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欧米 経済指標の掲示板

NY連銀製造業景況指数、6カ月連続の縮小圏-予想に反して悪化
2024年5月15日
米ニューヨーク州では5月も製造業の活動が縮小した。ニューヨーク連銀製造業景況指数は6カ月連続で縮小圏にとどまった。

キーポイント
5月のニューヨーク連銀製造業景況指数はマイナス15.6に低下
エコノミスト予想の中央値はマイナス10
前月はマイナス14.3
指数はゼロが活動の拡大と縮小の境目
  同指数はここ2年余りにわたり、月間ベースで大きく変動する傾向にある。ここ最近の数値は、投入価格の上昇で米製造業セクターが苦戦していることを示す他の統計と整合する。

  ニューヨーク連銀の経済調査アドバイザー、リチャード・ダイツ氏は
「ニューヨーク州の製造業は5月もさえない状況が続いた。活動と受注の落ち込みが続いている。労働市場の状態も弱く、雇用者数と就業時間の両方が落ち込んだ」と発表文の中で説明した。

  仕入れ価格指数は5.4ポイント下げて28.3。販売価格指数は2.8ポイント低下し14.1。6カ月先の仕入れ価格見通しは上昇した。

  新規受注はマイナス16.5でほぼ変わらず。雇用者数の指数は7カ月連続で縮小圏。出荷の縮小ペースは減速した。

  6カ月先の景況見通しは今年最低を更新。回答者の約4分の1が状況が悪化するとみている。設備投資の見通しは1年ぶりに低水準だった。