2025年3月期第3四半期決算短信の要約
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日本エム・ディ・エムの第3四半期連結業績は、売上高184.58億円（前年同期比8.6％増）、営業利益12.29億円（同3.9％増）と増収増益となりました。日本と米国の両セグメントで売上が伸長し、特に米国での人工関節分野が好調でした。通期予想は据え置かれ、引き続き成長が期待されます。
主な事業セグメント
日本エム・ディ・エムは、人工関節、骨接合材料、脊椎固定器具などの医療機器を日本と米国で製造・販売しています。主な事業セグメントは日本と米国であり、自社製品売上比率は81.0％となっています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当第３四半期連結累計期間の売上高は184.58億円（前年同期比8.6％増）、営業利益12.29億円（同3.9％増）、経常利益11.94億円（同2.5％減）、親会社株主に帰属する四半期純利益8.79億円（同20.0％増）となりました。日本国内売上高は99.37億円（同4.2％増）、米国売上高は85.21億円（同14.3％増）と、両セグメントで増収となりました。人工関節分野では新製品の貢献があり、脊椎固定器具分野も好調でした。
貸借対照表の変化
総資産は前期末比23.11億円増の337.97億円となりました。主な増加要因は原材料及び貯蔵品16.31億円、商品及び製品6.21億円です。負債は11.18億円増の70億円となり、主に短期借入金が13.66億円増加しました。純資産は11.92億円増の267.96億円となり、自己資本比率は79.0％（前期末81.0％）となりました。
キャッシュフローの変化
キャッシュ・フロー計算書は作成されていませんが、減価償却費は12.59億円（前年同期11.88億円）と増加しています。短期借入金の増加13.66億円から、営業活動によるキャッシュ・フローの減少が推測されます。一方で、設備投資などの投資活動は継続されていると考えられます。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2025年3月期の通期連結業績予想は、売上高252億円（前期比8.7％増）、営業利益18.5億円（同5.9％増）、経常利益18.5億円（同0.4％増）、親会社株主に帰属する当期純利益13億円（同2.2％増）を見込んでいます。第3四半期までの実績を踏まえ、予想は据え置かれています。
株主還元
2025年3月期の年間配当金は1株当たり15円（前期14円）を予定しています。配当性向は30.4％となる見込みです。
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