2025年３月期 決算短信の要約
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株式会社リニカルの当期連結業績は、売上高104.37億円（前期比15.2％減）、営業損失5.83億円と大幅な減収減益となりました。日本・アジア地域の減収が主因ですが、次期は売上高112億円（前期比7.3％増）、営業利益3億円と業績回復を見込んでいます。
主な事業セグメント
株式会社リニカルは、医薬品開発業務受託事業（ＣＲＯ事業）を主たる事業とし、医薬品製造販売後支援事業（育薬事業）も展開しています。ＣＲＯ事業では臨床試験のモニタリング業務を中心に、データマネジメントや統計解析などの業務を受託しています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当期の連結経営成績は、売上高が104.37億円（前期比15.2％減）となりました。利益面では、営業損失5.83億円（前期は7.25億円の営業利益）、経常損失4.98億円（前期は7.9億円の経常利益）、親会社株主に帰属する当期純損失5.39億円（前期は3.38億円の純利益）と大幅な減収減益となりました。日本・アジア地域の大幅な減収が主な要因です。
貸借対照表の変化
資産合計は前期比9.5％減の167.75億円となりました。主に現金及び預金、売掛金及び契約資産、立替金、のれんが減少しました。負債合計は前期比7.6％減の95.21億円、純資産合計は前期比11.9％減の72.53億円となりました。自己資本比率は43.2％と前期末から1.2ポイント低下しています。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは5.95億円の獲得（前期は10.65億円の獲得）となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは4,500万円の使用（前期は2,800万円の使用）、財務活動によるキャッシュ・フローは9.39億円の使用（前期は9.6億円の使用）となりました。その結果、現金及び現金同等物の期末残高は前期末より4.25億円減少し、70.39億円となりました。
今年度、来年度の業績見通しの変化
次期の連結業績見通しは、売上高112億円（前期比7.3％増）、営業利益3億円（前期は5.83億円の営業損失）、経常利益3.2億円（前期は4.98億円の経常損失）、親会社株主に帰属する当期純利益1.5億円（前期は5.39億円の親会社株主に帰属する当期純損失）を見込んでいます。日本・アジア地域での業績回復や米国での大型案件の獲得などにより、増収増益を予想しています。
株主還元
当期の普通株式の期末配当金は1株当たり16円を予定しています。次期の配当金についても、1株当たり16円を予定しています。
注意事項
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