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投稿コメント一覧 (566コメント)

  • クアルコム    損益計算書 (百万ドル)
              2018年   2017年    2018年    2017年
             4Q(3ヶ月)  4Q(3ヶ月)  4Q(12ヶ月)  4Q(12ヶ月)
    売上高       5,803    5,905    22,732    22,291
    売上総利益     2,953    3,252    12,488    12,499
    営業利益      ▲654      333      742    2,641
    親会社株主に帰属する
    純利益       ▲493      168    ▲4,864    2,466
    基本EPS      ▲0.35     0.11    ▲0.32     1.67
    希薄化後EPS    ▲0.35     0.11    ▲0.32     1.65
    調整後EPS      0.90     0.92     3.69     3.69

    (1)M&A
    2018年度第4四半期にはNXPからの買収を完結させ、20億ドル関連費用計上

    (2)アップル関連QTLロイヤリティ
    アップル並びその契約製造業者(クアルコムのライセンシー)と2017年第3四半期以降ライセンスを巡って係争中。
    該ロイヤルティ収入(QTL収入)を2017年第3四半期から未計上。
    また、2018年第4四半期に1億ドル、通期で6億ドルのQTL収入を係争中のその他のライセンシー一社から部分的に受領しているが、これも2017年第3四半期~2018年第2四半期の収益に含めていない。
    但し、その他のライセンシーとの契約により、最終合意ができた場合においても、ロイヤリティ残額の部分的または全額支払はなされない。
    アップル製品に関連する係争中ロイヤリティの2017年度の総額は約17億ドル。

    (3)米2017年税制改革法 の影響
    2018年第1四半期に60億ドル計上。

    (4)EU課徴金
    2018年第1四半期に12億ドル計上。ただし、支払保証だけを行い上告

    (5)リストラ費用
    2018年第2四半期に公表した「コストプラン」で6億8千7百万ドル計上

    (6)
    台湾公正貿易委員会と調査に関し和解。2018年第4四半期に6億7千6百万ドル収益計上。

  • クアルコム キャッシュフロー計算書 (百万ドル)
              2018年   2017年    2018年    2017年
             4Q(3ヶ月)  4Q(3ヶ月)  4Q(12ヶ月)  4Q(12ヶ月)
    営業キャッシュフロー    ▲436    2,424    3,895     5,001
     純利益      ▲493    +168   ▲4,864     2,465
     償却費      +396    +397   +1,561    +1,461
     運転資本 *    +558    +397    +977    ▲1,349
    投資キャッシュフロー    1,766    18,805    4,381     18,463
     有価証券売買    + 32   +19,220   +3,253   + 22,469
     担保差入金   +2,000      -    +2,000    ▲2,000
     設備投資     ▲159    ▲262    ▲784     ▲690    
     M&A関連支出   ▲134    ▲143    ▲326    ▲1,544
    財務キャッシュフロー  ▲25,150   ▲1,129  ▲ 31,487     5,571
     自己株購入 ** ▲21,155    ▲315  ▲ 22,580    ▲1,342
     新株発行     +216    +166    +603     +497
     配当       ▲886    ▲841   ▲3,466    ▲3,252
     借入収入    +4,577   +1,710  + 11,131   + 19,511
     借入返済    ▲7,858   ▲1,711  ▲ 16,627    ▲9,309
    *  売上債権、買掛債務、棚卸資産の変動額の合計
    ** 自己株式は全て消却

  • 米東部時間11月7日午後6:58 シーキング・アルファ

    •ボーイングのCFO、グレグ・スミスは、サプライヤーであるCFMインターナショナルからのエンジン他部材供給が慢性的に遅延したこともあり、10月の完成航空機の航空各社への引き渡しが通常より少量となるとの見通しを表し、他方、11月と12月にリバウンドして若干回復するかもしれないと注意喚起した。

    •スミスは、「今年度未出荷受注品の完成・引き渡しは遅れそうだ。」「通常より引き渡し数は少なくなると思う。11月と12月は通常よりもハイペースとなるかもしれない」と7日のシカゴでの会議で語った。

