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No.436
東京電力グループと中部電力 …
2024/05/17 06:36
東京電力グループと中部電力 <9502> が折半出資する発電会社JERA(東京)は16日、2035年度までの経営戦略を発表し、脱炭素化に向けて水素やアンモニアによる火力発電などに累計5兆円程度の投資を行うと発表した。燃焼時に二酸化炭素(CO2)が出ない水素やアンモニアは、石炭などの化石燃料に代わる次世代燃料として期待される。同社はアンモニア換算で700万トン程度の取扱量を目標に掲げた。
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No.222
ホンダは10日、米国ラスベガス…
2024/01/10 04:50
ホンダは10日、米国ラスベガスで開催中の世界最大級の家電IT見本市「CES」で、2026年からグローバル展開する新たな電気自動車(EV)「ホンダ0(ゼロ)シリーズ」のコンセプトモデルを世界初公開した。ゼロシリーズを含む次世代EVに採用する新しいホンダの「Hマーク」も初披露した。
ゼロシリーズは、26年の北米市場への投入を皮切りに、日本、欧州、東南アジアなど世界各地域で販売を予定。40年までに世界で販売する新車を全てEVか燃料電池車(FCV)にする目標を掲げるホンダにとって、EV展開の中核を担う世界戦略モデルとなる。
ホンダが報道関係者向けの発表会でお披露目したのは、セダンタイプの「SALOON(サルーン)」とミニバンタイプの「SPACE-HUB(スペース ハブ)」の2車種。サルーンは全高を低くしたスポーティーなスタイルが特徴で、ゼロシリーズの最上位モデルとなる。
ゼロシリーズでは、ハイブリッド車(HV)などで培った電動化や制御技術を駆使して「電費」性能を向上。バッテリー搭載量を減らすことで、従来の厚くて重いEVから脱却し「薄くて軽い」デザイン性に優れた次世代EVを目指す。
機能面では、EV普及のネックとなっている充電時間やバッテリー寿命の短さの改善を図る。20年代後半をめどに、充電率を15%から80%にするのに30分程度かかっている急速充電時間を15分以内に半減させるほか、使用開始から10年後のバッテリー劣化率10%以下を目指す。また、一定の条件下で一般道でハンズオフ(手放し)運転が利用できるよう自動運転機能の開発を進める。
日本株の再浮上のきっかけとして…
2024/05/22 12:20
日本株の再浮上のきっかけとしてオイルマネーに注目が集まる。サウジアラビアのムハンマド皇太子兼首相の来日は直前に延期が決まったが、サウジ株のETF(上場投資信託)の東証上場や液化水素供給網の強化といった金融・経済面での関係強化が進む見通し。関連銘柄をマークしたい。
<関連株のモンスターL急騰>
ムハンマド皇太子の訪日は父親のサルマン国王の体調不良を理由に先送りされたものの、改めて日程を調整する方向。岸田首相はサウジとの産業・金融協力の包括的な枠組みを構築する。
20日の株式市場では、モンスターラボホールディングス(モンスターL)<5255.T>の株価が思惑買いで急騰した。同社はサウジのIT企業Tonomus社と業務提携している。
今年1〜3月の日本株の大幅な上昇の一翼を担ったのが、中東の潤沢なオイルマネーとされている。ムハンマド皇太子の来日が、こうした資金の再始動のきっかけとなる可能性も指摘される。
<ゲームや水素関連をマーク>
また、サウジの政府系ファンドは任天堂<7974.T>などの日本のゲーム株に出資している。同社をはじめ、カプコン<9697.T>やコーエーテクモホールディングス<3635.T>、ネクソン<3659.T>、東映<9605.T>などが浮上する。キャプテン翼のゲームアプリでKLab<3656.T>、中東で人気の「ドラゴンボール」に関連するアカツキ<3932.T>も押さえておきたい。
経済の化石燃料依存からの脱却もサウジの課題だ。水素分野では、日揮ホールディングス<1963.T>や千代田化工建設<6366.T>、荏原<6361.T>などをマークしたい。
このほか、AnyMind Group(AMG)<5027.T>はサウジにオフィスを構え、企業のマーケティング支援事業を展開している。GSIクレオス<8101.T>は、高機能表面処理剤「ナノテクト」がサウジアラムコのプラント用締結部材向け表面処理として採用された。
[ 株式新聞ニュース/KABDAS−EXPRESS ]
提供:ウエルスアドバイザー社 (2024-05-21 16:00)