2024年12月期 決算短信の要約
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キヤノンマーケティングジャパン株式会社の2024年12月期決算は、ITソリューション事業の好調により売上高6,539億1,900万円（前期比7.3%増）、営業利益531億2,300万円（同1.2%増）と増収増益を達成しました。2025年12月期も引き続き成長を見込み、売上高6,800億円、営業利益560億円を予想しています。配当も増額し、株主還元の強化を継続する方針です。
主な事業セグメント
キヤノンマーケティングジャパン株式会社の主な事業セグメントは、コンスーマ、エンタープライズ、エリア、プロフェッショナルの4つです。コンスーマは個人向け製品、エンタープライズは大企業向けソリューション、エリアは中小企業向けソリューション、プロフェッショナルは専門分野向けソリューションを提供しています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
2024年12月期の連結業績は、売上高が前期比7.3%増の6,539億1,900万円となりました。ITソリューション事業が好調に推移し、特に保守・運用サービス/アウトソーシングやITプロダクト・システム販売が伸長しました。利益面では、営業利益が前期比1.2%増の531億2,300万円、経常利益が1.5%増の543億9,300万円、親会社株主に帰属する当期純利益が7.7%増の393億1,500万円となり、増収増益を達成しました。
貸借対照表の変化
貸借対照表では、総資産が前期末比5.9%減の5,245億9,100万円となりました。主な変動として、短期貸付金が1,199億9,500万円減少した一方、現金及び預金が210億3,500万円増加しました。負債は前期末比15.6%増の1,408億8,900万円、純資産は11.9%減の3,837億100万円となりました。自己資本比率は73.0%と高水準を維持しています。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは、前期比69.1%増の476億6,700万円の収入となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは757億3,500万円の収入となり、前期の100億1,100万円の支出から大きく改善しました。財務活動によるキャッシュ・フローは1,026億7,500万円の支出となり、主に自己株式の取得による支出が増加しました。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2025年12月期の連結業績予想は、売上高6,800億円（前期比4.0%増）、営業利益560億円（同5.4%増）、経常利益570億円（同4.8%増）、親会社株主に帰属する当期純利益395億円（同0.5%増）を見込んでいます。キヤノン製品事業の収益性強化とITソリューション事業の拡大により、増収増益を目指しています。
株主還元
2024年12月期の年間配当金は1株当たり140円（前期比20円増）となりました。2025年12月期の配当予想は年間150円と、さらなる増配を計画しています。配当性向は43.8%から41.4%へと若干低下する見込みですが、株主還元の強化を継続する方針が示されています。
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