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投稿コメント一覧 (1491コメント)

  • 【日刊スポーツの「任天堂婚」記事】

    日刊スポーツの記事では最後に次のように記してありました。

    ーーー引用ここから
    2人の結婚を受けて、SNSでは「『逃げ恥婚』じゃなくて、むしろ『任天堂婚』だ」などの声もあがっている。星野はもともとゲーム好きで、「ゼルダの伝説」シリーズなど任天堂作品の大ファンとしても知られている。
    ーーー引用ここまで

    その通りなのですが,ここで終わっているのがとてももったいないですね。株主視点ではあと一歩踏み込んで

    「同社が掲げる『関わるすべての人を笑顔にする』を最高の形で実現した2人の結婚は,まさに『Joy婚』と呼ぶにふさわしい」

    くらい書いてほしかったなぁ。広報からコメントを引き出したのはGJなのですが。

  • >>No. 328

    【せっかくのご縁なのでマジレスしますと】

    >任天堂が最前線の戦いから逃げた

    ソシャゲ・スマゲ全盛で任天堂が不振を極めていた6~7年ほど前でしたらこちらの板でそのテーマが語られることが良くありましたが,事実としては他社とのレッドオ―ションでの戦いから逃げたのではなく誰も土俵に上がれないブルーオーシャンを築いてきた,ということで大枠ホルダー諸氏の共通理解が得られているところかと思います。ご指摘のような視点でこちらで主張を続けられると頓珍漢な話になってしまうと思います。

    >海外はクオリティー重視で

    その「クオリティー」は「データ量の多さと描き込みや光の処理の緻密さ,そしてそれらを処理する速さ」で,誰でも思いつくポイントなので他者は皆さん勝手にレッドオーシャンでがんばっておられるようです。

    また,コンテンツを開発する力のないところは札束で殴り合って開発会社やIPホルダーを買収したりされたりで大変ご苦労されているようです。そういう意味での「最前線」には任天堂は加わっておりません。

    5年ほど前にも一度話題になりましたが,例えばミッキーマウスの映画で毛1本のたなびき方まで表現できるレベルになったら面白さが増すのだろうか,とか,「ちびまる子ちゃん」や「サザエさん」は3Dリアルでないからオワコンなのだろうか,とか,もっと根本的な部分から検証されることをお勧めします。

    任天堂にはかつて「枯れた技術の水平思考」を貫いた開発者がおりました。こういう思想のほうが,案外商売の「最前線」だったりしますよ。

  • >>No. 311

    【いえいえめっそうもない】

    私などまだまだヒマレベル低いザコです。6年もかけて掲示板に投稿した数はせいぜい1,400程度にすぎません。世の中には2年ちょっとでその倍近くのコメントを量産される猛者もいらっしゃいますので全く敵いません。

    ちなみに私の任天堂株主としての歴史も6年ほどです。どこかでどなたかが「ポケモンなどあるから15,000円かな」と予想されていらっしゃいましたが,その水準の株価であればまだ含み益がある状態ですのでご心配には及びません。

  • 【ちなみに】

    ブックオフではありませんが,似た業態のハードオフ(創業者の縁でロゴが似ていますが運営は別会社)にはネットモールというネットショップがありますのでちょっと検索してみました。

     HAC-001 ランクB 中古品 ハードオフ本庄店 39,600円
     HAC-001 ランクB 中古品 ハードオフ東越谷店 38,500円
     HAC-001 ランクB 中古品 ハードオフ甲府向町店 38,500円
     HAC-001 ランクB 中古品 ハードオフ東村山店 38,500円
     HAC-001 ランクA 中古品 ハードオフ函館昭和店 PRICE DOWN 37,400円
     HAC-001 ランクB 中古品 ハードオフ佐倉王子台店 33,000円
      *使用感あり,液晶傷あり

    「TVでも見られるやつ」でヒットするのはこのくらいでした。市場では傷のあるものでも新品価格以上の価値があるようです。黒ひげさんが目撃されたのは掘り出し物かもしれませんね★

  • >>No. 307

    【感謝!】

    黒ひげさんご報告ありがとうございます!

