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投稿コメント一覧 (90コメント)

  • >>No. 215

    ホントに必要なものだけでの人間の満足感というのは、存外少ないでしょう。人間の殆どの満足感は、他者より自己が優れていることから来ていると思われます。出世レースしかり、収入しかり、芸術しかり、スポーツしかりなわけでしょう。そしてその満足感の裏返しが嫉妬な訳です。しかもこの嫉妬というのは始末が悪い。嫉妬で他人の足を引っ張っても自分 の満足感が大きくなることは少ないからです。しかしこの嫉妬こそ日本人に強いものなんですよ
    ね。日本人が目指すべきはこの嫉妬の文化から脱し、ロシア人には身についているらしい賞賛の文化だと思われます。

  • >>No. 210

    格差社会を憎む発想からは人権優先主義が生まれるでしょう。人権主義からは能力主義を抑制する動きが出ると思われます。

  • >>No. 210

    どうも資本主義と社会主義或という括りで捉える人が多いですが、何れも近代以降の工業社会の発展に伴って生まれた社会システムなんですよね。
    つまり原材料に加える付加価値を、資本家の利潤或いは再生産に用いるシステムが資本主義、そうでなく、労働者への分配と社会的再生産のために用いるとしたのが社会主義な訳です。社会主義の方が先に行き詰まったのは、付加価値に占める所謂知価(流行、デザインや技術革新が早いハイテクなど計画生産が難しい付加価値部分)が近年飛躍的に大きくなったため、社会主義の前提である計画生産が難しくなったことによるものなわけです。
    資本主義社会も工業社会を前提としている以上、工業社会が行き詰まれば崩壊することは十分考えられます。例えば今の工業中心の資本主義による格差社会が極端になり、世界的にそれに対する嫌悪感が蔓延した場合などです。

  • >>No. 196

    小生、細部は分かりませんが、今世界がグローバリズムから民族や国家中心にハンドルを切り始めているような感じがありますよね。ただ企業は既に多国籍が普通で人材も普通に国境を越えているのが現状です。この辺り反グローバリズムの動きとの関係でどうなるか、まだ不透明な状況でしょうねえ。

  • >>No. 202

    確かに宗教が世界観の中心の人間なら、人種の問題は二の次になるはずで、世界の宗教で自らの宗教と民族の範囲が完全に一致するほうが珍しいのですよね。つまり、宗教者の思考と民族主義は一般に相容れない訳です。
    今回のテロの犯人がキリスト教徒としてイスラム特にその過激派への憎しみだけを動機としているなら、仰るように日本での報道は的を得ていないことになるでしょうね。
    或いは死にたいという潜在願望がまずあってテロは自己破滅願望の手段だったのかな?

  • >>No. 190

    元々古代ギリシャのアテネという都市国家の政治のために生まれた議会制民主主義、これはアテネ市民が、信頼できる人物を議員として選出、その議員達の議論によって正しい結論が生まれることを期待して出来上がったものです。いわば今の日本で言えば、地方の小さな市町村の人望のある名士による議会並みの政治を想定したものだった訳です。
    こういう政治体制を億単位の国民の、しかも古代ギリシャ文明さに比し、比べ物にならないほど複雑化した現代社会の政治に適用するところにかなり無理があると言うべきでしょう。
    ところが世界中の先進国の現行の議会制民主主義に代わり得る政治体制がまだ見つかっていないのが現状でしょう。

  • >>No. 183

    日本の政治パターンというのは、対立する政党をめぐって繰り広げられるというとより、官僚機構を握った政党が与党を続け、それ以外の政党は野党を続けるというものでしょう。
    行政にかかわる情報は官僚機構が持っているから、外交や防衛といった政治性の強い案件以外は、官僚機構が殆どリードしますが、与党はこれを自党の成果としてPRします。
    このパターンで行くと、官僚機構の支持のない、言い換えると官僚に盾突く政党は、外交や防衛の案件で与党との違いを訴えるか、与党の失政追求以外は存在感を示せません。
    大阪の状況は大阪都構想により、こういった日本の政治風土に一石を投じるものでしたが、維新の会の進め方はなりふり構わぬやり方で、民意の成熟を図るという点が欠けていると思われます。