    •またスミスは「今現在、完全に遅れを取り戻せていないし、年末まで回復できるか、怪しいところだ」と言う。

    •来週には10月の受注・引き渡し実績を会社は予定している。

    •夏場のシアトル工場での生産遅延から生じた出荷計画遅れを会社は乗り越えようとしているが、反面、2018年1~9月の引き渡し機数は586となり、今年もまた航空機販売記録更新の道を着実に進んでいるようだ。

  • 米東部時間11月7日午後7時30分 CNBC

    キューリグ・ドクターペッパーは米時間7日第3四半期決算を発表。
    売上、利益とも市場予想を超えたものの、株価は4%下げた。
    EPSは30セント/株で市場予想の27セントに勝り、売上は市場予想28億5千万ドルに対し28億6千万ドルだった。

    キューリグ・ドクターペッパー     損益計算書 (百万ドル)
              2018年   2017年    2018年    2017年
             3Q(3ヶ月)  3Q(3ヶ月)  3Q(9ヶ月)  3Q(9ヶ月)
    売上高       2,732    1,140    4,629    3,056
    売上総利益     1,361     555    2,324    1,485
    営業利益       344      238     690     633
    親会社株主に帰属する
    純利益        148      116     323     238
    基本EPS       0.11     0.15     0.33     0.30
    希薄化後EPS     0.11     0.14     0.32     0.29
    調整後EPS      0.30     0.21     0.74     0.61

    キューリグ・ドクターペッパー キャッシュフロー計算書 (百万ドル)
              2018年   2017年
             3Q(9ヶ月)  3Q(9ヶ月)
    営業キャッシュフロー     463     657
    投資キャッシュフロー   ▲19,070    +201
     M&A関連支出 ▲19,214     -
     設備投資     ▲104    ▲ 45    
    財務キャッシュフロー   +18,084   ▲1,288
     増資      +9,000     -
     配当       ▲ 23     ▲46
     借入収入     13,986     1,200
     借入返済    ▲5,263   ▲ 2,344
     リース債務    ▲ 20     ▲ 14

  • アメリカ東部時間11月6日午後4時51分 シーキング・アルファ

    アメリカ食品医薬品局はブリストル・マイヤーズ・スクイブのEmplicitiを治療抵抗性骨髄腫に使用することを許可。

    アメリカ食品医薬品局は、過去にセルジーンのRevlimid (lenalidomide)とプロテアソーム阻害剤(例えばタケダのVelcade若しくはNinlaro)を含む二つの治療を受けた事のある患者を対象として、Priority Review statusとしてEmplicitiをセルジーンのPomalyst (pomalidomide)とデキサメタゾンの併用で成人多発性骨髄腫治療に用いることを認可をした。

  • 米東部時間11月6日午後5時36分 シーキング・アルファ

    アメリカン・インターナショナル・グループは、総合保険企業としての地位確立を目指す戦略として、グラット・フェルター・インシュアランス・グループの買収を完了。
    この計画が最初に発表されたのは9月21日で、関係省庁からの承認とグレットの顧客の了解を以て、全て完結した。

  • 日本時間11月8日午前2:00
    ブレント  72.17 +0.04
    WTI   61.91 ▲0.30

    日本時間11月8日午前1:00CNBCへのロイターによる市況レポート その1

    11月7日、原油価格は全米原油在庫が7週連続増加と政府発表から上昇
    2019年減産についてサウジ-ロシア間で協議との報があったが、これを打ち消した格好。

    11月7日、アメリカ・エネルギー情報局(EIA)によると、11月2日迄の週、全米原油在庫は580万バレル上昇。
    アナリスト事前予想は240万バレルの増加だった。
    デリバリのハブ基地オクラホマ州クッシングの原油在庫も240万バレルの増加。

    EIAはまた、11月2日の週の全米原油生産量は1,160万バレルと記録更新と発表。
    事前に発表されていた暫定値は修正される。

    <中略>

    ガソリン在庫は、ロイターによるアナリスト事前推計は230万バレル減だったが、EIA発表値は190万バレル増。
    軽油、灯油などのディスタレイト在庫は、ロイターによるアナリスト事前推計は260万バレル減少だったが、EAI集計では350万バレル減少。

  • 日本時間11月8日午前1:00CNBCへのロイターによる市況レポート その2

    サウジ、ロシアの二大産油国は2017年から供給制限を行っているが、ロシアのタス通信が未確認情報として伝えるところでは、二か国間協議を既に始めているようだ。

    ペトロマトリックスのアナリストオリバー・ジャコブは「口先介入でしかないと思う。マーケットに某かの思惑を再び引き起こしたいだけ」「来年の世界原油需給は超タイトになるとは思えない」と言う。

