2025年８月期 第１四半期決算短信の要約
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株式会社トリプルアイズの2025年8月期第1四半期決算は、売上高が前年同期比55.3%増の13.63億円と大幅に伸長し、経常利益も5,400万円の黒字に転換しました。AIソリューション事業の成長が牽引役となり、GPUサーバー事業も収益性が改善しています。第三者割当増資により財務基盤も強化され、今後の成長に向けた基盤が整いつつあります。
主な事業セグメント
AIソリューション事業とGPUサーバー事業の2つのセグメントで構成されています。AIソリューション事業はAI/システム開発、AI搭載の自社プロダクトサービス、自動車設計を行うエンジニアリングの3つのサブセグメントがあります。GPUサーバー事業は暗号資産マイニング用途やAI開発用途のGPUサーバーマシン、データセンターの販売を行っています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当第1四半期連結累計期間の経営成績は、売上高が13.64億円(前年同期比55.3%増)と大幅に増加しました。営業損失は2,957.6万円(前年同期は7,297.1万円の損失)と改善し、経常利益は5,454.1万円(前年同期は3,072.3万円の損失)と黒字転換しました。親会社株主に帰属する四半期純利益も4,731.3万円(前年同期は2,506.6万円の損失)と黒字化しています。EBITDAは1.22億円となり、収益性が向上しています。AIソリューション事業の売上高が78.5%増加し、セグメント利益も黒字化したことが全体の業績改善に大きく寄与しています。
貸借対照表の変化
総資産は59.63億円(前期末比21.3%増)となりました。主な増加要因は、現金及び預金が8.63億円増加したことです。負債は39.33億円(前期末比3.3%減)となり、主に長期借入金が9,291.3万円減少しました。純資産は20.3億円(前期末比138.8%増)と大幅に増加し、純資産比率が17.3%から34.0%に改善しました。これは主に第三者割当増資により資本金及び資本剰余金がそれぞれ6.15億円増加したためです。
キャッシュフローの変化
キャッシュ・フロー計算書は作成されていませんが、現金及び預金が8.63億円増加しており、営業活動によるキャッシュ・フローの改善が示唆されます。投資活動では長期貸付金が1.14億円増加し、財務活動では第三者割当増資による資金調達が行われました。一方で、長期借入金の返済9,291.3万円があり、財務活動全体としては資金調達が返済を上回っています。
今年度、来年度の業績見通しの変化
通期の業績予想は前回予想(2024年10月15日発表)から変更ありません。売上高59.92億円(前期比35.9%増)、営業利益1.11億円(同192.6%増)、経常利益9,800万円(同109.6%増)、親会社株主に帰属する当期純利益3,000万円(同59.6%減)を見込んでいます。第1四半期の実績は概ね計画通りに推移しており、通期予想達成に向けて順調なスタートを切っています。
株主還元
配当に関する具体的な記載はありませんが、2025年8月期の配当予想は0円となっています。現時点では無配の方針が継続されると見られます。
注意事項
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