日経平均は１８２円程度高、上値は重いものの堅調推移＝１４日前場

　１４日午前１０時６分すぎの日経平均株価は、前日比１８２円程度高い３万８３６１円前後で推移する。きのう１３日は、取引終了にかけて下げ渋る動きをみせていたことを受け、買いが先行。午前９時２２分には、同２９８円２２銭高の３万８４７７円６８銭を付けている。ただ、買い手がかりに乏しいことから、上値は重いものの、堅調に推移する。現地１３日の米国市場では、ＮＹダウが９日ぶりに反落した一方、ナスダック総合指数は反発するなど、まちまち。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、１３日の大阪取引所清算値比６５円高の３万８１８５円だった。

　業種別では、３３業種のうち２０業種が上昇、１３業種が下落している。ＴＯＰＰＡＮ <7911> 、任天堂 <7974> などのその他製品株や、ＯＬＣ <4661> 、リクルートＨ <6098> などのサービス株が上昇。デンソー <6902> 、トヨタ <7203> などの輸送用機器株や、ＩＮＰＥＸ <1605> 、石油資源 <1662> などの鉱業株も高い。郵船 <9101> 、川崎汽 <9107> などの海運株や、日本製鉄 <5401> 、ＪＦＥＨＤ <5411> などの鉄鋼株も堅調。アドバンテス <6857> 、キーエンス <6861> などの電気機器株や、ネクソン <3659> 、ソフバンＧ <9984> などの情報通信株もしっかり。一方、ＳＯＭＰＯＨ <8630> 、東京海上 <8766> などの保険株や、ＦＰＧ <7148> 、大和証Ｇ <8601> などの証券商品先物株が下げている。

　個別では、オプトラン <6235> 、サワイＧＨＤ <4887> 、古河電工 <5801> 、日シス技術 <4323> 、三菱紙 <3864> などが上昇。半面、ＫＩスター不 <3465> 、スクエニＨＤ <9684> 、バルカー <7995> 、イトーキ <7972> 、東洋炭素 <5310> などが下落している。

　東京外国為替市場は午前１０時６分時点で、１ドル＝１５６円台の前半（１３日は１５５円８８－８９銭）、１ユーロ＝１６８円台の半ば（同１６７円９７銭－１６８円０１銭）で取引されている。

提供：ウエルスアドバイザー社