    そうですか,税込32,800円でしたか。ちなみにそれ中古品ですよね。

    短文派の皆さんの作法に慣れていないもので不躾な質問で恐縮ですが,「1台は新型TVでも見れるやつ」というのは,「1台は新型」であってそれが「TVでも見れるやつ」ということでしょうか。それとも,1台は「新型TV」でも見れるやつ(我々が知らない新型?)を目撃されたのでしょうか。

    情報から推察しますに,中古のSwitchで HAC-001 が3台と HAC-001(-01) が1台あり,いずれも税込み32,800円だった,ということかと解釈しましたがそれで合っておりますでしょうか。

    当社の HAC-001 は発売から5年目に突入する商品で新品の希望小売価格が32,978円です。それが中古品でもいまだに新品希望小売価格の99%を超える値札が付くということは,その人気が今だ衰えていない証であると考えられます。

    いやあ,大変心強いレポートをありがとうございました。

  • >>No. 301

    【06/29株主総会】

    来月の株主総会,楽しみですね。今年はちゃんと現地に出向いて,経営陣の皆さんや株主同志の皆さんと開発棟のあの会議室でお会いしたいです。

    イルミネーションの Chris Meledandri さんは同席されるのでしょうかね。せめてオンラインででもコメントを伺ってみたいです。

    むー,やっぱり3行で収めるのは無理だなぁ。

    さてさて,ファミコン探偵倶楽部の続きをやろう。

  • 【ちなみに】

    リングフィットアドベンチャーは,前期で738万本売って累計1,011万本まで行っているんですんね。世界中で1,000万セット以上も「リングコン」というハードが行きわたったことはとても大きいと思います。

    Wiiのときの体重計と違って様々なゲームに応用がききそうなだけに楽しみです。

  • 【冷やかしの皆さんは興味ないでしょうが】

    Switch本体の累計販売数量:8,459万台(20年3月末時点=5,577万台)

    ★以下カッコ内は20年3月末時点
    「マリオカート8 デラックス」の販売実績:3,539万本(2,477万本)
    「あつまれ どうぶつの森」の販売実績:3,263万本(1,177万本)
    「大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL」の販売実績:2,384万本(1,884万本)
    「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」の販売実績:2,228万本(1,741万本)
    「ポケットモンスター ソード・シールド」の販売実績:2,110万本(1,737万本)
    「スーパーマリオ オデッセイ」の販売実績:2,083万本(1,741万本)

    4年前に発売されたゲーム機だけでなく,4年前に発売されたゲームソフトもよく売れています。これが当社の強み。

    ゲーム機本体については製造コストが付いて回りますので,ある程度のコストダウンはできたとしてもたかが知れています。

    一方,4年前に作ったゲームを売るコストってどのくらいでしょう。当社の強みの1つはそこにあります。こういうタイミングであまり話題にならないのが不思議ですが。

  • 【聞かれたからには】

    Q:スイッチが次の3年さらに成長できると思う?
    A:思います。ゲーム機という物質的な部分でなく,プラットフォームとして。

    Q:2017-2018のゲーム機がたとえスペックアップして2022年に売れると思う?
    A:ある程度売れると思いますが,機械そのものの販売数ではなく普及した機械で遊ぶコンテンツの売れ行きのほうがより重要だと考えます。

    Q:誰も4年前のiPhoneなんて、10万円出して買わないだろ?
    A:これは同意しますが,4年前のゲーム機が1円も値引きせずに売れています。

    しかもiPhoneは現金一括で購入することは比較的稀でしょうがこのゲーム機にはかつて携帯キャリアにあったような通信料金抱き合わせプランや残クレ設定はありません。

    4年前のiPhoneの商品価値は低いでしょうが,それと互換性があるプラットフォームの旨味は大きいです。Switchもプラットフォーム。そういうことです。

  • 【おっと失礼】

    >独り歩きの意味わかってる?

