています。

  • >>No. 4533

    networkさん

    ご返事ありがとうございます。そんなことないですよ~まだまだ素人です。
    18年目って凄すぎます!!IPOからですよね。
    だとすると交代する田村CEOに対しても思い入れがありますね。私は新参者なのであまり歴史を語れませんが、社名の「そうせい」という言葉が田村CEO時代のマネジメントの在り方、また株主としての会社との向き合い方を表していたように思います。
    ご指摘のように新CEOとなりこれから会社のステージが変わります。それに伴い機関であれ個人であれ、投資家の顔ぶれが変わってきます。そういう中でnetworkさんのようなIPO時からの方の存在とご意見は貴重なものだと思います。
    改めて、こちらこそよろしくお願いいたします。

  • そーせい板のレジェンドのキョロ様と最古参のnetwork様からちょっぴり褒めて頂いたこともあり、調子にのって投稿を続けちゃいます。私は数年間の時間軸の逆張り投資家で、超長期の方とは見方が異なることは承知しています。異なる時間軸の新参者の見方を、フレッシュなモノと捉えて頂き読んで下さると嬉しいです(時間軸の違いはNo4530をご覧ください)。これまで私は次のように投稿してきました。
    1) この数か月の暴落は、投資家の理解不足及び需給要因もあるけど、止まらぬインフレ(及び東欧情勢)とFedのタカ派化により、投資家のバイオへの要求利回りが上昇していることが原因だと思う。
    2) 金融相場から業績相場への移行により、近い将来のCF増加に繋がらないIRを評価しなくなっている。(→今後、どちらの相場色が濃くなるかはわかりません)
    3) 主力品がアーリーステージにあるそーせいは上記の2つの影響を受けやすい。
    4) インフレと金利上昇をうまくヘッジし、数年間含み損に耐えてホールドできるのであれば、機関投資家が積極的に評価できない今買うのは悪い賭けではないのかも(私の3月2日の4512投稿の抜出)

    4)について補足すると、そーせいを1300~1400円台水準で、(この1週間で既に暴騰してしまいましたが)金・原油・穀物等の資源&金利関連商品とうまくセットで買えば、数か月先はわからないが、M4がPOCを取るであろう数年後にはトータルで(がっつり?)儲かるかもという見立てです。もちろん、そーせい部分の儲けの方が大きくなると思っています(そうでないとポジを取る意味がないので。また、資源関連の素っ高値を今から買うのがよいのかはわかりません)。
    それで、ここから先はポジティブな内容の投稿になります。古参の方は「新参者が何を言っているのだ、こんな安値は全力買いにきまってるだろ、馬鹿者がッ」って思われるかもしれませんが、トップダウンで考えるマクロの素人逆張り投資家が、冷徹に見てどこに投資機会を見出しているのかという内容になります。先日の決算説明会の内容が今回の投資の契機となります。通常、個別企業の説明会は、私は次の2点に着目しています。
    ・CEOは私の投資の時間軸(今回は数年)での株価を本当に気にしているか
    ・CEOは上記の時間軸での株価上昇のドライバーを理解しているか
    (後日に続きます)

