検索結果
-
GDC 2024 (Game Developers Conference 2024) での任天堂によるゼルダの伝説TotK の開発紹介セッションの動画を見ました。 すると、このゲーム開発での開発経験の蓄積は、WiiU用に開発されたゼルダBotWでの開発があり、それを基礎として、さらにその開発経験を元に開発を進め、新しい物理エンジンなどのインハウスの開発ライブラリを充実させたことがわかります。 このライブラリの本質は何かというと、要するに、これまでのゲームではコンピュータの性能が低く、外部世界を豊富に組み入れることが難しかったことを、より豊富にゲーム世界に取り入れ、体験の幅を格段に広げたことです。 しかも、その体験を実現するツールを、ソフトライブラリというソフト的な構造に担わせることで、広範な再利用を可能にし、さらにその持続的な改良を可能にしていることが、大きなポイントです。 ここでよく、UNIXとかLinuxを称賛していますが、その本質の一つは、こういライブラという知的資産の共有化と、その利用寿命の長期化にあり、それにより相互の再利用が可能になり、コンピュータソフトの幅が急激に広がっていることです。
-
Linuxは開発マシン、もしくはサーバー用途やね。 CのライブラリやUNIXシェルが使えるから。
-
わしゃ、若い頃は有志が立ち上げた一つのMacintoshユーザーズクラブの一員だが、 LinuxはDebianだ。Debianはwoodyから使っている。 ファイルサーバーとメディアサーバーとして使っている。マシンはインテルNUC だ。消費電力が数ワットなのが良い。 Unixが走るマシンは無い。
-
ま、Linuxと言っても UNIX系と言ってしまえば一緒や
-
サーバーの主流はUNIXではなくて、Linuxやね。 サーバーにWindowsを使う場合もわざわざWSLをサーバーとして使わないと思う。
-
先ほど、最適なシステム仕様と簡単に書きましたが、実はこれが一番複雑で難しいものになります。要するに、UNIX/Linux技術であり、アーキテクチャ技術であり、コンパイラ技術であり、マルチコア技術と並列処理技術であり、超解像度技術などです。 さらに、これらはそこにクラウド技術が加わります。 すなわち、システム管理にはアマゾンサーバが使われ、ゲームサーバにはグーグルサーバが使われ、それらがスイッチ環境と一体となったゲームシステム環境になりますから、理解の難易度はさらに高くなります。 そして、それらを使う任天堂のゲームソフト開発技術も、それらに影響を受けて高度化しますから、その分析も必要です。 要するに、グラがよければ良いゲームだというような、簡単な話ではなく、人間の脳は何に反応して面白さを感じるのかという、経験的な脳科学の領域の理解も必要です。 このソフト的な環境全体が、システム環境ということになり、その理解も必要です。
-
自分は過去にNVIDIAでも儲けさせてもらっているので、ある程度は調べています。 NVIDIAが躍進した理由は、CUDAという開発環境を古くから整備してきているからです。 さらに、そのCUDAを使い、GPGPUを使うソフトを開発している開発者に対しても手厚いサポートをしてきています。それはNVIDIAのホームページを見れば、どういうソフトが動いているか、幅広く紹介されていますし、紹介されていないこともたくさんあります。 そのソフト開発の現場での要望として、性能が出ることとともに、ソフトの互換性の維持や、ソースコードの最速化の主導支援や自動支援などもあり、このあたりで開発環境の重要性はユーザからの声でNVIDIAの骨みに染みています。 今もインテルが強いのは、開発環境の開発とサポートに力を入れているからであり、それをNVIDIAも見習っているということです。 そもそも、アメリカには、過去には多くのUNIXサーバメーカーがあり、そこでは独自の開発環境が開発されていて、多くの技術者が働いていました。 その中で優秀な技術者は、インテルなどに転職したのですが、その一部はNVIDAIにも転職したということです。
-
スイッチがUNIXを搭載したARMアーキテクチャ機であることで、初めからその将来はかなりはっきりしたわけです。 この後は、そこで起きたことや確認されたことが、その後の道筋をより鮮明にする働きをしましたが、そのどれもが、最初に思い描いた筋に近いものでした。 それはスマホやパソコンの成長過程での機種更新のイメージに近いものであることの再確認でもありましたから、どうなるかの大枠の予想はかなり簡単でした。 あとはそれを任天堂のビジネスに当てはめる作業に必要な、任天堂のゲームビジネスの特徴の分析が必要なくらいでした。 要するに任天堂の10万円の株価の将来は予想可能であるということです。
-
ソフトの互換性でエミュレータがあれば簡単に実現できるという意見を見ますが、これはメーカーとしては簡単ではありません。要するに動作保証の問題があるからです。 エミュレータといえども、ひとつの別のコンピュータですから、ソフトとの整合性の問題があり、それを確認して、徹底的に長い時間をかけて動作確認し、問題があれば手直しして、再び動作確認しなければなりません。 しかもその手直しが、ソフト側だけならまだ軽症です。 もしシステム側の手直しが発生すると、これまでテストして動作確認ができた全てソフトのテストを再びやり直す必要があり、そこでシステム側の手直しが発生すると、また全てソフトの動作確認が必要となり、無限地獄のようなことになり、論理的には全てを完成させるには無限の時間とコストがかかります。 昔の簡単なシステムならまだやれたのですが、今の複雑なUNIXシステムで、メーカー品質でそれをやるのは困難です。 サードがエミュレータをやれるのは、自己責任という便利な言葉が使えるからです。
UNIXとかLinuxでの本質…
2024/05/28 11:12
UNIXとかLinuxでの本質的なソフト開発と利用では、本質的なソフトの開発者の仕事とは、画期的な処理をするソフトツールコマンドの開発であり、その天才的な誰かが作ったソフトツールコマンドをパイソンなどの開発環境で繋げて、別の天才的な開発者が新しい処理をさせるスクリプトを開発し、それをまた別の天才が応用するというよな、知的生産の多次元構造の巨大なシステムが世界を前進させています。これは遺伝子解析でも、仮想システムでも、人工知能でも、基本的な開発の仕組みは同じです。そしてそれを基礎で支えているのがUNIX/Linux環境ということであり、その開発文化の伝統があります。 GDC 2024 (Game Developers Conference 2024) での任天堂によるゼルダの伝説TotK の開発紹介セッションの動画で紹介されていた開発スタイルは、まさにこのUNIX/Linux環境での開発スタイルであり、遺伝子解析や、仮想システムや、人工知能などの現場での開発スタイルが任天堂でも行われています。 ではなぜ、これまでの任天堂ではその発展が少なかったのかというと、実はゲーム機の動作環境が低弱であり、このような負荷の高いソフト処理にシステムの能力が耐えられず、それを諦めていたということです。 それが、スイッチからはUNIX/Linux環境を利用できるようになり、さらにコンピュータの性能が高くなったので、これらのソフト開発の良い環境を利用することを諦める必要がなくなったということです。 この環境が良くなったことは、これからの任天堂のソフト開発を大きく後押しします。