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投稿コメント一覧 (9コメント)

  • >>No. 893

    ありがとうございます。こちら今井先生の記事ですね。

    ただTBIでの有意差(p値)がどの程度だったのか知りたいのですが、まだ文献等にはなっていないようですがフォーラムなどで耳にされた方がいらっしゃればと思いまして。

    あるいはそのときのバラツキ(SD, SEなど。95%CIでも可)の情報だけでもあれば助かります。

  • >>No. 868

    TBIの有意差はどの程度だったのでしょうか。詳細データみれるようでしたら文献等教えてください。
    よろしくお願いします。

    >TBIであれだけの有意差をたたき出している以上、慢性期脳梗塞でも同様の効果が出ているとしか思いません。

  • そうですね、p2bの層別解析次第ではp3へ繋がる可能性はあると思います。
    ただその場合、新たに有効なのが分かった層(特定の被験者、投与条件など)でp2をやり直す可能性がありますが、これについては有効層の症例数が一定以上あれば、すっ飛ばす可能性もあるとみています。
    当局がどう判断するかです。

    ちなみにp1/2aとp2bには根本的な違いがいくつかあるので、p1/2aで有意ならp2bでも同じく出るとは一概に言えません。

    <p1/2aとp2bの解析上の違い>
    ①プラセボ(シャム)群の有無
    ②検定方法
    ③症例数

    ①について、p1/2aにはプラセボ群はなく全てSB623投与群です。そのため解析は投与前との比較になります(投与前 vs 6ヶ月、投与前 vs 12ヶ月など)。一方、p2bはSB623群とプラセボ群の比較となります(投与6ヶ月時点のSB623群 vs プラセボ群)。
    プラセボ群と比較して有意差を得るにはプラセボ効果を大きく超える成績を得る必要があるため、難易度が圧倒的に高くなります。しかし治験で真に効果があることを証明するにはプラセボ群との比較で有意差をつけることが求められます。

    ②は、p1/2aはFMMSの投与前(ベースライン)と投与後の数値自体を比較しているのに対し、p2bは投与前より10ポイント以上改善した割合をプラセボ群と比較するので解析法自体が違います。

    ③はご存知の通りp1/2aはn=18、p2bはn=163(組入時)でp2bの方が圧倒的に多く、高い精度の結果が得られやすくなります。

    つまり、残念ながら慢性での効果は当初の思うようには得られなかったが、芽がなくなったわけではないということです。

  • >>No. 353

    はい、私が5%と勘違いしてました(笑)
    すぐ投稿削除したつもりだったのですが申し訳ないです。
    1%だと、仰るように有意差なしになります。
    ただサンプルサイズの問題ではなかったと思っています。

    詳細結果は見たいですね。特にプラセボ(シャム)群の挙動が知りたいです。
    p1/2aやTBIの結果を踏まえると、p2bで何もいいところが見えなかったということはないと思うので、改善がみられた被験者の特徴や条件を掴んで次に繋げて欲しいです。切実に待ってる患者さんにいい報告してほしいです。

  • >>No. 274

    いえ、今回のp2bはしっかりとした症例数があるので、残念ですが確からしい結果と言えます。

    この場合の小サンプルかどうかは分子でなく、分母の大きさをみます。
    架空の例でいうと改善した1人、11人でなく、解析対象者の50人、100人が問題になり、この人数であれば十分な解析ができます。
    逆に改善率は同じでも分母を減らすと有意差は得られません。

    ちなみにp2bの解析はおそらくカイ二乗分布を利用した独立性検定というのをやってると思います(状況によりFisher's exact)。
    普通に母比率の差の検定でも近い結果にはなります。


    >私も先日の「有意差なし」の速報IRは、きわめて不十分な内容だと感じています。
    >解析委託先の外部機関には早く詳細な結果を出してほしいと思います。

    >治験の統計検定については、全く素人ですが、小サンプルでの比率の差で「有意差なし」は簡単に出てしまうような気がします。詳しい方、ご教示ください。
    >統計検定の手法はいろいろあるので、今回どのような手法が採用されているのかはわかりませんが、「比率の差の検定」では下記のような場合でも「有意差なし」となるようです。

    ><架空の例>10ポイント以上改善:投与群100人中11人(11%)だとして、対照群50人中1人(2%)だった場合。

    >小サンプルでの比率の違いの有意差はある意味で参考程度のものだと言えるので、「有効性」についての詳細データなしで速報するのは無謀なことだと思います。
    >そういえば、11月のTBIの「有意差あり」の速報後の詳細報告もまだですね。こちらも早く詳細な分析結果を出してほしいと思います。

  • >>No. 3093

    いや、なりません。
    この手の試験では必ず無作為割付という作業が行われます。
    この症例数であれば、その作業を経てた上で群間検定に影響が出るレベルの偏りが起きることはない。
    もしあるとすれば、実薬が想定を遥かに下回る効果しかないために僅かな偏りの影響を受けてしまう、という状態です。

    >もともと、正しい方法でリハビリさえすれば自然治癒力で治る可能性が
    >あった人を非投与群に沢山いれてしまったら、そりゃ有意差なしになる
    >でしょうって話です。

  • プラセボ(シャム)群に起きる改善を一般に「プラセボ効果」といい、
    プラセボ効果が大きいために実薬群の改善が霞み、解析すると有意差が得られないこと、
    これを医療統計では「効果がない」と言います。

    >投与群の改善数値が低かったというより、
    >プラセボ群の改善数値が意外に高かったのでは?
    >これは慢性期p1のですが2ヵ月の時点で10ポイント
    >超えたかと思ったら4ヵ月の時点では10ポイント下回り、
    >その後また10ポイントを超えてます。
    >これに関してはどう思いますか?

  • 違う。

    10ポイントに至らなかった事が問題なんじゃない。
    TBIよりも大多数の症例数で実施された試験で、統計学的にプラセボとの差が出なかったのが大問題。やばい。

    >2/1 IR確認しました。
    >新しい薬を開発するにあたり、治験して初めて判ることはあると思う。
    >IRにあるように10ポイントに至らなかった要因をあらいだして、
    >次の手を考えることは、開発の苦しみがあると思いますが、
    >これまでに治らなかった症状に挑戦し続けるサンバイオを、
    >私はホルダーを続けて応援する。

  • 全然そういう話ではないです。ましてや主要評価項目達成になりません。

    このデータはSB623投与群のみでのデータで、p2bで必要とされているのはプラセボ(シャム)群との群間有意差です。

    さらにこのデータは郡内でのWilcoxon検定ですがp2bではカイ二乗検定という独立性の検定でプラセボ(シャム)群との差が必要なので難易度が全く違います。

    つまり、グラフをみて「平均が10ポイント以上いってるからいけるんじゃね!?」などは関係がないのです。

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