    11月5日からイラン制裁が実施となり、イラン原油輸出量は減少すると見られるが、他方、OPECや他の観測筋は2019年には原油世界需要は下がるため、供給過剰が生じるものと示唆している。

    ロシアやサウジを始めとするOPECを始めとする産油国の大臣級委員会会議が、11日アブダビで開催され、2019年市場展望についてディスカッションを行う。

    今年6月、イラン原油の市場からの排除が決まり、原油市場は需給ひっ迫から価格上昇を招いた。その結果、トランプ大統領は産油国に増産圧力をかけた。
    その結果サウジなどの産油国の原油供給量は、6月以降、急速に拡大した。
    もしここで供給制限を行うなら、2017年に行った市場操作に立ち戻ることになる。

    当初、イラン原油は市場に全く出さないとしていたが、アメリカ政府は八ヶ国に例外措置を与え、その結果、元々の想定以上のイラン原油が市場に出回ることになった。

    11月7日の早い時間帯で業界レポートが全米在庫増加を伝え、上記例外措置からイラン原油が市場に残り、その結果世界原油供給依然供給過剰との見通しを踏まえ、原油価格は低下した。

    JBCエネルギーの複数のアナリストはレポートの中で「市場は供給制限への懸念か
    ら、供給過剰と需要減退へリスク意識がシフトしている」としている。


    11月6日、業界団体アメリカン・ペトロリアム・インスティチュートは、先週の全米原油在庫は780万バレルの増加とした。
    政府公式レポートは米東部時間午前10時半発表(1530 GMT).

  • 米東部時間11月6日午後6:25 シーキング・アルファ

    •クラフト・ハインツはパルマラットとカナダのナチュラル・チーズ・ビジネスとオンタリオ州イングレサイドの製造施設を16億2千万カナダドル(12億3千万米ドル)で売却することで合意。
    •クラフト・ハインツによると、売却されるビジネスはナチュラル・チーズ・ブランドであるクラッカー・バレル、プティ・ケベック、アムーザで、2017年の売上は5億6千万ドル(4億千7百万米ドル)だった。
    •クラフト・ハインツはケベックでのフィラデルフィア、チーズ・ウィッツ、クラフト・シングルなどの製品製造は継続していくとしている。

  • 米東部時間11月5日11:55ザ・ストリート

    11月5日月曜日、バッキンガム・リサーチはネットフリックスを「アンダー・パフォーム」から「バイ」に評価変更。
    目標株価を349ドル/株から406ドル/株に上方修正。

    同社アナリストのマシュー・ハリガンは顧客向けレポートで「株価が上がり方を懐疑的に見ていたが、当社ではネットフリックスを常にストリーミングのカテゴリーでの第一人者に相応しい勝者として見てきた」とする。
    ハリガンは7月12日の高値から27%も下げた事も格上げの大きな要因とすると言い、ネットフリックス経営陣が「会員数拡大の勢いに水を差さないように適正価格設定を遅らせているようだが、当社としては値上げが行われることに来たいを寄せている」とする。

    ハリガンはネットフリックスの最重要成長分野は「海外でのメンバー活動で、アジアはラテンアメリカやヨーロッパよりアメリカとの文化の差が大きいだけに重要だ」ともいう。

  • ウェンディーズ2018年第3四半期決算について

    ①.アメリカ東部時間11月6日午後9時CNBC
    11月6日取引終了後にウェンディーズは第3四半期決算を発表。北米得既存店売上は0.2%減と、アナリスト予想1.7%増に反した結果となったことから、株価は6%下落。
    それでも、調整後EPSがリフィニティブ社集計のアナリスト予想15セント/株を上回った。
    ウェンディーズは既に自社株買いプログラムを実施しているが、新規2億2千万ドルの自社株買い枠を設定した。

    <1.自社株買いプログラム概要>(百万ドル)
    発表日    期限   買取り上限  実施額  未使用枠
    2018年 2月 2019/3/3   175.0    146.2    28.8
    2018年11月 2019/11/27  220.0     0.0    220.0
    合計           395.0    146.2    248.8

