2025年6月期第3四半期 決算短信の要約
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アルバック社の当第3四半期累計期間は、売上高1,877億2,600万円(前年同期比1.4%増)、営業利益207億5,200万円(同1.7%増)と増収増益を達成しました。半導体関連需要は堅調ですが、一部投資の調整や遅延も見られ、通期予想は減収減益に修正されています。自己資本比率は57.2%に上昇し、財務基盤は引き続き安定しています。
主な事業セグメント
アルバック社の主な事業セグメントは、真空機器事業と真空応用事業です。真空機器事業では半導体・電子部品製造装置、ディスプレイ・エネルギー関連製造装置、コンポーネント、一般産業用装置を扱っています。真空応用事業では材料や表面分析機器関連などを扱っています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高が1,877億2,600万円(前年同期比1.4%増)、営業利益207億5,200万円(同1.7%増)、経常利益221億3,400万円(同8.1%増)となりました。親会社株主に帰属する四半期純利益は131億800万円(同1.4%減)でした。真空機器事業の売上高は前年同期比0.3%減、真空応用事業は8.6%増となっています。半導体関連の需要は堅調ですが、パワーデバイス投資の反動減や一部投資の遅延が見られました。
貸借対照表の変化
資産合計は前連結会計年度末比1.6%減の3,825億5,900万円となりました。主な変動として、現金及び預金が11.4%増加した一方、受取手形、売掛金及び契約資産が13.3%減少しました。負債合計は2.8%減の1,564億6,600万円、純資産合計は0.8%減の2,260億9,300万円となりました。自己資本比率は57.2%と、前連結会計年度末から0.5ポイント上昇しています。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは244億6,300万円の収入(前年同期比99.1%増)となりました。主な要因は税金等調整前四半期純利益や売上債権の減少です。投資活動によるキャッシュ・フローは84億3,400万円の支出(同41.9%減)、財務活動によるキャッシュ・フローは39億1,400万円の支出(同133.9%増)となりました。この結果、現金及び現金同等物の残高は前連結会計年度末比11.4%増の941億4,000万円となっています。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2025年6月期の連結業績予想が修正されました。売上高2,500億円(前期比4.3%減)、営業利益270億円(同9.3%減)、経常利益275億円(同7.7%減)、親会社株主に帰属する当期純利益170億円(同16.0%減)を見込んでいます。半導体需要の中長期的な拡大が期待される一方、短期的には一部投資の調整や遅延が影響しているものと考えられます。
株主還元
配当予想については、期末配当を1株当たり164円とする予想を据え置いています。前期の実績144円から20円の増配となる見込みです。
注意事項
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