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投稿コメント一覧 (1コメント)

  • 今回の件、理想的な展開は株価を下げないまま立会外分売期間を迎え、充分な資金を調達した上で東証へ移行し、その後しっかり株価を上げていくという流れだったはず。

    既存ホルダーが優遇される上に、最速での財務強化・株価上昇に繋がる、これ以上ないやり方だったように思う。

    しかし移行前に株価を下げて枚数を確保したい個人や大口、意図が読み取れず利確あるいは狼狽売りしてしまう者により、最良のプランは既に崩れてしまった。


    おそらく東証移行は濃厚なので、将来的に株価は上がっていくだろう。来年3月から配当性向20%以上を掲げていることに加え、優待権利落日に発表を予告していることから、まだ大きなプラス材料が残っているように思われる。

    よって今後の展開で変わるのは誰が利を得るかと、その利幅と期間である。


    最初に記念優待を発表したのは既存ホルダーへの配慮。その後のIRや広報は、株価を上げることで立会外分売で調達できる資金を最大化するためのものだったはず。

    立会外分売と新株予約権行使のタイミングについては、できれば優待権利確定日に被せたかったのだと思うが、想定以上に株価の上昇スピードが早く、これ以上先送りすると値が上がりすぎて立会外分売が上手くいかない可能性が高まったため、やむなく今のタイミングになったのではないかと思われる。


    なんにせよ今回の一連のIR発表は、素晴らしいプランだったように私は思う。ただ物事はなかなか計画通りにはいかないというお手本のような結果だったようにも思う。

    これから利を得るのは既存ホルダーか、後から利を嗅ぎつけてきた個人や大口か、あるいはたまたま上手く潜り込んだイナゴになるのか、興味深く見守りたいと思う。

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