2025年3月期第3四半期決算短信の要約
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明電舎の第3四半期累計期間は、売上高1,910億8,300万円(前年同期比3.9%増)、営業利益59億9,000万円と大幅に改善しました。電力インフラ事業とフィールドエンジニアリング事業が好調で、EV関連の需要減少があったものの、全体として業績は堅調に推移しています。通期予想も上方修正され、継続的な成長が期待されます。
主な事業セグメント
明電舎の主な事業セグメントは、電力インフラ事業、社会システム事業、産業電子モビリティ事業、フィールドエンジニアリング事業、不動産事業です。電力関連設備や社会インフラ、産業用電子機器、保守サービスなどを幅広く手掛けています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当第3四半期累計期間の売上高は前年同期比3.9%増の1,910億8,300万円、営業利益は59億9,000万円(前年同期は7,900万円の損失)と大幅に改善しました。電力インフラ事業やフィールドエンジニアリング事業が好調で、社会システム事業も増収増益となりました。一方、産業電子モビリティ事業はEV関連の需要減少により減収となりましたが、損失は縮小しています。
貸借対照表の変化
総資産は前期末比0.05%増の3,349億4,700万円となりました。流動資産は棚卸資産の増加により1.8%増加し、固定資産は投資有価証券の減少により2.8%減少しました。負債は社債の償還などにより1.0%減少し、純資産は1.7%増加しました。自己資本比率は37.8%から38.3%に改善しています。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは212億6,600万円の収入となり、前年同期比311.2%増加しました。これは主に税金等調整前四半期純利益の増加や売上債権の回収によるものです。投資活動は51億8,900万円の支出、財務活動は43億9,500万円の支出となりました。結果として、現金及び現金同等物は前期末比71.7%増加しています。
今年度、来年度の業績見通しの変化
通期の業績予想を上方修正し、売上高3,050億円(前回比1.7%増)、営業利益185億円(同15.6%増)、経常利益185億円(同19.4%増)、親会社株主に帰属する当期純利益140億円(同21.7%増)を見込んでいます。EV事業の需要減少はあるものの、電力インフラ事業やフィールドエンジニアリング事業を中心に旺盛な需要が継続すると予想されています。
株主還元
配当金の総額や次期配当予想についての具体的な記載はありませんが、第3四半期末時点での配当支払開始予定日は「－」とされています。
注意事項
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