    というご質問の趣旨がよく分かりませんが,言葉足らずでしたらすみません。超絶決算よりもその副作用である「減益予想」の部分がフォーカスされてディスられたり売り材料になったりするのでしょうね,ということです。

    個人的には,前期決算でいわゆる「コンセンサス」を超えて成果を出せたことを高く評価します。また「保守的」な今期見通しで営業利益5,000億をさらっと示せるようになるまで実績と自信がついたことも喜ばしいです。

    赤字が続いていた時に岩田社長が歯を食いしばって示した「任天堂らしい収益」(≒営業利益1,000億程度)が遠く見えていた数年前からは隔世の感があります。

    それに比べればこの先数日続くであろう多少の上げ下げなど誤差の範囲。

  • 【よくできました】

    増配。期末1410円。
    営業利益6406億円。

    よくできました。

    でもまぁ「減益予想」が独り歩きするんでしょうね。

  • 【見解】※長文失礼

    真摯な姿勢の文章に敬意を表し,昨晩の投稿の非礼をお詫びいたします。以下,当方の見解です。「たられば」の世界については検証のしようがありませんので平行線をたどるかと思いますがそこは仕方のないことですのでご容赦ください。

    まず「従来の株価動向」としてコロナ禍直前の株価動向を踏まえるならば,2020年初頭で3万円から4万円台で推移していましたので,その当時の織り込み材料とその後の商売の展開から推測するのが妥当かと思います。

    最近の任天堂の商売の評価については,大きく「Wiiに代表されるようなピークを持つビジネスであるはず」という立場と「Switch以降はプラットフォームを維持するビジネスに変化している」とする立場に分かれます。

    「3万円前後か、それ以下」であるという推測は前者を前提とした見解と推察します(文末の「売り切った」の表現からもその視点が読み取れます)。

    一方当方の見解は後者です。任天堂として永く使うプラットフォームの基盤を作りアカウントサービスも構築し直した上で,季節要因や個別のハード寿命に依存しない安定的な収益基盤を作ってきたと評価していますので,仮にコロナ禍がなかったとしてもその商売による収益で,現在と同等か,低く見積もっても株価5万円以上の価値はあるものと判断します。

    コロナ禍の「特需」の具体的な内容についても「そろそろピークアウトを迎えるはずだったものが延命された」とする意見と「需要の先食いでピークが前倒しになった」とする意見が多く聞かれますが,長期ホルダーの(というか少なくとも私の)見解はいずれでもなく「コロナ禍で顧客基盤の拡大が急速に前倒しされた」です。

    コロナ禍で特に話題になったのはどうぶつの森とリングフィットアドベンチャーです。両者ともコロナ禍がなければより穏やかな曲線で話題となり広まったであろうものが,状況の変化で急にその価値が広く認識されそれまで任天堂と縁が薄かった層からも求められることになった,という解釈です。

    どうぶつの森というソフト単体の視点で見れば確かに需要先食いの面もありますが,これによって任天堂IPに触れる層が拡大し,その層に任天堂エコシステムの住民票にあたるニンテンドーアカウントとその生活基盤たるSwitchを手にしてもらったことの意味は大きく,この先コロナが収束した後に向けた顧客基盤を整備できたことがここ1年の大きな成果だと判断しています。

    つまりホルダーが考える「特需」の中身は「それなしではもっと緩やかに普及が進むはずだった顧客層の拡大が一気に起こった」だけです。その先さらに長期的関係を築いて取引を続けていくことに変わりはなく,その意味ではここ数年で築いてきたビジネスの仕組みに大きな影響を与えるものではありません。

    また,感情的な側面で,コロナ禍を材料に業績を伸ばしたことには変わりないではないか,と言われるとその側面は確かにありますが,その業績伸長の理由は人々に求められ役立つものを提供した結果ですから,人の不幸に乗じて一儲けし「ウハウハしている」印象を持つというのはやはり言いがかりと言わざるを得ません。

