(株)日清製粉グループ本社の決算情報

日清製粉グループは、製粉事業、食品事業、中食・惣菜事業を主な事業セグメントとしています。その他、エンジニアリング、メッシュクロス、荷役・保管事業等も展開しています。

当第３四半期連結累計期間の業績は、売上高が6,474億4,100万円（前年同期比99.5％）となりました。利益面では、海外製粉事業は堅調でしたが、原材料費や輸送費、労務費等のコスト上昇が継続し、営業利益は394億7,000万円（前年同期比94.2％）、経常利益は419億4,000万円（前年同期比96.8％）となりました。親会社株主に帰属する四半期純利益は、投資有価証券売却益の計上により305億3,800万円（前年同期比103.5％）となりました。

資産合計は8,296億3,400万円（前期末比0.4％増）となりました。負債合計は3,014億6,100万円（同2.9％減）、純資産合計は5,281億7,300万円（同2.3％増）となりました。自己資本比率は61.5％と、前期末の60.5％から1.0ポイント上昇しています。

営業活動、投資活動、財務活動によるキャッシュ・フローの詳細な数値は記載されていませんが、流動資産は3,687億5,000万円で前期末比1.0％増加し、固定資産は4,608億8,400万円で前期末比0.2％減少しています。短期借入金の減少等により流動負債が減少し、財務体質の改善が見られます。

2025年3月期の通期連結業績予想は、売上高8,700億円（前期比101.4％）、営業利益510億円（同106.7％）、経常利益530億円（同106.0％）、親会社株主に帰属する当期純利益390億円（同122.9％）と、前回公表値から変更はありません。増収増益を見込んでおり、特に純利益の大幅な伸びが予想されています。

2025年3月期の年間配当金は1株当たり55円（前期より10円増額）を予定しています。これにより実質的に12期連続の増配となる見込みです。配当性向は連結ベースで41.9％、非経常的な特殊要因を除くと47.2％となる予定です。