    ②.会社発表より
    (1)レストランの買収
    第3四半期に会社は総額約2,140億ドルでアメリカのオハイオ州コロンバスで16軒買収
    (2)年間見通し
    ・北米既存店売上+1.0%
    ・自社レストラン粗利率16.0~16.5%(第3四半期15.7%)
    ・調整後EBITDA 415~420百万ドル
    ・調整後EPS 0.56ドル/株~0.58ドル/株
    ・営業キャッシュフロー295~310百万ドル
    ・設備投資支出額70~75百万ドル
    ・フリーキャッシュフロー*225~235百万ドル
    前提として、仕入商品価格上昇率 1~1.2%、賃銀上昇率3~4%、支払利息120百万ドル
    注*:フリーキャッシュフロー=営業キャッシュフロー - 設備投資支出額 - 宣伝ファンド収入による影響額


  • ウェンディーズ損益計算書・キャッシュフロー計算書(百万ドル、ドル/株) 
              2018年   2017年    2018年    2017年
             3Q(3ヶ月)  3Q(3ヶ月)  3Q(9ヶ月)  3Q(9ヶ月)
    営業収益      400.6    393.1   1,192.1   1,147.1
    営業利益       77.3     62.3     204.1    137.7
    親会社株主に帰属する
    純利益       391.2*    13.7     441.3     28.3
    調整後EBITDA   107.2     97.6     307.6    291.7
    基本EPS       1.65     0.06     1.85    0.14
    希薄化後EPS     1.60     0.06     1.79    0.14
    調整後調整EPS    0.17     0.09     0.42    0.30
    営業キャッシュフロー                  229.6    160.3
    投資キャッシュフロー                 +391.4   ▲61.7
     M&A関連支出                 ▲21.4   ▲86.7
     設備投資支出                 ▲39.7   ▲53.7
     子会社・事業売却収入            +450.0    + 3.2
    財務キャッシュフロー                 ▲150.9   ▲156.9
     自社株買い支出               ▲140.1   ▲ 90.0
     配当支払                    ▲60.7   ▲ 51.4
    *2018年第3四半期にインスパイア・ブランヅを450百万ドルで売却(税引後353百万ドル)

  • <付1>営業収益明細    (百万ドル)
               2018年   2017年    2018年    2017年
              3Q(3ヶ月)  3Q(3ヶ月)  3Q(9ヶ月)  3Q(9ヶ月)
    自社レストラン事業売上  165.3    158.8    486.3    467.9
    フランチャイズコミッション    103.2     98.9    308.7    306.1
    フランチャイズレンタル収入   50.5     50.3    152.1    140.1
    宣伝ファンド収入     81.5     -      245.0    -
    合計         400.6    308.0   1,192.1    914.2

    ☆自社レストラン事業売上と売上原価
               2018年   2017年    2018年    2017年
              3Q(3ヶ月)  3Q(3ヶ月)  3Q(9ヶ月)  3Q(9ヶ月)
    自社レストラン事業売上  165.3    158.8    486.3    467.9
    売上原価       139.3    133.6     409.7    388.8

  • <付2>フランチャイジーを含む売上明細    (百万ドル)
           2018年   2017年    2018年    2017年
          3Q(3ヶ月)  3Q(3ヶ月)  3Q(9ヶ月)  3Q(9ヶ月)
    北米     2,523    2,206    7,530    7,365
    その他     127     119     386     352
    合計     2,650    2,625    7,916    7,717

    <付3>フランチャイジーを含む売上変化率(百万ドル)
           2018年   2017年    2018年    2017年
          3Q(3ヶ月)  3Q(3ヶ月)  3Q(9ヶ月)  3Q(9ヶ月)
    北米     1.2%    3.0%     2.2%    3.2%
    その他    13.2%    13.4%     13.2%    15.0%
    合計     1.7%    3.4%     2.7%    3.7%  
    北米既存店 ▲0.2%    2.0%     1.1%    2.3%

    <付4出店数:出店/出退店ネット>
           2018年   2017年    2018年    2017年
          3Q(3ヶ月)  3Q(3ヶ月)  3Q(9ヶ月)  3Q(9ヶ月)
    北米     23/7    29/12    64/11    57/7
    その他    14/6    13/10    42/24    53/42
    合計     37/13    42/22    106/35   110/49

