大林組 <1802> が反発し、昨年来高値を更新した。モルガン・スタンレーMUFG証券が投資判断を引き上げている。
スーパーゼネコンの同社について、モルガンMUFG証は7日付リポートで配当政策の見直しを評価。レーティングを中立の「イコールウエート」から強気の「オーバーウエート」に変更した。
同社は直近、配当の目安となるDOE(自己資本配当率)について、従来の3%程度から5%に引き上げた。それに伴い今3月期配当予想を増額している。
モルガンMUFG証は、大幅増配に関しては株価にある程度織り込まれたと指摘する一方、来期以降の業績改善局面で追加の還元強化期待が生じるとみている。目標株価を従来の1250円から2200円へ変更した。
大林組の株価は前日比4.7%高の1826.5円まで上昇。1989年末以来の水準に相当する。
また、この日は大成建設 <1801> や清水建設 <1803> 、鹿島 <1812> といった他のスーパーゼネコンにも買いが広がっている。
8日の終値は、前日比56円高の1801円。
提供:ウエルスアドバイザー社
ウエルスアドバイザー
最終更新:3/8(金) 15:39
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