(株)ポーラ・オルビスホールディングスの決算情報

ポーラ・オルビスホールディングスは、ビューティケア事業を主力とし、不動産事業も展開しています。ビューティケア事業では、POLAやORBIS、Jurliqueなどのブランドを展開し、スキンケア製品を中心に化粧品を提供しています。

当第1四半期連結累計期間の売上高は413.13億円（前年同期比1.0％増）、営業利益は41.48億円（同23.5％増）となりました。ORBISブランドの増収が全体をけん引し、売上・利益ともに前年を上回りました。一方、経常利益は24.7億円（同47.1％減）、親会社株主に帰属する四半期純利益は13.1億円（同58.1％減）と大幅減益となりました。これは主に為替差損益の影響によるものです。

総資産は前連結会計年度末比5.1％減の1,901.42億円となりました。主な変動は、有価証券の79.96億円減少、未収金の減少による流動資産「その他」の38.51億円減少です。負債は14.8％減の301.65億円となり、主に未払法人税等の29.48億円減少によるものです。純資産は3.0％減の1,599.77億円となりました。

キャッシュ・フロー計算書は作成されていませんが、減価償却費は前年同期の19.69億円から19.84億円に増加しています。これは設備投資の継続を示唆しています。また、現金及び預金が前連結会計年度末から15.75億円増加しており、営業活動によるキャッシュ・フローは引き続き堅調であると推測されます。

2025年12月期の通期連結業績予想は、売上高1,740億円（前期比2.1％増）、営業利益145億円（同5.0％増）、経常利益147億円（同8.6％減）、親会社株主に帰属する当期純利益85億円（同8.5％減）を見込んでいます。為替変動の影響を考慮しつつも、増収増益を目指しています。

2025年12月期の年間配当金は前期と同額の52円（中間配当21円、期末配当31円）を予定しています。配当予想に変更はありません。