検索結果 スレッド コメント 最新の投稿順 古い投稿順 1件中 1件 - 1件を表示 医薬品> アンジェス(株) アニサキス、アレルギー警戒 生… ***yos*** 2024/06/01 07:28 アニサキス、アレルギー警戒 生食で発症後、加工品も反応 2024/06/01 日本経済新聞 朝刊 27ページ 1441文字 サバやイカなどの魚介類に潜む寄生虫のアニサキスは、食中毒を起こすことで知られている。魚介類を食べた後に体調を崩す場合は「アニサキスアレルギー」も疑う必要がある。発症後は生魚だけでなく加工品でもアレルギー反応が起こり得るため、早めの検査・診断が大切だ。 アニサキスは線虫の一種で、幼虫は長さ2~3センチメートル、幅は0.5~1ミリメートルくらいで、白色の少し太い糸のように見える。寄生された魚介類を生で食べると、生きたアニサキスが人の胃や腸の粘膜に入り込み、吐き気や腹痛などの食中毒(アニサキス症)を起こす。 アニサキス症の発生件数は増加傾向にある。厚生労働省によると、2023年のアニサキスによる食中毒の発生事件数は432件で、過去10年間で約5倍になった。カンピロバクター、ノロウイルスなどを抑えて原因となる要因別の発生件数で最も多くなっている。 アニサキス症が増加している背景には、運送技術の発達で様々な場所で生魚が食べられるようになったことなどが指摘されている。症状が広く知られて受診する人も増えている。国立感染症研究所の杉山広客員研究員は治療データからアニサキス症の患者は年間約2万人と推計する。 アニサキスは人間の体内では長くても4~5日で死ぬが、胃にいる場合は内視鏡で除去すれば速やかに改善する。抗炎症薬で免疫反応を沈静化させ、症状を緩和する治療法もある。だがその後も警戒しなければならない。アニサキスで食中毒を起こすと、アニサキスの死骸や分泌物、卵といったたんぱく質成分で免疫が過剰に反応するアレルギー反応を引き起こすことがあるためだ。 アレルギー反応は花粉の場合はくしゃみや鼻水だが、アニサキスの場合はじんましんやかゆみ、息苦しさなどの症状がでる。症状が重いと血圧低下や意識障害といった「アナフィラキシーショック」を引き起こす恐れがある。適切な処置が遅れると、命にかかわるリスクもある。 一般社団法人アニサキスアレルギー協会代表理事の佐藤尚之さん(63)は6年前にアニサキスによるアナフィラキシーショックを起こした。食事に関する本を約10冊出すほどの美食家だったが「魚や魚介類のだ i以下字余り削除
最新の投稿順 古い投稿順 1件中 1件 - 1件を表示 医薬品> アンジェス(株) アニサキス、アレルギー警戒 生… ***yos*** 2024/06/01 07:28 アニサキス、アレルギー警戒 生食で発症後、加工品も反応 2024/06/01 日本経済新聞 朝刊 27ページ 1441文字 サバやイカなどの魚介類に潜む寄生虫のアニサキスは、食中毒を起こすことで知られている。魚介類を食べた後に体調を崩す場合は「アニサキスアレルギー」も疑う必要がある。発症後は生魚だけでなく加工品でもアレルギー反応が起こり得るため、早めの検査・診断が大切だ。 アニサキスは線虫の一種で、幼虫は長さ2~3センチメートル、幅は0.5~1ミリメートルくらいで、白色の少し太い糸のように見える。寄生された魚介類を生で食べると、生きたアニサキスが人の胃や腸の粘膜に入り込み、吐き気や腹痛などの食中毒(アニサキス症)を起こす。 アニサキス症の発生件数は増加傾向にある。厚生労働省によると、2023年のアニサキスによる食中毒の発生事件数は432件で、過去10年間で約5倍になった。カンピロバクター、ノロウイルスなどを抑えて原因となる要因別の発生件数で最も多くなっている。 アニサキス症が増加している背景には、運送技術の発達で様々な場所で生魚が食べられるようになったことなどが指摘されている。症状が広く知られて受診する人も増えている。国立感染症研究所の杉山広客員研究員は治療データからアニサキス症の患者は年間約2万人と推計する。 アニサキスは人間の体内では長くても4~5日で死ぬが、胃にいる場合は内視鏡で除去すれば速やかに改善する。抗炎症薬で免疫反応を沈静化させ、症状を緩和する治療法もある。だがその後も警戒しなければならない。アニサキスで食中毒を起こすと、アニサキスの死骸や分泌物、卵といったたんぱく質成分で免疫が過剰に反応するアレルギー反応を引き起こすことがあるためだ。 アレルギー反応は花粉の場合はくしゃみや鼻水だが、アニサキスの場合はじんましんやかゆみ、息苦しさなどの症状がでる。症状が重いと血圧低下や意識障害といった「アナフィラキシーショック」を引き起こす恐れがある。適切な処置が遅れると、命にかかわるリスクもある。 一般社団法人アニサキスアレルギー協会代表理事の佐藤尚之さん(63)は6年前にアニサキスによるアナフィラキシーショックを起こした。食事に関する本を約10冊出すほどの美食家だったが「魚や魚介類のだ i以下字余り削除
アニサキス、アレルギー警戒 生…
2024/06/01 07:28
アニサキス、アレルギー警戒 生食で発症後、加工品も反応 2024/06/01 日本経済新聞 朝刊 27ページ 1441文字 サバやイカなどの魚介類に潜む寄生虫のアニサキスは、食中毒を起こすことで知られている。魚介類を食べた後に体調を崩す場合は「アニサキスアレルギー」も疑う必要がある。発症後は生魚だけでなく加工品でもアレルギー反応が起こり得るため、早めの検査・診断が大切だ。 アニサキスは線虫の一種で、幼虫は長さ2~3センチメートル、幅は0.5~1ミリメートルくらいで、白色の少し太い糸のように見える。寄生された魚介類を生で食べると、生きたアニサキスが人の胃や腸の粘膜に入り込み、吐き気や腹痛などの食中毒(アニサキス症)を起こす。 アニサキス症の発生件数は増加傾向にある。厚生労働省によると、2023年のアニサキスによる食中毒の発生事件数は432件で、過去10年間で約5倍になった。カンピロバクター、ノロウイルスなどを抑えて原因となる要因別の発生件数で最も多くなっている。 アニサキス症が増加している背景には、運送技術の発達で様々な場所で生魚が食べられるようになったことなどが指摘されている。症状が広く知られて受診する人も増えている。国立感染症研究所の杉山広客員研究員は治療データからアニサキス症の患者は年間約2万人と推計する。 アニサキスは人間の体内では長くても4~5日で死ぬが、胃にいる場合は内視鏡で除去すれば速やかに改善する。抗炎症薬で免疫反応を沈静化させ、症状を緩和する治療法もある。だがその後も警戒しなければならない。アニサキスで食中毒を起こすと、アニサキスの死骸や分泌物、卵といったたんぱく質成分で免疫が過剰に反応するアレルギー反応を引き起こすことがあるためだ。 アレルギー反応は花粉の場合はくしゃみや鼻水だが、アニサキスの場合はじんましんやかゆみ、息苦しさなどの症状がでる。症状が重いと血圧低下や意識障害といった「アナフィラキシーショック」を引き起こす恐れがある。適切な処置が遅れると、命にかかわるリスクもある。 一般社団法人アニサキスアレルギー協会代表理事の佐藤尚之さん(63)は6年前にアニサキスによるアナフィラキシーショックを起こした。食事に関する本を約10冊出すほどの美食家だったが「魚や魚介類のだ i以下字余り削除