    「コメント」については,メディアが必要以上に騒ぎ立てたり不適切な形で切り取ったりする経験が多いせいか,任天堂は慎重に言葉やタイミングを選ぶ傾向があります。結果として口数が少ないように言われてしまいますが,これには仕方ない面があろうかと思います。

    もし仮に古川社長個人の所感やウェブサイトのトップページへのコメントとして「コロナ禍で苦しんでおられる皆様にお見舞いを申し上げ,日々奮闘されている医療関係の皆様に敬意を表します」と書かれたらどんな反応があると思いますか?

    おそらく「コロナのおかげで儲けているくせに何言ってんだよ,むしろこの禍いが続いてほしいと思ってんだろ。こんな反社会的な会社,潰れてしまえ。」といった批判が噴出すると思います。

    個人的な主観で恐縮ではありますが,私の経験から申せば「配慮がない」と苦言を仰る方は,たいてい何をしても何を言っても屁理屈を見つけては文句を言います。理論的に考えた末の意見に感情を乗せるのではなく,抱いた感情に理屈を後付けしようとする順番で思考を巡らせるのでそうなります。

    また,これも主観かもしれませんが,任天堂は「社会」に対しては対話も行動も行いますが,「世間」に対してはニュートラルな姿勢を保っています。

    特に日本で特徴的に見られる災害下での整然とした行動や同調圧力,正義警察のような現象は「社会との契約」や「法の支配」よりも「世間の目・世間のしきたり」による力が強いことによって説明されます。「社会」では個性や自由競争が認められるはずなのに「世間」で悪目立ちすることは集団内(ウチ)の平等や調和を乱すものとして排除されるので「出る杭は打たれる」結果になりがちです。

    もし任天堂に対して「俺たちがひどい目にあってるのにあんたは商売繁盛でけしからん」という気持ちがある場合,それはまさに(「社会」ではなく)「世間」の一員として任天堂を見た場合のねたみそねみやっかみの類でしょう(投稿された文面でも,いみじくも「社会」ではなく「世間」一般の人々のインプレッションとありました)。「俺がひどい目にあっているんだからお前も同等の損をしろ」という,日本の「世間」独特の lose-lose 関係を求めているように私には見えます。

    その土俵に任天堂は乗りませんので結局「なんだてめー,無関心でいるんじゃねぇよ」と結局は非難されてしまいますが,何を言っても裏目に出るリスクがあるような状況では,これは仕方のないことだと思います。「世間の付き合い」のルールの視点で「感謝がない!」「感情がない!」と言われても(お気持ちは理解できますが)どうしようもありません。

    その代わり「社会的」責任(CSR)という視点では企業としてまっとうに活動していると評価できます。これも人によっては「結局それをやって宣伝につなげているんだろ,売名だろ」となるのでそれを言われてしまうとどうしようもありませんが,こうしたか活動によって恩恵を受ける人がいるならそれはそれでいいと思います。

    まずは(「世間」ではなく)「社会」に役立つ製品を作ることが企業として重要な使命であると思いますが,先に挙げたどうぶつの森やリングフィットアドベンチャーなどはまさに昨今の状況下でその視点で評価されてしかるべきものです。顧客の幸福に寄与しています。

    また,ソフトで言えば昨年はジャンプロープチャレンジの無料配布もありました。こうした取り組みは本業の範囲内で社会にどのように役立てるかを考えた結果であると評価できます。

    一方,会社が持つ資産や強みを直接的な販売以外で役立てる活動としては,例えばアメリカ任天堂が取り組んでいる「スターライトゲーミングプログラム」などがわかりやすいと思います。任天堂は「世間貢献」はあまりしない会社ですが「社会貢献」にはしっかり取り組んでいます。

