2027年3月期 第1四半期決算短信の要約
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大和ハウス工業の2027年3月期第1四半期は、売上高が前年同期比9.0%増の1兆4,084億円、営業利益が10.6%増の1,306億円と好調な滑り出しとなりました。一方、マンション事業の大幅減益や有利子負債の増加が懸念点として挙げられます。通期予想は退職給付数理差異等の影響もあり大幅減益見通しです。
主な事業セグメント
大和ハウス工業株式会社の主な事業セグメントは、戸建住宅、賃貸住宅、マンション、商業施設、事業施設、環境エネルギーの6セグメントです。住宅から物流・商業施設、再生可能エネルギーまで幅広い事業を展開しています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
2027年3月期第1四半期の連結業績は増収増益となりました。売上高は前年同期比9.0%増の1兆4,084億円、営業利益は10.6%増の1,306億円、経常利益は9.9%増の1,230億円、親会社株主に帰属する四半期純利益は9.1%増の832億円と、主要指標がそろって改善しました。セグメント別では、戸建住宅・賃貸住宅・事業施設・環境エネルギーが増収増益となった一方、マンション事業は引渡戸数の減少により売上高が13.6%減、営業利益が46.5%減と大幅に落ち込んでいる点が懸念材料です。
貸借対照表の変化
総資産は前期末比2,039億円増加し8兆6,164億円となりました。販売用不動産・仕掛販売用不動産の仕入増加により棚卸資産が膨らんだ一方、短期借入金が前期末比38.7%増の1兆514億円、コマーシャル・ペーパーが39.7%増の2,500億円に増加し、資金調達が拡大しています。純資産は配当金支払い等により前期末比196億円減少し3兆26億円となりました。
キャッシュフローの変化
当第1四半期連結累計期間に係る四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成されていないため、詳細な比較は開示されていません。なお、減価償却費(のれん除く)は前年同期比8.2%増の365億円、のれん償却額は前年同期比15.9%減の33億円となっています。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2027年3月期通期の連結業績予想は、売上高が前期比5.8%増の5兆9,000億円、営業利益は前期比25.2%減の4,600億円、経常利益は29.7%減の4,020億円、親会社株主に帰属する当期純利益は24.1%減の2,660億円と大幅な減益が見込まれています。ただし、前期に発生した退職給付数理差異等償却額の影響を除いた場合、営業利益の前期比は7.9%減にとどまります。なお、第1四半期の業績を踏まえ、通期予想が修正されています。
株主還元
2026年3月期の年間配当金は1株当たり175円(普通配当165円+創業70周年記念配当10円)でした。2027年3月期は2026年10月1日を効力発生日とする1株2株の株式分割が予定されており、分割考慮後の期末配当予想は46円、第2四半期末配当予想は86円となっています。なお、配当予想は直近公表から修正されています。
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