2025年9月期 第1四半期決算短信の要約
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株式会社アサカ理研の2025年9月期第1四半期決算は、売上高22.46億円(前年同期比19.3%増)、営業利益1.68億円(同187.0%増)と大幅な増収増益となりました。貴金属事業が好調で、金・銅相場上昇も寄与しています。通期予想に対しても順調に進捗しており、今後の業績拡大が期待されます。一方で、借入金増加による財務体質の変化には注意が必要です。
主な事業セグメント
株式会社アサカ理研の主な事業セグメントは、貴金属事業、環境事業、システム事業です。貴金属事業では貴金属のリサイクルや精製、環境事業では銅などの非鉄金属のリサイクル、システム事業では品質管理システムの開発・販売を行っています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当第1四半期の連結業績は、売上高22.46億円(前年同期比19.3%増)、営業利益1.68億円(同187.0%増)、経常利益1.15億円(同121.7%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益9,500万円(同152.2%増)となりました。電子部品需要低下の影響はあるものの、新規取引先の増加により貴金属取扱数量は前年同期並みを維持。金・銅相場上昇も寄与し増収増益となりました。貴金属事業の売上高は18.93億円(同19.8%増)、セグメント利益は8,400万円(同45.2%増)と好調でした。
貸借対照表の変化
資産合計は前期末比21.35億円増の106.79億円となりました。主な要因は、現金及び預金が13.38億円、棚卸資産が3.73億円増加したことです。負債合計は20.75億円増の59.69億円となり、主に借入金が17.49億円増加しました。純資産は5,900万円増の47.09億円となりました。自己資本比率は前期末の54.0%から43.7%に低下しています。
キャッシュフローの変化
当第1四半期のキャッシュ・フロー計算書は作成されていませんが、現金及び預金が前期末比13.38億円増加し28.56億円となっています。また、有形固定資産の取得による支出が増加していることが推測されます。借入金の増加17.49億円により、財務活動によるキャッシュ・フローはプラスとなったと考えられます。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2025年9月期の通期連結業績予想は、売上高92.3億円(前期比15.8%増)、営業利益4.4億円(同49.9%増)、経常利益2.9億円(同8.6%増)、親会社株主に帰属する当期純利益2.2億円(同40.8%減)を見込んでいます。第1四半期の実績は計画通り順調に進捗しており、現時点で業績予想の修正はありません。
株主還元
2025年9月期の配当予想は、中間配当0円、期末配当8円の年間8円を予定しています。これは前期と同額の配当維持となります。直近に公表されている配当予想からの修正はありません。
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