  • 日本時間11月6日CNBCへのロイターによる市況レポート その1



    原油価格は11月6日も圧力に晒されている。米政府は大手イラン原油購入国に制裁に加わらなくても良いとする例外措置を認めたからだ。これによって供給不安は遠のき、需要の重石となる世界的景気減速が市場の焦点に移った。
    WTI先物は63.17ドル/バレルで前セッションの終値(米国東部時間午前9:23、世界標準時13:23)より7セントアップ。それまで6日連続で下げていた。
    5日まで5日間連続で下げていたブレント先物は、11ドル下がって73.06ドル/バレル。

    米政府はイラン原油八大輸入国の中国、インド、韓国、日本、イタリア、ギリシア、タイワン、トルコに180日間に限った例外措置を認めた。
    イランの原油輸出量は、2018年内には最大260万バレル/日と言う時もあったが、11月には1百万バレル/日を若干上回った程度まで落ち込んでいる。
    しかし、12月になれば上記輸入国は例外措置を使うであろうから、イラン原油輸出量も増えるであろう。

    ロイターが情報筋から聞いたところによると、中国には約36万バレル/日程度の輸入枠が上記180日の間だけ認められる。

    イランの政策をアメリカは「アウトロー」と呼び、イラン側は制裁を課せられること自身を経済戦争だと言い、アメリカから避難される政策を停止する事を拒絶している。
    11月5日にアメリカは、イランの石油、銀行、輸送の各セクターを標的に制裁を再開し、更なる手段を取ると威嚇している。
    「市場参加者の心の中にはイラン動向への不安がまだ残っている。つまり買い圧力はまだ眠ったままだ」とPVMはレポートで顧客に言う。

    先物専門のFXTMのマーケット・リサーチ主席であるジャミール・アハマドは「イラン制裁は石油市場に織り込まれてきただろうが」
    「外部要因から発生する経済上の不透明さが今後の先行きに陰を落としている現状を鑑みれば、イラン制裁以上に世界レベルで需要を見る事がより重要になってきた。」
    アハマドは景気後退から原油需要減少となれば、「今後数か月原油に対するリスクは更に高まる」と言う。
    米中間貿易紛争は二大経済大国の景気に陰を落とし、通貨安はインド、インドネシアを含んだアジア全体に陰を落とす。

  • 日本時間11月6日CNBCへのロイターによる市況レポート その2

    供給面からすれば、ロシア、アメリカ、サウジ・アラビア・・この三ヶ国がトップ・スリーの産油国だが、イラン制裁とは関係なくこれ等の国々の原油生産は旺盛だ。
    10月のトップ・スリー産油国生産量は初めて3千3百万バレル/日を上回った。
    世界の原油需要は1億バレル/日弱であるから、その三分の一強を満たしているわけだ。
    供給が旺盛な状況で、最大輸出国であるサウジはアジア顧客国に12月アラブ・ライト・グレードの販売価格値下げを決めた。
    原油価格下押し圧力はトレーダーの肝を冷やす。

    ヘッジ・ファンドは先週まで5週連続で原油関連の先物やオプションを売り越した。
    イラン制裁懸念が和らぎ、投資家の関心が景気後退に移っていたからだ。
    監督省庁の記録では、ヘッジ・ファンドは9月末には3億7千1百万バレル売り越し、ネットでのロングポジションは15か月で終わった。

  • <①.米東部時間11月5日午後8時頃CNBC>

    マリオットホテルは第3四半期決算を発表し、第4四半期見通しを慎重な数値で表したことから、株価は時間外取引で4%以上下げた。
    会社は第4四半期に利用可能な一室当たりの売上高を2%上げる(*)と言うが、アナリスト期待値は2.8%である。
    第3四半期についても売上高は期待に届いていない。アナアリスト予想53億7千万ドルに対し50億5百万ドルだった。
    *会社は第4四半期の利用可能な一室当たりの売上高の伸長を、ワールドワイドで2%、北米以外5~6%、北米1%としている。尚、2019年について会社は伸長率をワールドワイドで2~3%、北米以外3~5%、北米1~3%としている。

