前場コメント No.6 ブレインズ、ヤーマン、信越化、みずほ、SCAT、MacbeeP

3/15 11:31 配信

トレーダーズ・ウェブ

★9:16  ブレインズテクノロジー-買い気配 上期累計営業黒字転換 営業体制の強化などが寄与
 ブレインズテクノロジー<4075>が買い気配。同社は14日、24.7期2Q累計(8-1月)の連結営業損益は2100万円の黒字(前年同期は4200万円の赤字)だったと発表した。

 Impulse、Neuron ESに関する新たな顧客創出や、各製品の機能強化に注力した。ほか、他社との製品連携や共同実証実験を行うなどのアライアンス強化や、製品の販売力向上に向けた営業体制の強化も寄与した。

★9:18  ヤーマン-急落 通期営業益を下方修正 3Q累計は68%減
 ヤーマン<6630>が急落。同社は14日、24.4期通期の連結営業利益予想を従来の65.0億円から16.6億円(前期比72.9%減)に下方修正すると発表した。

 これまで好調に推移してきた中国国内での販売が、ALPS処理水の問題に端を発した日本製品の買い控えや、他メーカーのRF搭載美容機器の安売りにより想定以上の落ち込みとなった。国内において、シェーバー・ヘアケアといった新カテゴリなどの投資が先行していることも響く。

 24.4期3Q累計(4-12月)の連結営業利益は18.5億円(前年同期比67.6%減)だった。期末配当予想については、従来の4.25円から4.75円(前期末は8.75円)に引き上げた。

 なお、株価は今期見通しの下方修正を受けて売りが優勢となっている。

★9:31  信越化学工業-大和が目標株価を引き上げ 依然アップサイドに期待
 信越化学工業<4063>が反発。大和証券では、依然アップサイドに期待。投資判断は「2(アウトパフォーム)」を継続、目標株価は5140円→7300円に引き上げた。

 FY23通期の営業利益は7330億円(Y/Y27%減)を予想、会社計画を 330億円上回ると予想している。Y/Y減益額 2652億円のうち2123億円が生活環境の減益分で、PVCの市況悪化が響く見通し。電子材料はY/Y174億円減となるが、3Qの在庫評価損と通期の償却負担増(Y/Y82億円増)が理由という。シリコンウェハーは顧客の在庫調整局面でも製品値上げとコスト抑制で利益水準を維持するとコメント。来期FY24は営業利益8100億円(Y/Y11%増、同770億円増)を予想している。

★9:34  みずほFG-5日ぶり反発 日銀、来週会合においてマイナス金利解除で調整=時事
 みずほフィナンシャルグループ<8411>が5日ぶり反発。時事通信は14日、日銀が来週18から19日かけてに開く金融政策決定会合で、マイナス金利政策を解除する方向で調整に入ったと報じた。

 記事によれば、2024年春闘で大企業を中心に昨年を大幅に上回る賃上げ回答が相次ぎ、2%の物価上昇目標の持続的実現の確度が高まったとの見方を強めているようだ。連合が15日に発表する回答の第1回集計結果を確認した上で最終判断するとしている。
 
 マイナス金利解除への期待から銀行株に買いが入っており、三井住友フィナンシャルグループ<8316>、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>、コンコルディア・フィナンシャルグループ<7186>なども高い。

★9:36  SCAT-大幅安 株主優待を廃止し配当に集約 増配も発表
 SCAT<3974>が大幅安。同社は28日、株主優待制度を廃止することを決定したと発表した。株主平等の原則という観点から、今年度より株主優待制度を廃止し、全ての株主に対し配当による直接的な利益還元の増額に努めるとしている。

 併せて24.10期の年間配当予想を9.5円から12円(前期末は10.5円)に上方修正すると発表した。

 同社は従来、毎年10月末現在の一単元(100株)以上保有の株主を対象に、100株以上300株未満保有の株主にクオカード500円相当分を、300株以上保有の場合クオカード1000円分を贈呈していた。

 株価は優待の廃止を嫌気した売りが優勢となっている。

★9:36  SCAT-大幅安 1Q営業益7%増も株主優待制度の廃止を嫌気
 SCAT<3974>が大幅安。同社は14日、24.10期1Q(11-1月)の連結営業利益は4400万円(前年同期比7.2%増)だったと発表した。

主力の美容ICT事業において、IT導入補助金採択ユーザーの納品が順調に推移したほか、サロン集客支援サービスの拡充、提携各社のノウハウを集積したアライアンスの拡充も寄与した。
 
 なお、株価は同日発表された株主優待制度の廃止を嫌気した売りが優勢となっている。

★9:38  Macbee-大幅安 通期営業益を上方修正も利益確定の売り
 Macbee Planet<7095>が大幅安。同社は14日、24.4期の連結営業利益予想を従来の37.0億円から41.0億円(前期比89.6%増)に上方修正すると発表した。グループ会社のMAVELや、All Adsがシナジー効果により、前年比で大きく成長したことが寄与した。

 3Q累計の連結営業利益は31.9億円(前年同期比2.1倍)となった。

 LTVマーケティング事業において、前連結会計年度末に新規連結したネットマーケティング(現社名:All Ads)の業績寄与や既存案件の拡大、新規案件の受注が堅調に推移したことに加え、独自のデータ取得技術を活用した施策も奏功した。
 
 なお株価は利益確定の売りが優勢となっている。

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最終更新:3/15(金) 11:31

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