  • >>No. 180

    難しいですねえ。確かに仰るように理想論だけでは政治的勝利は難しいです。
    しかし政治理念の違う政治勢力が結集して政治権力を手にしても、かっての新進党や民主党のように政治的キメラが原因の内部矛盾により、結局瓦解することになる場合もある訳です。
    この辺り、結局指導者層の力量次第になるのでしょうねえ。

  • >>No. 174

    と言いますか、昨今は選挙に勝つためだけの政党の離合集散が目立つようです。
    政治を志す人間は、自己の利害損得を顧みない高邁な理想を持つべきなのでしょうが、これ小生のかなわぬ夢でしょうかねえ。

  • >>No. 167

    経済大国より文化大国を目指すという政党が我が国に一つくらいあってもいい気がします。
    つまりこの政党は、経済成長より文化の進歩(思いやる人の増加、イジメの減少、自然を愛する人の増加等)を目的とする政党です。
    あ、typさんもどちらかと言うと、こんな政党が好みでは?

  • アベノミクスの時代に入ってから平均すると、年1パーセント程度の経済成長が続いているらしい。この成長率、高度成長期の日本に比べると凄く低いと感じられます。
    ところが例えば江戸時代260年間継続して年1パーセントの経済成長を続けたとすると、江戸260年で何とGDPは13倍以上になります。
    この成長経済は江戸時代の実際の経済成長ほぼゼロに比べると如何に凄まじい成長かが分かります。
    つまり低成長低成長と言いながら、我々が歴史的にまだまだ凄まじい経済成長時代にあるかが分かります。そんな中、我々の思考は歴史的には極めて稀有な成長を当然とするものになっていると言えるでしょう。また一人一人の現代人の持つ知識は生まれるまでよりも生まれてからの知識の方が多くなっていると言われており、この点でも現代が如何に特異な時代であるかが分かります。二十一世紀はこの歴史上極めて特異な状況に人が如何に対応するかが問われる時代となるでしょう。typさんのデザイナーベビーなどが如何に普及するかがそのいい指標になると思われます。

  • >>No. 150

    集団的無意識といいますか、人類というのは全てつながっていることを実感したという話が臨死体験をした人の話に出てきますね。
    また別の人は、臨時体験での人類一体感の体験から、利己的に生きてきた自分の人生を後悔したとも言っています。
    この様な体験からは、遺伝子操作をしてでも世界中の全ての人が等しく健康な身体と能力を持ち幸福な人生を送ることを願うのが人としてあるべきとの結論になるかも知れませんがね。

  • >>No. 137

    デザイナベビーに最も反対するのはヒンドゥー教徒でしょう。彼らは輪廻転生を信じ、現生の有り様は、前世の因果によるものと信じているので、その因果律を崩す遺伝子操作には最も強く反対すると思われます。
    仏教でも唯識派の教えでは、世界や人間の根源的存在を阿頼耶識とし、阿頼耶識の輪廻転生の如何によって世界や人間の有り様が決まるとしているため、人為的な遺伝子操作には反対の立場をとるでしょう。
    あ、typさんは元々宗教嫌いでしたねえ。
    ですが、現在の科学技術が行き詰まりを見せれば、中世のように宗教中心の時代にならないとは限らないでしょうねえ。

  • >>No. 134

    喧嘩は双方にとってマイナスのことが多いですが、勝ち負けだけについて言えば、後先考えた方が負け、考えない方が勝つのがお決まりです。この点金正恩よりトランプの方が後先考えず席を蹴ったということでしょうか。
    出生前検査について世論がtypさんに追いつくには最低10年はかかるでしょう。