    確かに岩田社長は「社会」に対しても「世間」に対しても卓越したコミュニケーション能力を持った方で,しかもコンピュータやマネジメントのスキルもコンピテンシーも高い稀有な方でした。そのカリスマと比べて……となると物足りなさを感じてしまうのも仕方ないところですが,一方で集団指導体制が確立されて昔のような博打みたいな商売をせずに強みを発揮しながら顧客の笑顔に貢献できるようになった姿は,色眼鏡なしで真っ当に評価されてしかるべきです。

    Switchは任天堂が考える価値ある娯楽を体験するためのツールの1つです。これ自体の,ある期間内での販売数がどうこうというのは任天堂に対する本質的な評価ではなく,このツールが普及したところでさらに恒久的に価値ある娯楽体験を提供し続け顧客の笑顔を保てるかどうかで真価が問われることになると思います。

    その意味において,Switchはピークアウトに近いのではなく,いよいよ舞台が整ってその中身に注目が移るフェーズに移るところに来た,と捉えるのが妥当だと思います。アホルダーは,その価値を先回りして評価し投資しています。

  • 【正解と不正解と雑感と】

    感情吐露系は普段はスルーするのですが一応名指しされているようですので。


    >賞味期限切れのハード

    →不正解です。もし賞味期限が切れていたら何のお陰であっても誰も食べません。


    >新型コロナ変異種の感染拡大への懸念、患者や医療従事者への配慮の一言くらいは、あっても良いはず!

    →主語は誰でしょうか? 任天堂がですか? 利益を出している企業は明示的にこれを表明しないと非難されるものなのですか? 例えば他社ではどんな例が挙げられますか?

    ちなみに私個人が,ということであれば懸念もしていますし配慮もしていますし寄付もしていますのでとやかく言われる筋合いはございません。


    >自社製品が爆売れして

    →正解です。お陰様でよく売れています。でもそれは世界の皆さんの不幸につけ込んだり幸せを搾取したりしているのではなく,しかるべき価値を提供しているからです。


    >ウハウハしている

    →それは主観的解釈でしょう。真面目に働いて真っ当な商売をしている企業を客観的事実に基づかずに中傷するほうがブラックカスタマーと呼ぶに等しいです。あ,当社とお取引がなければカスタマーですらありませんが。


    >山内溥氏がご存命の頃であれば、京大病院へ100億単位の寄付くらいはしたことだろう。

    →可能性としてはあったかもしませんが,それは私財を投じてのことでしょう。かつての70億円の寄付も山内氏の私財からであって任天堂のお金ではありません。

    志がおありであるなら「山内氏に共感して」ということでjusさんご自身が100億円単位でご寄付されればよいことかと思います。


    >この企業のイメージは地に落ちた

    →これもjusさんの個人的な感想でしょう。感想や意見と事実ははっきり区別して書くようにと論文の授業で習ったはずです。ちなみに私から見たイメージは地に落ちていません。

    >Switch以降、ここから発売されるゲーム機の新機種はない

    →これは図らずも正解かもしれません。Switchはしばらく続くプラットフォームで,それとは違う新機種の登場は考えにくいです。ただSwitchプラットフォームでの新型機は出ると思いますが(数時間前に日経の記事でも言及されています)。


    >コロナと共にThe Endです!

    →主語が「客観的事実や論理に基づかない主観的な感想の吐露を言いがかりのような形で繰り返しているような人たちは」であれば正解だと思います。


    大人げない投稿で汚してすみません。

  • 【連休で頭の体操3…ミートピア】

    さて頭の体操のもう1つのテーマは「ミートピア」です。以前3DS用に発売されたソフトですので一連の焼き直しの一環と捉えることもできるのですが,このソフトについてはそれに収まらない意図と使命があるように思えてなりません。

    3DSのミートピアの発売は2016年末。ニンテンドーアカウントが稼働してから約1年,初のスマホアプリMiitomo発売から9か月ほどが経ったタイミングで,Switchの発売まで3か月となったタイミングでの発売でした。

