26日の東京株式市場で日経平均株価は反発。日銀金融政策決定会合で「現状維持」が発表されると買いが膨らみ、一時3万8000円台を回復した。
大引けの日経平均株価は前日比306円28銭高の3万7934円76銭。プライム市場の売買高概算は18億6122万株。売買代金概算は4兆9674億円となった。値上がり銘柄数は1189と全体の約72%、値下がり銘柄数は420、変わらずは42銘柄だった。
前日の米株式市場でNYダウは続落したが、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)は上昇。決算を発表したアルファベット <GOOG> やマイクロソフト <MS> も時間外取引で急伸した。この米ハイテク株高の流れのなか、東京市場で日経平均株価は上昇してスタートした。日銀金融政策決定会合の結果発表が注目されたが、昼休み時間中に金融政策の現状維持が発表されると、後場に入り一気に買いが膨らみ日経平均株価の上昇幅は一時400円を超えた。為替も1ドル=156円台へと円安が進行した。ただ、買い一巡後はやや伸び悩み、引けにかけ上昇幅は縮小した。半導体関連のほか、不動産、海運株などが買われた。
個別銘柄では、東京エレクトロン <8035> やレーザーテック <6920> 、アドバンテスト <6857> が高く、ソシオネクスト <6526> やルネサスエレクトロニクス <6723> が値を上げた。TOWA <6315> や野村マイクロ・サイエンス <6254> もしっかり。三井不動産 <8801> や三菱地所 <8802> が買われ、キーエンス <6861> や三井E&S <7003> が上昇した。日本郵船 <9101> や川崎汽船 <9107> もしっかり。
半面、三井住友フィナンシャルグループ <8316> やファーストリテイリング <9983> が軟調。決算内容が嫌気された信越化学工業 <4063> が急落したほか、ディスコ <6146> やデンソー <6902> 、富士通 <6702> が値を下げた。コマツ <6301> や伊藤忠商事 <8001> が安く、さくらインターネット <3778> が下落した。
出所:MINKABU PRESS
みんかぶ(FX)
最終更新:4/26(金) 15:50
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