2025年３月期 第３四半期決算短信の要約
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東邦亜鉛の第3四半期決算は、亜鉛相場上昇と円安により製錬事業の収益が大幅に改善し、営業利益58億7,700万円、経常利益42億9,900万円と黒字転換しました。一方、亜鉛製錬事業の再編に伴う減損損失73億8,300万円を計上し、四半期純損失10億1,700万円となりました。事業再生計画の実行により、財務基盤の強化を図っています。
主な事業セグメント
東邦亜鉛株式会社の主な事業セグメントは、製錬事業、環境・リサイクル事業、資源事業、電子部材・機能材料事業です。製錬事業では亜鉛、鉛、銀などの製錬を行い、環境・リサイクル事業では酸化亜鉛の製造などを行っています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当第3四半期連結累計期間の売上高は前年同期比0.0%減の972億9,500万円となりました。営業利益は58億7,700万円(前年同期は6億9,100万円の損失)、経常利益は42億9,900万円(同36億2,500万円の損失)と大幅な増益となりました。亜鉛相場上昇や円安が損益改善に寄与し、製錬事業の収益が大きく改善しました。一方、親会社株主に帰属する四半期純損失は10億1,700万円(前年同期は302億3,100万円の損失)となりました。
貸借対照表の変化
総資産は前期末比13.6%減の936億4,900万円となりました。固定資産の減少が主因です。負債は前期末比14.2%減の907億3,700万円となりました。純資産は前期末比7.6%増の29億1,100万円となり、自己資本比率は3.1%と0.6ポイント上昇しました。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローの詳細な記載はありませんが、現金及び預金が前期末比25.6%減の99億7,900万円となっており、営業活動によるキャッシュ・フローは減少したと推測されます。投資活動では豪州鉱山の譲渡などがあり、財務活動では借入金の返済などがあったと考えられます。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2025年3月期通期の連結業績予想は、売上高1,270億円(前期比2.9%減)、営業利益52億円、経常利益32億円、親会社株主に帰属する当期純損失30億円を見込んでいます。亜鉛製錬事業の再編に伴う特別損失約5億円を見込んでいます。
株主還元
2025年3月期の配当予想は期末配当0円、年間配当0円となっています。前期実績も年間配当0円でした。
注意事項
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