2025年３月期 第３四半期決算短信の要約
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当第３四半期累計期間は、投資損益の大幅な改善により業績が回復しました。売上高は6.0%増の5兆3,026億円、投資利益は2兆1,700億円を計上し、親会社の所有者に帰属する純利益は6,362億円となりました。アリババ株式とTモバイル株式の投資利益が寄与し、財務体質も改善しています。一方で、今後の見通しは不透明であり、引き続き投資環境の変化に注視が必要です。
主な事業セグメント
ソフトバンクグループ㈱は、主に持株会社投資事業、ソフトバンク・ビジョン・ファンド事業、ソフトバンク事業、アーム事業を展開しています。持株会社投資事業では戦略的投資を行い、SVF事業ではテクノロジー分野への投資、ソフトバンク事業では通信サービスの提供、アーム事業ではマイクロプロセッサーのIPのデザインなどを行っています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当第３四半期累計期間の売上高は前年同期比6.0%増の5兆3,026億円となりました。投資利益は2兆1,700億円(前年同期は5,389億円の損失)を計上し、主にアリババ株式とTモバイル株式の投資利益が寄与しました。税引前利益は1兆2,709億円(前年同期比1兆69億円改善)、親会社の所有者に帰属する純利益は6,362億円(前年同期比1兆949億円改善)となりました。投資損益の大幅な改善が業績回復の主因となっています。
貸借対照表の変化
資産合計は前期末比0.7%増の47兆291億円となりました。SVFからの投資(FVTPL)は7,421億円増加し11兆7,566億円となった一方、投資有価証券は3,181億円減少し8兆7,438億円となりました。負債合計は前期末比3.1%減の32兆4,546億円、資本合計は10.1%増の14兆5,746億円となりました。親会社所有者帰属持分比率は26.0%(前期末23.9%)に上昇しています。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは1,492億円の収入となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは5,892億円の支出となり、主にソフトバンクグループ㈱および100％子会社による投資や、PayPay銀行の債券投資などによるものです。財務活動によるキャッシュ・フローは1兆2,753億円の支出となり、主にソフトバンクグループ㈱の社債のリファイナンス・新規発行、自己株式の取得、SVF1の外部投資家への分配・返還などによるものです。
今年度、来年度の業績見通しの変化
今期および来期の業績見通しについては、未確定な要素が多く、連結業績を見通すことが困難なため、予想の公表を控えています。
株主還元
配当金の総額は前期と同様に1株当たり年間44円(中間22円、期末22円)を予定しています。次期配当予想についても同額を予定しています。
注意事項
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