2. サイオスの投資ポートフォリオからの消滅(2023-2024年)
サイオス株式会社の直近の**有価証券報告書(第27期・第28期)**および決算補足資料を精査しました。
投資有価証券の売却: サイオスは近年、非上場株式(いわゆる政策保有株や投資先)の売却を積極的に進めており、2023年12月期までに多くの投資先を整理しています。
記載の削除: 以前の資料では「主な投資先」としてRhelixaの名前が挙がっていましたが、現在は「FinOps」や「API Security」といった本業に近い領域の記載に塗り替えられており、Rhelixaの名前は完全に消えています。
3. サイオスの事業戦略のピボット(2024-2025年)
サイオスの最新の経営戦略(2025年1月の年頭所感や2024年後半のリリース)では、以下の領域にリソースを集中させています。
AI・生成AI: Azure OpenAI Serviceを活用したコンサルや、子宮肉腫診断AI(これは医療ですが、Rhelixaとの共同ではなく単独または大学との共同)
SaaS・認証: Gluegent等の既存自社サービスの強化
インフラ: Akamai等との提携によるセキュリティ強化
一方、Rhelixaと提携した当初の目的であった「エピゲノム解析クラウドの提供」という文言は、2022年以降の事業計画からは事実上消滅しています。
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