2025年３月期 第３四半期決算短信の要約
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デジタルガレージの当第3四半期連結累計期間は、プラットフォームソリューションの決済取扱高が前年同期比22%増の5.6兆円に伸長し、収益は275.8億円(前年同期比0.1%増)となりました。しかし、グローバル投資インキュベーションでの投資先評価損により、税引前四半期損失75.92億円、親会社の所有者に帰属する四半期損失52.41億円を計上しました。決済事業の成長が続く一方で、投資事業のリスクが顕在化した決算となりました。
主な事業セグメント
デジタルガレージは、プラットフォームソリューション、ロングタームインキュベーション、グローバル投資インキュベーションの3つの事業セグメントを展開しています。プラットフォームソリューションでは決済プラットフォームを軸とした事業を、ロングタームインキュベーションでは決済プラットフォーム拡大を目的とした戦略事業を、グローバル投資インキュベーションではスタートアップ企業等への投資を行っています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当第3四半期連結累計期間の収益は275.8億円(前年同期比0.1%増)となりました。一方、税引前四半期損失は75.92億円(前年同期は61.36億円の利益)、親会社の所有者に帰属する四半期損失は52.41億円(前年同期は44.15億円の利益)となりました。プラットフォームソリューションの決済取扱高は前年同期比22%増の5.6兆円に伸長しましたが、グローバル投資インキュベーションで投資先の評価損を計上したことが大きく影響しています。
貸借対照表の変化
資産合計は前連結会計年度末比11.7%増の2,584.53億円となりました。主な要因は、現金及び現金同等物が307.77億円増加したことです。負債合計は26.8%増の1,766.77億円となり、主に決済事業等に係る営業債務及びその他の債務が455.41億円増加しました。資本合計は11.2%減の817.75億円となりました。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは521.67億円の収入となり、前年同期比で大幅に増加しました。投資活動によるキャッシュ・フローは86.26億円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローは128.12億円の支出となりました。結果として、現金及び現金同等物の四半期末残高は803.48億円となり、前連結会計年度末から307.77億円増加しました。
今年度、来年度の業績見通しの変化
プラットフォームソリューションのうち、決済事業の税引前利益は前連結会計年度比20%の増益を見込んでいます。プラットフォームソリューション全体のセグメント業績見通しは、20%から25%の増益を予想しています。ただし、スタートアップ企業等への投資により保有する有価証券の期末時点の公正価値評価額を合理的に見積もることが困難なため、連結業績予想の開示は行っていません。
株主還元
当第3四半期連結累計期間における配当金の総額は18.95億円でした。次期配当予想については、1株当たり53円(普通配当43円、特別/記念配当10円)を予定しています。
注意事項
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