後場コメント No.3　ネオジャパン、ミダックＨＤ、大同メタ、東電力ＨＤ、古林紙、電通総研

★13:05　 ネオジャパン－底堅い　米ＦａｎＫａｖｅとサブライセンス契約し「FanVoice AI」提供開始
　ネオジャパン<3921>が底堅い。同社は21日、ＦａｎＫａｖｅ（米カリフォルニア州）とAI VoCサービス「FanVoice AI」のサブライセンス契約を締結し、日本でのサービス提供を開始したと発表した。
　
　「FanVoice AI」は音声・動画による「顧客の生の声」をAIが分析し、顧客のニーズや感情・ニュアンスなどの定性データを収集できるAI VoC（Voice of Customer）サービス。
　
　音声入力という手軽な方法により回答率の向上とデータ量の増加が期待できると同時に、映像を使ったVisualコミュニケーションでコスト削減を実現する。また、自動分析機能により、膨大な音声データをテキストデータに変換し、前後の文脈から顧客の感情やニュアンスまで分析することでより深い洞察を得ることができるとしている。

★13:10　 ミダックＨＤ－底堅い　新規水処理施設の建設工事を発注　26年4月以降稼働へ
　ミダックホールディングス<6564>が底堅い。同社は21日13時、新規水処理施設の建設工事を発注すると発表した。

　過去の公募増資時に公表した通り、同社傘下のミダックは既存水処理施設の処理能力の増強ならびに老朽化への対応のため、新規水処理施設の設置を計画している。今般、静岡県浜松市からの許可取得の見通しが立ったため、2026年4月以降の施設稼働に向けて建設工事の発注を決定した。投資総額は約35億円としている。

★13:21　 大同メタル－反発　太陽光発電設備を増設
　大同メタル工業<7245>が反発。同社は21日、再生可能エネルギーのさらなる利用推進を目的として、太陽光発電設備を自社所有地（岐阜県美濃市）にて増設すると発表した。

　中部電力<9502>傘下である中部電力ミライズのオフサイトPPAサービス（電力購入契約）を介して、同社の犬山事業所へ3月20日より供給を開始する予定。消費電力の置き換えは同事業所の消費電力約4.6％に相当し、二酸化炭素（CO2）削減効果は年間約813.5トンになるとしている。

★13:23　 東京電力ＨＤ－大幅高　柏崎刈羽原発再稼働の理解求めエネ庁長官が知事に書簡手渡すと伝わる
　東京電力ホールディングス<9501>が大幅高。ブルームバーグ通信は21日、村瀬佳史エネルギー庁長官らは21日、同社の柏崎刈羽原子力発電所の再稼働への理解を得るため、同県の花角英世知事と会見し、経済産業相の書簡を手渡したと報じた。
　
　書簡は、国のエネルギー基本計画における安全性確保を前提として、原子力規制委員会による規制基準に適合すると認められた場合には、原発再稼働への理解を得たいとしている。

★13:31　 古林紙工－続伸　金剛運送を子会社化
　古林紙工<3944>が続伸。同社は19日、持分法非適用関連会社である金剛運送を子会社化すると発表した。

　金剛運送は横浜市戸塚区を拠点とする一般貨物運送事業者であり、同社は製品などの運送および倉庫業務の一部を委託している。また、金剛運送は売上高の約85％が同社との取引となっている。金剛運送を子会社化することにより、運送業務や倉庫管理業務など物流専業者のノウハウを生かして同社グループの企業価値向上につなげるとしている。

★13:34　 電通総研－続落　藤枝市の公共施設にスマートロックを導入
　電通総研<4812>が続落。同社は21日、電通グループ<4324>傘下の電通東日本ならびに構造計画研究所<4748>と共同で、藤枝市の体育館や指定緊急避難所などの公共施設にスマートロックを整備し、同日より本格運用を開始すると発表した。
　
　スマートロックの導入で鍵管理をデジタル化し、管理人から鍵を「借りる」「返す」手間をなくすことで住民の利便性向上と管理者の業務効率化を推進するとともに、災害時の避難所開設の迅速化を図る。同社は、多くの自治体のDX推進支援を通じて培った知見や技術を生かし、プロジェクト管理、要件定義、機器初期設定を担当するとしている。

　なお、株価への好影響は限定的となっている。