    <②.米東部時間11月5日午後4時39分 シーキング・アルファ>
    ・マリオット・ホテルは第3四半期決算を発表した。為替の影響を除いた利用可能な一室当たりの売上高が、全世界では1.9%伸びたが、北米以外では5.4%の伸びに比し、北米は0.6%に留まった。
    関連資産償却費控除前のフィー収入(**)は市場予想値9億2千万ドルを上回る13%増の9億3千2百万ドルだった。
    ・通期見通しでは、EBITDA(税・利払い・償却前利益)がコンセンサスが34億8千万ドルに対し、34億6千万ドル~34億7千万ドルとしている。
    **フィー収入は、売上高の一部で、基本マネジメント・フィー(279百万ドル)、フランチャイズ・フィー(52百万ドル)、インセンティブ・マネジメント・フィー(151百万ドル)から成る。
    尚、売上高はフィー収入(グロス額932百万ドル、ネット額919百万ドル)、資産運用収入(397百万ドル)、ホテル事業収入(3,733百万ドル)に分かれる

  • マリオット・ホテル      損益計算書 (百万ドル)
              2018年   2017年    2018年    2017年
             3Q(3ヶ月)  3Q(3ヶ月)  3Q(9ヶ月)  3Q(9ヶ月)
    売上高*       5,049    5,078    15,401    15,201
    営業利益        570      790    1,810    2,080
    親会社株主に帰属する
    純利益         483      485    1,491    1,345
    基本EPS        1.39     1.30     4.23     3.55
    希薄化後EPS      1.38     1.29     4.18     3.51
    調整後EBITDA     900     806     2,609    2,342

                       売上高明細
              2018年   2017年    2018年    2017年
             3Q(3ヶ月)  3Q(3ヶ月)  3Q(9ヶ月)  3Q(9ヶ月)
     粗フィー収入   932      826    2,728    2,433
    純フィー収入    919      815    2,684    2,399
    資産運用収入    397      433    1,226    1,309
    ホテル事業収入  3,733     3,830    11,491    11,493
    合計       5,049     5,078    15,401    15,201

  • <付記>決算発表資料では・・・

    ①.希薄化後EPSは1.38ドル/株で前年同期比7%増。調整後希薄化後EPSは前年同期比62%増1.70ドル/株(調整対象科目はM&A関連の費用並び収益など)。
    また、第3四半期には資産売却を行っており、EPSに対する影響額は0.26ドル/株である(損益計算書では税引前その他収益などに710万ドル含まれる)。

    ②.第3四半期に670万株の自社株を8億4千1百万ドルで購入し、2018年度に入ってからの11月5日までの累計は2,080万株、27億ドルとしている。

    ③.会社は第2四半期決算発表時点(8月6日)での第3四半期見通しを発表しており***、これと実績対比を行っている。(***:会社は売上予想を部分的にしか開示していない。「cost reimbursement」と呼ぶ実際に費用のかかるホテル事業を開示対象に含めていない。)

             会社予想   実績(百万ドル)
    粗フィー収入   915~935   932
    資産運用収入      65     82
    一般管理費等   235~240   221
    その他収入等       3     12****
    持分法収益他       7     61***** 
    調整後EBITDA  845~870   900
    ****第2四半期に実施したフィジィのホテル売却に関する調整
    *****ジョイントベンチャーであるメキシコ・シティのJWマリオットホテル売却益55が主要差異要因

    ④.第4四半期に関し会社は以下のような予想を開示している。

      第4四半期会社予想(百万ドル:ドル/株)
              3ヶ月      年間
    粗フィー収入   900~910  3,628~3,638
    資産運用収入    約90      約331
    一般管理費等   245~250   930 ~ 935
    営業利益     665~680  2,741~2,756
    その他収入等       3     約188
    持分法収益他     約10    約105
    希薄化後EPS  1.37~1.41    6.15~6.18
    調整後EBITDA   847~862  3,456~3,471
    また2018年度年間総投資額は7億5千万~8億5千万ドルと見込んでいる。

  • 米時間11月5日 シーキング・アルファ

    マディソン・スクエア・ガーデンは、投資ファンドのシルバー・レイクが持分を7.4%に引き上げたことが、今朝証券取引委員会への届け出で分かった。
    これを受けて株価は3.4%上昇した。
    同社株は夏に上昇したが(過去一年で24.3%)、この数か月で16.8%下げた。

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