sinohara

ここで買うのは勇気がいるな

恐ろしい値動きだ。今回の相場は私の度胸が試された。

質の悪い鉄（腐った企業文化）で作ったタイタニック号。それがリコーか？
関連会社にしがみついているているほうがまずいでしょう。
１０年後のこの会社はひん死の状態だと思う。
その時、関連会社は整理されているでしょうから。
真面目に一生懸命、頑張っているのは美徳ではない。サービス残業のようなごまかしに過ぎない。それは無能な管理職とごまかしている点では同じ。飛び出す勇気と知恵。関連会社で得た知識をもとに、おのれの才覚で稼げ！

投資家はこんな会社で働く必要はないから、批判はしない。儲けさせてくれればよいのです。
スポンサーからひと言。

株を買うなら、どんな愚か者にも経営を任せられる優れた会社の株を買いたいと思うでしょう。ｌなぜならいつかは愚かな経営者が現れるからです。（バフェット）

追い出し部屋はおろかな経営者のもとで作られた。事業分野はまだまだよい市場です。成長可能性はある。

サムスンには一から事業を立ち上げるなんてことは出来っこない。だから、シャープからの買収を画策していたようだ。シャープの買収に失敗した場合でも技術情報を持つ社員を一本釣りだ。
うまみのある複写機事業をサムスンが諦めるはずがない。
サムスンが作れば、もっと顧客ニーズのあるものにするに違いない。
リコーの製品は品質第一だが、ユーザーフレンドリーだとはいえない。デジタル化指向を進めたが、顧客もデジタルだと考えている。教科書的な製品だ。デジタル化と使い勝手はイコールではない。人間の勉強が必要な企業である。私は「こんな製品はいらない」の筆頭にあげる。まともなインダストリアルデザイナーならほとんどが、そう評価する。長い間、儲かる事業分野にあぐらをかいていたためだ。技術も腐りかけている。

果たして、リコーに対抗戦略があるか。
どちらにしても、複写機事業は競争激化により「金のなる木」にはならなくなる。
だから、社員は大量に不用になる。
アベノミクスでも恩恵を受けない企業とみた。
改善を求む。

サムスンと提携したことで、日本の家電産業はマル裸になってしまう。技術優位はもう築けまい。技術者のモチベーション低下によって、日本の家電産業が技術を蓄積することに意味が見いだせなくなる。既存技術で儲けるだけになってしまう。そのうち賃仕事の産業になってしまう。その後、家電産業が埋没すればヤマダ電気も没落するだろう。
ヤマダ電気は家電産業の漁夫の利のうえでなりたっていた商売のであって、小売りの独自性はなにもない。連鎖的にサービス産業も低下は避けられない。日本の産業の没落のすべてのおおもとがシャープとサムスンの提携から始まる。これはもはや犯罪だ。

経営者不在です。なりゆきに任せているだけの経営。技術があってももうダメですね。コンペテーターを明確にできなくなってしまったら、社員はどう戦っていったらよいかわからない。企業の自立精神は大事です。サムスンと競争する意識があるから、社員はなんとかがんばれし、将来の希望もあるのですから。シャープよ、さようなら。

アベノミクスを効果あるものにするため、社員の賃上げをすべきだ。それぐらいは社会貢献をしてもいいでしょう。アベノミクスが失敗したときには大規模なリストラすれば帳尻が合う。ダメな社員も一掃できる。今、社員の給料を上げれば、ムードによって株価は少し上がる。

日経平均が3月まではどんどん上がるだろう。下がる要因の方が見つけにくいから。ゆえに、ここの株も3月までは安心して見ていられる。この空気があるうちに正しい戦略を打ち出してほしいと思う。すみやかな投資戦略を打ち出せば、ここも未来がある。

たぶん

ﾘｺｰ､ﾎﾜｲﾄﾎﾞｰﾄﾞの書き味を追求した会議用ﾃﾞｨｽﾌﾟﾚｲ開発
計画どおり売れても１５億円にしかならない。また、他の家電メーカーも同じようなものを出している。書き味で差別化になるかな。書き味で会議の質が上がるわけではない。たぶん、相当値引して売ることになる。販促費が大きくて、利益にはならない。当然株価にもプラスの影響はない。
もっとパンチの効いたものを考えてほしいものだ。

前から言われ続けているが、しぶとい。シブとい。醜い。
リコー破れて、瓦礫あり。瓦礫を踏み越えての出発だ。

円安になっても回復しない会社。数字合わせでは意味がない。利益の源泉が大事なんだなあ。