2025年9月期第1四半期決算短信の要約
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日本エコシステム株式会社の2025年9月期第1四半期は、ベニクス株式会社の買収効果や特別利益の計上により、売上高・利益ともに大幅な増加となりました。新賃貸ビル取得による資産規模の拡大と借入金の増加が見られますが、今後はファシリティ事業の強化や新素材開発によるシナジー効果が期待されます。
主な事業セグメント
日本エコシステム株式会社は、ファシリティ事業、環境事業、交通インフラ事業、アセットマネジメント事業の4つの社会インフラサービス事業を展開しています。新たにベニクス株式会社を買収し、防炎合板・パネル事業をファシリティ事業に加えました。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当第1四半期の連結業績は、売上高27.47億円(前年同期比45.8%増)、営業利益1.25億円(同60.0%増)、経常利益1.38億円(同45.8%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益3.17億円(同427.2%増)となりました。ベニクス株式会社の買収に伴う負ののれん発生益1.25億円や固定資産売却益1.89億円の特別利益が計上されています。
貸借対照表の変化
総資産は前期末比53.8%増の142.45億円となりました。主な要因は、新賃貸ビル取得による有形固定資産の増加です。負債は前期末比125.1%増の85.2億円となり、主に新賃貸ビル取得に伴う長期借入金の増加によるものです。純資産は前期末比4.5%増の57.24億円となりました。自己資本比率は前期末の58.3%から39.6%に低下しています。
キャッシュフローの変化
キャッシュ・フロー計算書は作成されていませんが、減価償却費は前年同期の7,300万円から1.27億円に増加しています。これは主に新賃貸ビル取得による有形固定資産の増加が影響していると考えられます。
今年度、来年度の業績見通しの変化
通期の連結業績予想は、売上高117.23億円(前期比26.0%増)、営業利益8.12億円(同6.1%増)、経常利益8.57億円(同6.1%増)、親会社株主に帰属する当期純利益5.35億円(同14.3%減)を見込んでいます。1株当たり当期純利益は61.64円と予想されています。
株主還元
2025年9月期の配当予想は、中間配当26円、期末配当9円となっています。ただし、2025年4月1日付で1株につき3株の割合で株式分割を予定しており、期末配当は分割後の株式数に基づいています。株式分割前ベースでの年間配当金は1株当たり53円となる予定です。
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