    君島社長がTIME誌へのインタビューで語っていたように,当時の任天堂にとってSwitchの発売と同じくらい重要であったのがアカウント商売システムの構築でした。そしておそらくその普及の旗振り役として,任天堂独自のMiiは大きな役割を果たすはずでした。

    MiitomoでMiiの世界に入ってもらい,このアバターを使って交流する世界を広げながら任天堂のエコシステムでの居場所を作ってもらう。そんな絵を描いていたように思います。その文脈においては,3DSのミートピアももっと大きな役割を果たすべきでした。

    ところがMiitomoの出来の悪さが災いしてその普及に急ブレーキがかかります。ミートピアはそれなりに売れたものの単発ゲームで終わり,その後のSwitchの成功の陰でMiiなしでのニンテンドーアカウントの普及が図られることとなりました。

    その後しばらくは任天堂製「ゲーム」の快進撃は続きましたが,任天堂製「コミュニティ」の構築は頓挫した状態が続きます。その流れを変えたのがあつ森で,世の中の状況も相まってMiitomoに期待された働き以上の交流の場を提供することとなりました。

    今回のSwitch版ミートピアに注目するのはこの文脈があるからです。コロナ禍で生活に様々な制約がかかる中,あつ森は堂々と「あつまれ」と題して(英語版では「新たな地平(New Horizons)」を提示して)人気を博し,ニンテンドーアカウントを持つ人も劇的に増加しました。

    そしてコロナの影響が続く中でミートピアが訴求するのは「旅」です。

     「大好きなあの人と,冒険の旅へ」
     「旅の思い出メーカー」(スマホアプリ)
     「#ミートピアで推し旅」

    コロナ禍で自由に旅行することもままならない中,あつ森をプレイしたくてSwitchを買った人にとって「人との繋がり」プラス「旅」とういのはかなり訴求力が強いのではないでしょうか(特にキンプリが刺さる人たちにとって)。

    そして体験版を見る限り,Miiの作成能力や表現力も格段に向上しているようです(これだけですでに話題になっています)。

    もしミートピアがそれなりにヒットしてコミュニケーションツールとしても機能すれば,5年前に任天堂が思い描いたMii中心のコミュニティを再構築する絶好の機会となるかもしれません。岩田社長が構想していたであろうその姿が,挫折前の想定を超える規模で日の目を見る可能性があるわけです。

    その意味で,ミートピアに対する世間の評価には注目しておきたいと思います。

  • 【日経の記事】

    情報ありがとうございます。日経の20:30掲載の記事ですね。

    日経はたまに注目決算の直前にその内容を匂わせる記事を出すことがあるようですが,これもその一環でしょうか。市場に対して構えをするよう示唆しているように見えます。

    記事内で今年新型を投入することもさらっと盛り込んでいます。実際にはそれを含めて3000万台ということなのでしょう。

    もしそうなら「新型機の成功に自信をもって計3000万台の計画」ですし,そうでなくても「5年目の機体で異例の3000万台」ということで,いずれにしても「ピークアウトガー」の皆さんにとってはサプライズのニュースになるのでしょうね。

    この板の皆さんにとってはこれも「何を今さら」な記事ですけど。

  • 【連休で頭の体操2…社長メッセージ】

    任天堂の姿勢で注目しておくべき点としては「社長メッセージ」と「ミートピア」の2つをあげておきたいと思います。

    公式ウェブサイトの「社長メッセージ」は4月9日に更新されました。基本的に常々言ってきたことを再構成しているだけで,それはそれでぶれない方針として評価できるものですが,以下の一節は最近の姿勢を表すものとして特筆しておくべきものかなと思います。

    ーーー引用ここから
     また、ニンテンドーアカウントを通じて、「ハード・ソフト一体型の遊び」を中心としたさまざまな娯楽体験がプラットフォームの世代を超えてつながる仕組みを構築し、お客様一人ひとりと長期的な関係を築くことに取り組んでいきます。
    ーーー引用ここまで

