2025年3月期 第3四半期決算短信の要約
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セントラル硝子の第3四半期業績は、売上高1,054.59億円（前年同期比12.7%減）、経常利益100.24億円（同7.8%減）と減収減益となりました。特にエネルギー材料の売上高が59.9%減少し、全体の業績悪化に大きく影響しています。通期予想も下方修正され、厳しい事業環境が続くことが予想されます。一方で、自己資本比率は56.6%に改善し、財務体質の強化が進んでいます。
主な事業セグメント
セントラル硝子株式会社の主な事業セグメントは、化成品事業とガラス事業です。化成品事業では素材化学品、医療化学品、電子材料、エネルギー材料、肥料などを扱っています。ガラス事業では建築用ガラス、自動車用ガラス、ガラス繊維などを製造・販売しています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当第3四半期連結累計期間の売上高は1,054.59億円で、前年同期比12.7%減少しました。経常利益は100.24億円（前年同期比8.47億円減）、親会社株主に帰属する四半期純利益は68.69億円（前年同期比24.31億円減）となりました。化成品事業の売上高は18.5%減、ガラス事業は3.1%減となっています。特にエネルギー材料の売上高が59.9%減少し、全体の業績に大きな影響を与えています。
貸借対照表の変化
総資産は前連結会計年度末比85.46億円減少し2,058.58億円となりました。負債は94.99億円減少し848.54億円、純資産は9.53億円増加し1,210.03億円となりました。自己資本比率は3.0%増加し56.6%になりました。主な変動要因として、受取手形、売掛金及び契約資産が23.46億円減少、投資有価証券が39.8億円減少、有利子負債が87.44億円減少しています。
キャッシュフローの変化
キャッシュ・フロー計算書は作成されていませんが、減価償却費は前年同期の68.13億円から66.74億円に減少しています。また、借入の返済により有利子負債が87.44億円減少しており、財務活動によるキャッシュ・フローがマイナスとなっていることが推測されます。
今年度、来年度の業績見通しの変化
通期連結業績予想が修正されています。売上高は1,450億円（前期比9.6%減）、営業利益105億円（同27.7%減）、経常利益118億円（同27.5%減）、親会社株主に帰属する当期純利益65億円（同47.9%減）を見込んでいます。業績予想の下方修正が行われており、特に利益面での減少が顕著です。
株主還元
2025年3月期の年間配当金予想は170円（前期実績159円）となっています。第2四半期末に85円の配当が実施され、期末配当も85円が予定されています。配当予想に修正はありません。
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