  • 4537の続きです。以下もちろん私見です。
    説明会で私の次のポイントに注目していると書きました。
    ・CEOは私の投資の時間軸(今回は数年)での株価を本当に気にしているか
    ・CEOは上記の時間軸での株価上昇のドライバーを理解しているか
    「あたりまえじゃん」って思われるかもしれませんが、意外にそうではないんです。1,2年で株価を上げようとすると長期的な企業価値の向上を損なう可能性がある場合、CEOは口ではそう言っても腹の底ではちゃんと長期的な企業価値の向上の優先を考えるはずです。また、1,2年の時間軸では、前投稿で述べた金融相場の思惑面が強く出ると必ずしも企業価値向上=株価上昇とはなりません。投資先が企業価値向上に地道に取り組んでいるのを後目に、所謂IR芸を得意とする会社の株価がぐんぐん上がっていくのをご覧になった方も多いと思います。
    では具体的に、3年前のカニクイザル事件後のCEO交代劇の時を例にとります。CEOに返り咲いた田村CEOにとって、株価の早急な立て直しは急務だったと思います。そうしないと、買収されてしまうからです。また、当時、確かFRBがハト派に転じていて金融相場がスタートしていました。バイオ業界に流れる資金量の変化を通じて田村CEOもそれを感じ取っていたはずです。ここで、私の記憶では、田村CEOはステージに関わらず導出・提携に今後力を入れていく旨を戦略として語っておいででした。素晴らしいです。早期での導出でPOCまで遠かろうが関係ありません。金融相場だからです。さすが、百戦錬磨の田村社長です。更に「ウルシーの延長の話」とか「アラガンの本気」とかも加わり、2800円近くまで値上がりしたように記憶しています。おかしなIR芸に走らずに、企業価値向上を株価にうまくレバレッジさせたといえます。
    では、今回の決算説明会及びCEOの交代ではどうかということになりますが、今回は、実は、これから業績相場に完全に移行するのか、金融相場に戻るのかの判断が難しいんです。それと関連しますが、これから好況になるのか不況になるのかも変数が多すぎてわからないのです。マクロ経済通の方ならわかると思いますが、40年ぶりにスタグフレーションという言葉が出てくるくらい環境が複雑化しています。
    マクロ素人投資家の私は、それを踏まえた上で決算説明会を拝聴することになります。(後日に続きます)

  • >>No. 4539

    キョロ様

    こんばんは。ちぴろんです。
    Verily社との提携は、「最も重要なものの一つ」ではなく、「ダントツで一番重要な」提携じゃないでしょうか?低分子創薬においては、ターゲット選定がますます重要になってきてるっていうのが私の理解です。
    あと、調子に乗り過ぎて申し訳ありません・・・・

  • >>No. 4543

    キョロ様

    スマートなんて言ったらまた調子にのっちゃいますよ~(笑)
    カジノのハイレートテーブルで隣に座った紳士の方に腕前を褒められた気分です。
    正直、今買わない理由が見当たらないです。
    このあたりの理由を私の視点でがっつり投稿してよいでしょうか?

  • これまで、100社以上に投資してきたけど、こんなにマメに株主の質問に答えている会社を初めてみました!
    新CFO様素敵すぎますっ!
    大口の投資家が気にするであろうポイントもきっちり抑えていると思います(外国人がこれを訳して読んでいるかはわかりませんけど)
    「よくわかってるぅ~」って感じです。

  • >>No. 4553

    キョロ様

    こんばんは。ちぴろんです。
    貴重なご投稿ありがとうございます!!

    鋭いご指摘のとおり、これは新CFOによるブログ投稿なんですよね~
    その観点から、(特に求められていませんが)100個のQ&Aのうち、1個だけ挙げろと言われたら、私が一番興味深いのは、A75の「実際の事業の進展と株価動向のギャップには呆然としています」ですね。
    私の知る限りこういう場合は「ギャップには忸怩たる思いがしています」とか書くんだと思うんですけど、CFOがこんな書き方をされるってことは余程なんだなあって思います。
    それに、これは私の妄想ですけど、CFOがこのような投稿をされるってことは、「この先しばらく悪材料は出ないのかも」って勝手に思ってしまいます。理由はご賢察の通りです。
    逆張り投資家の私にとって、この2点は極めて重要なことだと思っています。

    Q&A絡みの続きのご投稿楽しみにしています。ご無理なさらない範囲でよろしくお願いいたします。私の方は、キョロ様の一連の投稿が終わってからにします。本当は、適当なところで退出しようと思っていたのですが、一定数期待されている方がいらっしゃることもあり、もう少しだけ頑張ることにしました(笑)

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