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「物言う株主」保有銘柄に買い 改革期待で株高に持続力 2024/06/18 20:34 日経速報ニュース 873文字 東京株式市場でアクティビスト(物言う株主)の大量保有を手がかりに株価が急上昇する銘柄が相次いでいる。18日は自動車部品のエクセディや不動産の青山財産ネットワークスが大幅高になった。中長期視点で企業の経営改革を促す株主提案やエンゲージメント活動(目的を持った対話・交渉)が増え、株高が持続する企業も出ている。 青山財産の株価は18日に一時前日比88円(6%)高の1444円まで上げ、5月20日以来約1カ月ぶりの水準を回復した。英投資ファンドのアセット・バリュー・インベスターズ(AVI)が青山財産株を5%強取得したとする大量保有報告書を17日付で提出したことが材料になった。AVIは23年のNCホールディングスの総会で増配などを求めた提案の一部が可決されるなどの実績がある。 村上世彰氏の長女と旧村上ファンド系投資会社による計5%強の保有が判明したエクセディ株も18日に一時4%高となった。保有目的は「投資及び状況に応じて経営陣への助言、重要提案行為等を行うこと」という。 藤田観光は18日、制限値幅の上限(ストップ高水準)にあたる1000円(16%)高の7120円で終えた。シンガポールの3Dインベストメント・パートナーズが、大株主のDOWAから藤田観光株を購入する意向があると伝わった。 中長期成長に向けた変容を促すアクティビストが保有する銘柄は、株高も持続する傾向にある。11日に3Dインベストメントが大量保有報告書を出したワコールは、18日まで5営業日連続で株式分割考慮ベースの年初来最高値を更新した。同社は23年3月期に創業以来初の連結最終赤字を計上してから構造改革に取り組んでおり、株主の助言による経営改善が期待されている。 3月期決算企業の株主総会シーズンが本格化する中、アクティビストの刺激による事業や資本効率の改善期待は強い。三井住友DSアセットマネジメントの坂口淳一責任投資オフィサーは「長年対話をした上での事業ポートフォリオの見直しや、政策保有株売却で投資余力を残した上での株主還元など、評価できる提案が増えている」と話す。
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青山財産について、アセット・バリュー・インベスターズ・リミテッドは保有割合が5%を超えたと報告 [大量保有報告書] 青山財産ネットワークス <8929> [東証S]について、アセット・バリュー・インベスターズ・リミテッドは6月18日受付で財務省に大量保有報告書(5%ルール報告書)を提出した。報告書によれば、アセット・バリュー・インベスターズ・リミテッドの青山財産株式保有比率は5.14%となり、新たに5%を超えたことが判明した。報告義務発生日は6月11日。
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■青山財産 <8929> …
2024/06/19 07:17
■青山財産 <8929> 1,393円 (+37円、+2.7%) 青山財産ネットワークス <8929> [東証S]が3日続伸。18日、英投資ファンドのアセット・バリュー・インベスターズが青山財産の株式について、新たに5%を超えて保有していることが明らかとなり、投資家の関心が向かったようだ。同日、関東財務局に提出された大量保有報告書によると、保有割合は5.14%となった。報告義務発生日は11日。市場内外で段階的に取得している。保有目的には「純投資及び重要提案行為等を行うこと」と記載している。