  • >>No. 128

    米朝両国の事務方で決めていた合意案があったのに、国内スキャンダルに動揺するトランプの足元を見た金正恩が欲をかいて、ニョンビュンの廃棄だけによる経済制裁全面解除を勝ち取ろうとしたのだが、案に相違してトランプがこれを蹴ったため、決裂したというのが真相のような気がします。

  • 株価が実体経済だけてなく、人間心理や人間の抱く幻想によっても動くでしょう。
    トランプと金正恩も、互いの腹に幻想を持っていたらしい。その幻想が敗れたことが会談後の金正恩の不機嫌な表情に明らかに出ていた由。
    と言うか互いに抱いた幻想だけでなく、双方が国家を背に負っている以上、自身だけの思いだけで交渉出来るはずもないのですよね。
    特に金正恩はバックに核戦力を推進してきた強力な軍部があり、トランプは自身のスキャンダルん隠すためにも大統領再選を勝ちとらねばならず、そのためにも実害のない北鮮の非核化への明るい見通しを示したかったのでしょうが、見込みが外れたということでしょう。

  • >>No. 110

    辺野古反対が過半数になった場合、独立への願望を持つ人がかなり出ることは確かでしょう。ただ民族を統合する最強のものはやはり言葉なんですよねえ。独立へ踏み出すにはハードルが高いでしょう。
    脳にICチップを埋め込んだ人が死んでICチップだけが生きていた場合ですが、単純に考えればその人は死んだことになるでしょうが、ICチップが脳細胞と不可分に絡んでいた場合、脳死の判定は極めて難しいでしょう。
    それとICチップなどのAIが人と最も異なるのはAIは人と違ってどんなに使っても疲れないのですよね。この点が最初に元々の人体との間で不適合を起こすのではないかと思われます。

  • 例えば所謂仕事をせずに株の売り買いの儲けで暮らしている人がいるとします。ある人は倫理面からこのような生き方を非難し、別の人はそれを肯定するでしょう。
    人が生きる方の究極の選択基準はその人それぞれの倫理観で決まるわけです。
    ところがこの倫理観或いは哲学と言ってもいいでしょうが、昨今の技術の急速な進歩でこれが根本的に見直しを迫られると思われます。
    一つは既にtypさんと既に議論したことのあるデザイナベビーなど生命科学の人体への応用ですが、もう一つ大きいのはAIの進歩によるICチップの人体への埋め込みや人造臓器埋め込みなどの人体改造などが出て来るでしょう。特に例えば記憶装置としてのICチップの脳への埋め込みなどは各個人の人格に関わってくるものだけに大変な議論しを巻き起こすと思われます。
    21世紀後半は世人の予想に反して?倫理学哲学の時代になるのかも知れませんねえ。

  • >>No. 107

    地質学はいわば歴史科学で、物理学や化学のような数式などで表せるpure science純粋科学と違いどうしても曖昧さが伴います。そのため大学でも地質学は理工系の中ではあくまでも傍流で、そのため地震予知でも地球物理学が中心になって来ました。
    ところが東日本大震災を予知できなかった地球物理学に対して、東日本大震災のような過去の巨大地震が沿岸部の地質の中に明確に刻まれていることが分かったため、今地質学の大切さが認識されているところのようです。
    いわば、曖昧なことと真理でないということは違うということでしょう。

  • >>No. 101

    古来、地震雷火事親父と言いますから。あ、最近は親父より母ちゃんかな?
    このスレで色々細部議論されているようですが、細部議論を積み重ねても全体を見渡せることにはならないかも知れませんねえ。
    例えばロシア。日本人にはロシアが太平洋戦争の末期のドサクサに中立条約を破棄して日本支配域に侵攻、北方領土をかすめとったことが頭から離れないわけです。ところが、ロシア革命でロシアが混乱時、日本軍はシベリアへ何の大義もない出兵をし、凄い迷惑をかけているわけです。ところが殆どの日本人の頭にはそれがない。
    言いたいのは、日露間の問題は、こうした歴史的大局に立って両国の指導者同士が国民向けある種のハッタリ?もかけながら結論へ導くしかないと思われることです。

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