2024年12月期決算短信の要約
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ヒューリック株式会社の2024年12月期連結業績は、売上高5,916.15億円(前期比32.5%増)、経常利益1,543.29億円(同12.2%増)と大幅な増収増益を達成しました。不動産賃貸収入の安定的な推移と販売用不動産の好調な売上が業績を牽引し、経常利益は期初予想を103億円上回る結果となりました。
主な事業セグメント
ヒューリック株式会社の主な事業セグメントは、不動産事業、保険事業、ホテル・旅館事業です。不動産事業が中核で、東京23区を中心に約250件の賃貸物件を保有・運営しています。保険事業では保険代理店業務を、ホテル・旅館事業ではホテルや旅館の運営を行っています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
2024年12月期の連結業績は、売上高が5,916.15億円(前期比32.5%増)、営業利益が1,633.6億円(同11.7%増)、経常利益が1,543.29億円(同12.2%増)、親会社株主に帰属する当期純利益が1,023.41億円(同8.1%増)となりました。不動産賃貸収入の安定的な推移と販売用不動産の売上増加が業績向上に寄与しています。特に、経常利益は期初予想を103億円上回る結果となりました。
貸借対照表の変化
貸借対照表では、総資産が3.05兆円(前期末比22.9%増)、純資産が8,563.44億円(同11.3%増)となりました。主な変動として、販売用不動産が918.72億円増加(34.9%増)、土地が885.58億円増加(6.7%増)、のれんが1,129.96億円増加(2714.1%増)、投資有価証券が920.23億円増加(28.0%増)しています。自己資本比率は27.3%となり、前期末の30.8%から低下しています。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは3,533.88億円の収入(前期比30.5%増)となり、主に不動産賃貸収入と販売用不動産の売却によるものです。投資活動によるキャッシュ・フローは6,020.2億円の支出(同101.8%増)で、主に物件の取得や開発によるものです。財務活動によるキャッシュ・フローは3,005.89億円の収入(前期は280.24億円の支出)となり、主に借入金の増加によるものです。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2025年12月期の連結業績予想は、営業利益1,780億円(前期比8.9%増)、経常利益1,640億円(同6.2%増)、親会社株主に帰属する当期純利益1,080億円(同5.5%増)を見込んでいます。売上高予想は、物件売買の成否が経済情勢や不動産市況に大きく影響を受けるため、現時点では開示されていません。
株主還元
2024年12月期の年間配当金は1株当たり54円(中間配当26円、期末配当28円)となり、前期比4円の増配となりました。2025年12月期の配当予想は年間57円(中間配当28.5円、期末配当28.5円)で、さらなる増配が計画されています。
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