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WDBココ(株)【7079】の掲示板 2022/02/10〜

 コメントいただきありがとうござます。ただ、私も昨日親会社の決算発表もよく読んで、どうしても子会社の少数株主への意識が欠如しているとしか思えないようにようになりました。以下説明します。
 先行投資とは、この会社の投入材はもちろん人材ですから、その人たちに向けた賃上げです(売上原価の労務費↑)。これは人材確保と流出防止につながる。労働集約型ビジネスは数が勝負ですから、人が増えれば売上を積んでいける。また、DXへの投資は、人的資源の効率化を進めるので、原価上昇を抑制する方向へ働き、利益を確保していくと思います。だから、ただ単にこの減益であれば、趣旨は理解できるし、ホールドしてもいいと思えました。
 しかし、親会社の説明資料を見てわかることは、ココのプラットフォームが既に稼働開始しているということ。この点、ココからは何も説明がない。何より問題だと思ったのは、「中長期計画2024」の18ページのCRO部分で、これを見ると、今期の営業利益15億円(もちろん連結なのでココはその一部)を回復するのは2027年3月期、つまり3年後。しかもそれ以降も、利益はたったの2億円しか毎年増えていかない想定。たった2年前に立てられた計画では、2027年期の営業利益の想定は36億ですよ、この2年で見通しを半分以下に引き下げました。ココはこの中期計画の一端を担う子会社ですが、この点について何ら言及がない。利益を引き下げる一方で、自社サービスの価格を上げる努力はするのでしょうか?
 もちろん、蓋を開けてみれば、今期も2桁売り上げ成長率、利益もギリギリ増益でした、となるかもしれない。しかし、それを今の時点で想定するのは「藁にもすがる思い」でしかない。
 親会社のWDBも今日時価総額を大きく失いましたが、まだ配当利回りのサポートがあるので、底が見えています。全く事情の異なるココも、親会社の方針で利益をごっそり減益するのは少数株主軽視でしょう。
 ココは配当バリューと言うには株価が高すぎる。流動性が低いからその対策を考えると言っていた件は、どこに行ったのでしょう。親会社の創設者に決裁をもとめたら「今そんなことを考える時期か」と一蹴されたのでしょうか。外資系の投資ファンドが16万株持っています。外国人がこの決算を見て買い増すとは思えず、時間をかけて売っていくのだと考えると、先が思いやられます。