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思えば最近ニュースでよく見る麹もコウジカビというカビの一種であり、この微生物の力で味噌や醤油や日本酒が作られているわけで、味わい深い日本の食文化を支えているのはまさにカビであると言えます。 カビ由来の医薬でいえば一番有名なのは1928年に英国のアレキサンダー・フレミングが青カビから抽出した抗生物質「ペニシリン」で、これまでに膨大な数の人命を救ってきました。そして1973年に遠藤章氏(現・東京農工大学特別栄誉教授)が青カビから発見したコレステロール低下薬「スタチン」も心臓疾患の死亡率を大きく引き下げ数百万人の命を救ったと言われ、発見者の功績はもちろんですが、こうしてみると地球上にいる生物でカビほど人間の命を助けてくれた生物はそう居るまいと思えます。 そして遠藤教授のカビの研究を引き継いで急性期脳梗塞の治療薬候補TMS-007を開発したのが、同じ東京農工大学のご存じ蓮見惠司教授(現・株式会社ティムス常勤取締役)。実用化されればこれも多くの人命を救う薬となり、ますますカビ様には頭が上がらなくなる未来に期待します。
10数年前に自治会OB会でコレ…
2024/04/24 08:38
10数年前に自治会OB会でコレステロールの話になった時、ある人が同じことを言っていました。 「私は反対に食べたい物を食べる為には薬は一生飲んでも構わないというタイプです」 それぞれの考えで、どちらが正しいということはないでしょう。 食事の楽しみが少なくなるのも人生にとって損失ですから。 私は一生飲み続けなければいけない薬は飲みたくない、副作用も気になるし、そのためには食事制限してもいいと言う人。 中性脂肪は運動をすれば簡単に下がりますね。 コレステロールの薬をやめたらどうなるのでしょう? 医師はOKを出さないでしょう。