    ニンテンドーアカウントを使った商売と「ハード・ソフト一体型の遊び」を有機的に結びつけることについてはこれまでも強調してきましたが,そこに「さまざまな娯楽体験がプラットフォームの世代を超えてつながる仕組みを構築」するとの文言が加わりました。

    「プラットフォームの世代を超えて」という言葉から,身近な例ではスーパーマリオ35やパックマン99といった例も浮かびます。任天堂のゲームは親世代の経験と支持がある点で強いとよく言われますが,その利点について,プラットフォームの垣根をアカウントサービスで超えてより伸ばしていこうとする企図が見えるように思います。

    このような形で「お客様一人ひとりと長期的な関係」が構築できるなら素晴らしいですね。

    任天堂の娯楽はよく「子供向け」と言われますが,実際には人を選ばず「子供でも,そうでない人も」楽しめる設計になっていて,それを「いつでも,どこでも,だれとでも」楽しめるSwitchというハードと一体の設計になっているところに強みがあると思います。

    過去のファミコン少年から今の小さな子供まで,ここ数年でSwitchプラットフォームに吸い寄せるべく重ねてきた努力がまさに結実しようとしているフェーズにあるように見受けられ,実に楽しみです。

  • 【連休で頭の体操1…「市場関係者」の気付き】

    こんにちは。連休に入り,ザラ場では賑やかな皆さんの投稿がめっきり少なくなりましたね。こういう時こそ長期アホルダーの妄想劇場の出番でしょう(違うか)。

    そこで,アホルダーとしてここ数日でちょっと気になっている「市場関係者の変化」と「任天堂の思い(と勝手に受け止めているもの)」についてシェアしておければと思います。

    まず「市場関係者の変化」ですが,ここひと月あまりの上値を押さえたさそうな値動きとは裏腹に,任天堂に対して長期的な評価をする論評が目立ち始めたように思います(アホルダーフィルター(一種の確証バイアス?)があるので余計そうなのでしょうが)。

    以前紹介しましたモトリーフールのように割安感を強調するものや,みずほ証券のように今後の事業展開に期待するものに加え,従来の据置機ギャンブルとは決別した安定した収益構造を評価する声が聞かれ始めました。

    その声を端的に示していたのが4月30日のテレビ東京「モーサテ」に登場していた野村アセットマネジメントの福田泰之氏による同社の「情報エレクトロニクスファンド」の紹介だと思います。同ファンドは1984年運用開始で30年以上の歴史を持つもので,現在は「IoT社会の実現へ向けた変化で恩恵を受ける企業・変化を起こす企業」を中心に組み入れているとのことでした。

    そこで2021年に新たに組み入れた銘柄として任天堂が紹介されていました(38銘柄中2位)。福田氏は任天堂について「従来はゲーム機のハードウェアでかなり収益の変化が大きかったわけなんですけども,それが安定的なものに変わってきたというのが評価しているポイントです。」と述べていました。

    こちらの板の古株の皆さんにとっては「何を今さら」な指摘ですが,老舗ファンドの運用責任者の口からその「当たり前」がさらっと出てきて,新規組み入れでいきなり上位につけていることには時代の変化を感じます(と言うとちょっと大げさでしょうか)。「NX」の噂の頃から「収益構造の改革こそが本丸」と言い続けてきた私としてはちょっと感慨深いものがあります。

    値幅が大きいときなどに,いまだに「ピークアウトガー」「新型機ガー」「巣籠もり反動ガー」の三重奏が聞こえてきますが,そうした向きは,市場関係者(ただし三菱UFJMSを除く)の視点はもはやそんなところにはないということにそろそろ気づいてもいい頃ではないかと思います。

  • 【風説の流布?】

    ウナギ取り名人さんのコメントは客観的事実とそれに対する率直な感想を述べられているだけのように見受けます。事実関係で誤認があるといけませんので念のため確認しておきますが……

