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NY外為市場=ドルが158円台乗せ、日銀の現状維持や米PCE受け
2024年4月27日午前 6:31 GMT+933分前更新

[ニューヨーク 26日 ロイター] - ニューヨーク外為市場では、ドルが158円台に乗せ、34年ぶり高値を更新した。日銀による政策の現状維持が材料視されたほか、米インフレ指標がおおむね予想と一致し、連邦準備理事会(FRB)が利下げ開始を遅らせるという観測が強まった。
日銀は金融政策決定会合で現状の政策を維持。植田和男総裁は記者会見で円安に対して踏み込んだ発言をせず、円売り地合いが一段と強まった。
EBSによると、ドル/円は終盤の取引で1.7%高の158.275円。
ドルは一時154.97円に急落し、円買い介入もしくは介入を前提に金融機関にレートの提示を求める「レートチェック」が入ったのではないかとの思惑も広がった。市場では、参加者の間での強い介入警戒感によって、一時的にドル売りが集中して発生したとみられている。
ドル/円は週間では2%上昇する勢いで、これは1月中旬以来の大幅な伸び。
26日発表された3月の米個人消費支出(PCE)価格指数は、前月比0.3%上昇で市場予想と一致。前年比は2.7%上昇と、予想の2.6%上昇を小幅上回った。変動の大きい食品とエネルギーを除くコアPCE価格指数は前年比2.8%上昇、前月比0.3%上昇と、ともに伸び率は2月と同じだった。
CMEのフェドウオッチによると、PCEを受け、市場が見込む9月利下げの確率は58%と、1週間前の68%から低下。12月利下げの確率は80%超織り込まれている。
主要通貨に対するドル指数は0.3%高の105.93。
ユーロ/ドルは0.2%安の1.0705ドル。週間では0.4%上昇と、3月初め以来の高い伸びとなる見通し。
ユーロ/円は一時、16年ぶりの高値となる168.85円を付けた。その後は1.1%高の168.845円近辺で推移した。週足では2.5%値上がりし、昨年6月半ば以来の大幅な伸びを記録する見通し。
ポンド/ドルは0.1%安の1.2501ドル。今週は1.1%上昇。3月初旬以来最大の値上がりとなる。
市場では、来週開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)が注目されている。

  • >>1014

    ドル一時急落、154円後半まで約2円 介入警戒の売り殺到か
    2024年4月26日午後 6:41 GMT+912時間前更新

    [東京 26日 ロイター] - 26日夕の外為市場でドルが154円後半まで約2円、突然急落した。市場では、政府による円買い介入ではないものの、参加者の間に強い介入警戒感が広がっており、一時的にドル売りが集中して発生したと見られている。
    植田和男日銀総裁の記者会見が終了した後の午後5時過ぎ、ドルは34年ぶり高値となる156円後半から、約2分間で154.97円まで一気に下落した。
    急落当初は円買い介入や、介入を前提に金融機関にレートの提示を求める「レートチェック」が入ったのではないかとの思惑が広がった。しかし、その後ドルがすぐに156円半ばへ反発したことで「介入やレートチェックであれば、ここまで急速に値を戻すことは考えづらい」(外銀関係者)と、否定的な見方が強まっている。
    ある大手銀関係者は「介入警戒感が高まる中、上値でまとまったドル売りが出たようで、それに反応して売りが瞬間的に殺到したようだ」としている。ドルは現在156円半ばと、急落前の水準にほぼ値を戻した。
    参加者の間では、政府が24年ぶりの円買い介入に踏み切った2022年9月22日と同様に、今回も日銀会合後の夕方に介入が行われる展開を警戒する声が出ていた。当時もドルが急落し始めたのは午後5時過ぎだった もっと見る 。