2025年３月期 第３四半期決算短信の要約
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株式会社ソシオネクストの2025年3月期第3四半期決算は、売上高1,452.64億円(前年同期比14.4%減)、営業利益206.6億円(同26.1%減)と減収減益となりました。中国市場の需要減少が主因ですが、先端技術開発案件は増加しています。通期予想を下方修正しましたが、自己資本比率は79.7%に上昇し、財務基盤は強化されています。
主な事業セグメント
株式会社ソシオネクストは、ソリューションSoCビジネスモデルで開発するSoCを主とする単一セグメントの事業を展開しています。オートモーティブ、データセンター/ネットワーク分野を中心に大型商談を獲得し、先端技術開発に注力しています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当第3四半期連結累計期間の売上高は1,452.64億円(前年同期比14.4%減)、営業利益は206.6億円(同26.1%減)、経常利益は211.03億円(同28.0%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は164.74億円(同18.8%減)となりました。中国の5G基地局向け特需終了やデータセンター/ネットワーク分野での中国市場需要減少が影響し、製品売上が19.0%減少しました。一方、NRE売上は先端テクノロジー開発案件増加により9.2%増加しています。
貸借対照表の変化
総資産は前期末比9.8%減の1,686.22億円となりました。売上高減少に伴い売掛金と棚卸資産が減少しました。負債は前期末比38.6%減の342.48億円となり、買掛金や有償支給に係る負債が減少しました。純資産は前期末比2.6%増の1,343.74億円となり、自己資本比率は79.7%と9.6ポイント上昇しました。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは234.86億円の収入となり、前年同期比33.9%減少しました。投資活動によるキャッシュ・フローは97.22億円の支出で、前年同期比47.8%減少しました。財務活動によるキャッシュ・フローは138.82億円の支出となり、前年同期比105.7%増加しました。これは主に自己株式取得50億円によるものです。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2025年3月期通期の連結業績予想を下方修正しました。売上高を2,000億円から1,900億円へ、営業利益を270億円から240億円へ、経常利益を270億円から240億円へ、親会社株主に帰属する当期純利益を195億円から180億円へ修正しています。中国市場の通信機器需要低迷や顧客在庫調整長期化が要因とされています。
株主還元
2025年3月期の1株当たり年間配当金予想は50円で変更ありません。第2四半期末に25円の配当が実施され、期末配当予想も25円となっています。
注意事項
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