    (1)「株主還元として特別に200円加算してくれる」

    2月1日付の「通期業績予想及び配当予想の修正に関するお知らせ」にて「2021年3月期連結業績予想の修正のとおりになりますと、当社の配当方針に基づき、1株当たりの期末配当金は870円となりますが、現在の経営環境や当期の業績見通し等を踏まえ、1株あたり200円を加算し、1,070円に修正します。この結果、1株当たりの年間配当金は1,880円とさせていただきます。」とありますので事実です。

    (2)「会社は株主の事もよく考えてくれている」

    2月1日のカンファレンスコールにて,古川社長が「これまで当社のビジネスの考え方をご理解いただき、中長期の視点で投資をいただいている株主様に対して、当期のように当初の計画を大きく上回る結果が見込める際には、現在の配当方針に基づく金額を超えて還元していくことが、当社ビジネスの特性と、当社が常に意識しなくてはならないステークホルダーの皆様への向き合い方という両面を考えた際に、最も相性が良いのではないかと考えました。このような背景により、当期は配当金の特別加算を行うことにしました。」と述べています。

    この「考えました」の内容について「会社が株主のこともよく考えてくれている」と感想を持つことは何ら不自然でははないと思います。

    投稿の最後の部分はウナギ取り名人さんの意向を示したもので風説とはなり得ません。

    以上,どこにも規約に抵触するような内容は認められないと思います。

  • 【コロプラ裁判その後】

    損害賠償請求,ほぼ倍増にしたんですね。個人的には,「ファミコン探偵倶楽部」の発売が無事決まったので後はどんどんやっちゃってくださいという感じです。

    某まとめサイトの感想にこんなコメントがありました。

    「白旗プロジェクトを立ち上げるべきだったよな」

    その通りだと思います。

  • 【異種目】

    短期トレーダーの皆さんは壊王さんなどを参考にされてチャート研究に励むのがよいでしょうし,中長期インベスターの皆さんはr i r a r i r aさんやあしかさんなどを参考に会社の研究をされればよいでしょう。私はいずれの方も貴重な見解を示して下さるありがたい存在だと感謝しています。

    ただひとつだけ,看過できないくだりが目に留まったのであえて指摘させていただきます。

    >情報弱者に対して長きに渡り誘導した。

    これは事実ではありません。確かにこの文を書いた方よりもr i r a r i r a さんやあしかさんのほうが「長き」に渡ってこちらの板に書き込まれていますが,そのレベルで「長き」に渡ってお付き合いをし見解に賛同されてきた方は全員莫大な含み益を得ています。

    お二方の見解は,任天堂自身の材料がない状態での数日や数か月の短期の動きとはほぼ関係がありません。その代わり,数年単位以上の目線では大いに参考になります。そのことを理解してフォローしている人は誰も文句を言ったりしません。

    お三方ともぶれない姿勢を保ち続けている点については等しく敬意を集めるに値すると思います。一方,中長期インベスターの視点で価値のある投稿は,やはりr i r a r i r aさんやあしかさんのものだろうと思います。

    以下はお三方の最初期の書き込みです。中長期目線で見るとき,どの方の視点に共感を覚えるでしょうか。


    r i r a r i r aさん 2014/01/26投稿 当時の株価:13,560円(01/24)
    「任天堂のビジネスモデルが崩壊とか冗談でしょ?w」

    あしかさん 2017/03/02(Switch発売前日)投稿 当時の株価:22,875円
    「スイッチは、子供層、復活ゲーム層、スマホゲーム層、そして本格ゲーマー層とゲーム利用者を大きく広げるでしょう。自分はスイッチミニを含めると一億台に達してもおかしくないと考えます。」

    壊王さん 2018/08/22投稿 当時の株価:37,560円
    「スイッチブームの終焉という確固たる事実は頭の隅にに入れておかねばならぬ。」

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