ニュースケール・パワー【SMR】の掲示板

［ルーマニア、DOICESTI　３月１８日　ロイター］ - ルーマニアのセバスチャン・ブルドゥジャ・エネルギー相は月曜日、欧州初の小型モジュール炉（SMR）を建設するかどうかについて、来年 にも予備的な最終投資決定を下す予定であると述べた。
国営の原子力発電事業者であるヌクレアエレクトリカは、2021年に米国の電力会社であるニュースケール・パワー<SMR.N>と提携し、低排出ガス電源を強化する取り組みの一環として原子炉を建設すると発表した。
ルーマニアは、EUの排出削減目標を達成するために二酸化炭素排出量の削減を目指して おり、2022年2月のロシアのウクライナ侵攻以来、より緊急の課題となっているエネルギー安全保障の強化を目指している。
NuScale社は、ルーマニア、ポーランド、その他ヨーロッパでのSMR建設を目指しているが、昨年末 、米国ユタ州でのSMRプロジェクト（(link)）は、コストと契約の問題に直面したため終了した。
Burduja氏によると、ルーマニアのプロジェクトは、NuScale社の見積もりによれば、ユタ州のプロジェクトよりも最大で3分の1安くなる可能性があるという。
月曜日、キャスリーン・アン・カヴァレック駐日米国大使は、ルーマニアのプロジェクトは米国輸出入銀行と米国国際開発金融公社から40億ドル相当の資金援助を受けていると述べた。
Nuclearelectricaの最高経営責任者であるCosmin Ghita氏は、投資家候補もプロジェクトへの出資に関心を持っていると述べた。
SMRは、停止中の石炭発電所の代替など新しい用途に適合するもので、従来の原子炉よりも規模を拡大しやすい。
ルーマニアは、ガス、石炭、水力、原子力、自然エネルギーをミックスして発電に利用しており、EUが資金提供する復興支援策のもと、褐炭を段階的に廃止することを約束している。