銀の工業用途は、電気・電子部品(半導体、基板、スイッチ)、太陽光発電パネルの電極、はんだ、医療機器(抗菌性利用)、写真フィルム(感光材)、触媒、水質浄化など多岐にわたり、特に電気・熱伝導性の高さと抗菌性を活かし、身近な製品から先端技術まで幅広く利用されています。
主な工業用途
電気・電子部品:最も主要な用途で、高い導電性を活かし、スイッチ接点、プリント基板、導電ペーストなどに使われます。
太陽光発電:パネルの裏面電極(バスバー)として不可欠で、太陽電池の効率向上に貢献します。
はんだ・接合材:優れた接合性を持つため、電子部品や精密機器のはんだ付けに用いられます。
医療分野:抗菌・殺菌作用を利用し、医療器具、消毒液、歯科材料などに利用されます。
写真・フィルム:かつては写真フィルムの感光材として大量に使われましたが、デジタル化で減少傾向にあります。
その他:
触媒:化学反応を促進する触媒として利用されます。
LEDチップ:LEDの製造工程で使われます。
RFIDチップ:物流管理用のICタグにも使われます。
ガラスコーティング:鏡や特殊ガラスのコーティング。
銀が選ばれる理由
高い電気伝導性:全ての金属の中で最も電気を通しやすい。
優れた熱伝導性:熱も非常によく伝えます。
抗菌性:菌の繁殖を抑える性質を持つ。
耐腐食性:錆びにくく、安定している。
加工性:延性・展性に富み、加工しやすい。
近年では、スマートフォン、AI、EV(電気自動車)などの分野で銀の需要が拡大しており、その工業用途はさらに広がっています。