WSCOPE、MSOL、鎌倉新書など/本日の注目個別銘柄

3/15 15:25 配信

フィスコ

現在値
INPEX2,373+13
ビジョナル7,320-400
パーク241,698+30
エニーカラ2,185+16
鴻池運輸2,251+6

<1605> INPEX 2206 +94
大幅続伸。鉱業・石油セクターが業種別上昇率上位になるなど、本日は同社を始め
石油関連株に人気が向かっている。原油相場の上昇が背景となっており、前日のNY
原油相場で4月物WTI価格は1.9%高の81.26ドルにまで上昇、4カ月ぶりの高値水準と
もなっている。IEAが発表した3月の石油市場リポートにおいて、2024年の石油需給
見通しが前月までの供給過剰から一転して供給不足になるとの予測が示されてい
る。

<4194> ビジョナル 8860 -330
大幅続落。前日に上半期決算を発表、営業利益は97.9億円で前年同期比68.1%増と
なった。11-1月期は48.3億円で同2.3倍と増益率は拡大、30億円程度のコンセンサス
も上回る。上半期は上振れたものの、広告宣伝費の下半期シフトにより、通期計画
は160億円で据え置き、決算内容はポジティブとみられるが、本日は中小型グロース
株の地合いが弱い中、通期予想据え置きもあって短期的な出尽くし感が先行。

<4666> パーク24 1687.5 -104.5
大幅反落。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は86.2億円で前年同期比2.4%
増、会社計画の76億円は上振れたものの、95億円程度の市場コンセンサスには未
達。モビリティや国内駐車場は会社計画上振れも、海外駐車場は豪州の回復遅延な
どにで下振れた。海外ではインフレによるコスト上昇の影響も大きかったようだ。
今期のコンセンサスは会社計画を上回るため、微増益にとどまった決算をマイナス
視。

<5032> ANYCOLOR 2451 -689
一時ストップ安。前日に第3四半期決算を発表、累計営業利益は90.4億円で前年同期
比20.4%増となった。ただ、11-1月期は26億円で同20.0%減と減益に転じており、
ネガティブな反応が優勢となった。NIJISANJI ENは前年同期に特定商材が大きく貢
献した反動で減収、「にじさんじフェス」関連の費用が想定以上に大きかったこと
などで利益率も悪化した。なお、売上高は会社計画通りの着地と。

<9025> 鴻池運輸 2058 +242
急伸。従業員による不正行為発覚などで遅延していた第3四半期の決算を前日に発
表、累計営業利益は133億円で前年同期比22.9%増となり、通期予想は従来の143億
円から164億円、前期比23.8%増に上方修正している。空港関連で国際旅客便復便率
が想定を上回ったほか、鉄鋼・エンジニアリング関連ではスポット作業を獲得でき
たもよう。業績上振れに伴い、年間配当金も従来計画の51円から62円にまで引き上
げ。

<7033> MSOL 2345 -500
ストップ安。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は3億円で前年同期比38.2%増
と2ケタ増益スタートになっている。ただ、通期計画の35億円に対する進捗率は8.
7%にとどまっており、ネガティブな反応が先行する形に。なお、今24年12月期は決
算期変更のため14カ月決算となるが、23年11月から24年10月までの会社側見込み数
値と比較しても、進捗率は10.1%の水準である。

<3856> エーバランス 2814 +500
ストップ高比例配分。過年度決算の訂正とともに、遅れていた上半期の決算を前日
に発表している。上半期営業利益は101億円で前年同期比2倍の水準となっている。
第1四半期46.8億円に対して、10-12月期も53.7億円と高水準の利益計上が続く形
に。売上高は減少も、セル工場稼働やVSUNの生産効率向上によるコスト低減が背
景。通期計画158億円に対する高進捗からの業績上振れを意識する展開に。

<6619> WSCOPE 578 -150
ストップ安。前日に24年1月期の決算を発表、営業利益は38.7億円で前期比50.6%減
となり、従来計画の55億円を大きく下回る着地になっている。車載用電池向けセパ
レータの一部モデルにおける単価下落、電動工具の電池需要の落ち込み、新規事業
であるイオン交換膜の売上計上ずれ込みなどが背景。25年1月期は40億円で同3.5%
増と増益を見込むが、前期の従来計画水準を大きく下回っている。

<6184> 鎌倉新書 700 +100
ストップ高。前日に24年1月期決算を発表、営業利益は8.2億円で前期比18.9%増と
なった。計画の8.6億円は下振れたものの、第3四半期までは減益であったため、ポ
ジティブに捉える動きが先行。また、25年1月期は11億円、同34.8%増と増益率拡大
予想となっている。さらに、中期計画を発表、数値目標としては27年1月期営業利益
25億円などを掲げており、業績成長への期待があらためて高まる状況にも。

<4936> アクシージア 763 -95
急落。前日に上半期の決算を発表、営業利益は6.1億円で前年同期比33.6%減とな
り、通期予想は従来の24億円から7.4億円、前期比61.0%減にまで下方修正してい
る。中国の経済成長鈍化や、ALPS 処理水放出に伴う日本化粧品回避の動きなどの影
響を受け、化粧品の販売減少が続くことが予想されるとしている。また、シェア回
復のための広告宣伝費を今後積極的に投下予定であるともしている。
《ST》

フィスコ

最終更新:3/15(金) 15:25

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