音楽業界で「深刻な問題」(榎本さん)とされているのが「ストリーミング詐欺」だ。音楽市場をゆがめかねない動きだ。
榎本さんによると、その手口はこうだ。
まずは、AIを使って大量に生成した楽曲を様々な配信サービスに次々と供給する。それを「bot(ボット)」と呼ばれる自動プログラムで繰り返し、大量に再生させる――。
ユーザーが定額を支払って楽しむ音楽配信サービスは、会費などの収益を、主に曲の再生回数に応じて分配する。
そのため、AI生成曲を供給した者にも利益が行き渡ることで、人間の作り手の受け取り分が結果的に減ってしまう、というのだ。
「苦労して楽曲をつくった人間から、AIで楽曲を大量生産する人が利益を奪い取っている構図だ」
さらに「サービス内のアルゴリズムを狂わせて、消費者へのおすすめ機能をゆがめる問題もある」という。
Spotifyは昨年9月、「有害なAIコンテンツによってユーザーの体験の質が低下し、楽曲利用の対価が悪質な業者に流れている」と指摘。7500万曲以上の「スパム(迷惑な)楽曲」を削除したと発表した。(河村能宏)
ただでさえ音楽界隈のアーティストの質の低下が著しいのにYouTubeも対策せなめちゃくちゃやで。
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