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人気テーマ・ベスト10 1 エヌビディア関連 2 データセンター 3 半導体 4 人工知能 5 ペロブスカイト太陽電池 6 金利上昇メリット 7 生成AI 8 JPX日経400 9 半導体製造装置 10 電力会社 みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「iPS細胞」が15位にランクインしている。 ここ最近はグロース市場の低迷もあってバイオ関連株からの人気離散が顕著だが、業績面はともかく株式需給面では枯れ切った銘柄が多く、きょうは短期筋の物色の矛先が向かうなか総花的な株価動兆がみられる。バイオ関連株の人気をつかさどるテーマとして常に注目されるのが「再生医療」だ。そして再生医療分野では、京都大学教授の山中伸弥氏のノーベル生理学・医学賞受賞で沸いた「iPS細胞」が重要なテーマ性を有している。 iPS細胞は万能細胞の一種で、幹細胞と同様に増殖して各種の細胞へと分化することが可能であり、山中教授らがマウスの体細胞に初期化因子とよばれる数種類の遺伝子を導入することにより世界で初めて作製に成功した経緯がある。企業では住友ファーマ<4506.T>が先駆的存在で株式市場でも注目度が高い。また、同社と連携する再生医薬品バイオベンチャーではヘリオス<4593.T>が挙げられる。 このほか、昨年6月に東証グロース市場に新規上場したニューフェイスで、iPS細胞由来の心筋細胞シートの開発を手掛ける大阪大学発のバイオベンチャーがクオリプス<4894.T>。一部メディアが同社の心 筋シートについて、「早ければ6月にも厚生労働省に販売承認を申請する」と報じたことで目先急速人気化した。前日に1本値で値幅制限いっぱいに買われたが、きょうも大量の買い注文を呼び込み、商いが成立しないままストップ高水準でカイ気配に張り付いている。 直近では、大阪大学の関口清俊教授らが、筋肉のもとになる幹細胞をヒトのiPS細胞から効率良く作る手法を開発したと日本経済新聞が報じており、これもマーケットの視線を集め、バイオベンチャーの一角の株価刺激材料となっているもようだ。 iPS細胞の関連銘柄としては他に富士フイルムホールディングス<4901.T>、タカラバイオ<4974.T>、アイロムグループ<2372.T>、サンバイオ<4592.T>、セルシード<7776.T> 、リプロセル<4978.T>、ケイファーマ<4896.T>などがある。 出所:MINKABU PRESS
決算ランキング(2)オービック…
2024/05/29 07:00
決算ランキング(2)オービック首位 知財フル活用 前期の売上高純利益率 ゲーム、高い採算性 日本経済新聞 朝刊 投資情報 (16ページ) 2024/5/29 2:00 2024年3月期の売上高純利益率をランキングしたところ、首位はオービックだった。会計や人事、販売などの業務データを一元管理できる主力の統合基幹業務システム(ERP)で多くの特許技術を取得している。こうした知的財産(IP)を製品の付加価値や競争力の源泉につなげて、稼ぐ力を高めている。 日経500種平均株価採用銘柄の3月期決算企業のうち、金融や変則決算などを除く約330社を集計した。売上高純利益率は採算性を示し、純利益を売上高で割って求める。自己資本利益率(ROE)を左右する重要な要素の一つだ。ROEで米国企業に引き離されているのは純利益率での差が大きく、投資家の関心が高い。 オービックの純利益率は52%で、前の期に続き5割を超えて高い水準を保った。顧客の業種や商習慣に合わせたきめ細やかなプログラムの特許出願に力を入れ、24年3月末時点の出願数は累計で約1800件と1年前に比べ2割増えた。こうしたノウハウで製品の使い勝手を高めて顧客の支持を獲得。効率よく契約を伸ばし稼ぐ力を高めている。 オービックの従業員数は10年以上2000人前後で横ばいにとどまっているが、24年3月期の連結純利益は580億円と前の期に比べ16%増えた。12年連続で最高益を更新した。24年4月末の株価は12年12月末に比べて約12倍に上昇している。