2025年3月期第3四半期決算短信の要約
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アイホン株式会社の第3四半期決算では、売上高は462億2,700万円と前年同期比2.9%増加したものの、営業利益は25億3,100万円と36.7%減少しました。日本セグメントでの研究開発費増加や北米での競争激化が影響し、利益面で苦戦しています。通期予想は据え置かれており、今後の業績回復が注目されます。
主な事業セグメント
アイホン株式会社の主な事業セグメントは、日本、北米、欧州、タイ、ベトナムです。日本では戸建住宅、集合住宅、ケア、業務市場向けにインターホンシステムを提供しています。海外では各地域で集合住宅やオフィスビル向けにIP対応インターホンシステムを展開しています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当第3四半期連結累計期間の売上高は462億2,700万円(前年同期比2.9%増)となりました。一方、営業利益は25億3,100万円(同36.7%減)、経常利益は25億8,700万円(同42.7%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は20億5,300万円(同37.3%減)と減益となりました。日本セグメントでは売上高は増加したものの、研究開発費の増加等により営業利益は40.9%減少しました。北米セグメントでは競争激化や設備投資鈍化の影響で営業損失となりました。
貸借対照表の変化
総資産は前連結会計年度末比22億7,200万円減の761億4,300万円となりました。主な要因は棚卸資産の24億3,800万円減少です。負債は31億4,100万円減の103億6,100万円となりました。これは主に預り保証金の16億9,700万円減少によるものです。純資産は8億6,900万円増の657億8,200万円となり、自己資本比率は86.4%に上昇しました。
キャッシュフローの変化
キャッシュ・フロー計算書は作成されていませんが、減価償却費は前年同期の7.59億円から7.61億円に微増しています。また、貸借対照表から現金及び預金が前期末比19億3,100万円増加していることが分かります。これは棚卸資産の減少や預り保証金の減少などが影響していると考えられます。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2025年3月期の通期連結業績予想は、売上高623億円(前期比1.6%増)、営業利益45億円(同14.6%減)、経常利益50億円(同18.4%減)、親会社株主に帰属する当期純利益36億円(同22.5%減)を見込んでいます。第3四半期までの実績を踏まえても、この予想に変更はありません。
株主還元
2025年3月期の年間配当金は、前期と同額の1株当たり130円(中間配当50円、期末配当80円)を予定しています。配当予想に変更はありません。
注意事項
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