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今夏、例年以上の暑さに!? インド洋西部の海面水温高め、ラニーニャと同時発生の可能性(ウェザープラス) 2024/05/18 日本経済新聞 夕刊 7ページ 1552文字 今年の夏も昨年のように暑くなるのだろうか。熱帯の海の状況からは、そうなる公算が大きい。日本に暑い夏をもたらしやすい「ラニーニャ」と「正のインド洋ダイポールモード」という、2つの現象が同時発生する可能性があるからだ。暑い期間は長く、体への負担も大きくなる恐れがあるので熱中症には例年以上に注意が必要だ。 米気候予測センター(CPC)によると、熱帯太平洋の東側で海面水温が平年より高く西側で低い「エルニーニョ」現象は弱まっており、6月には終息する。替わって7~9月には逆の現象であるラニーニャが69%の確率で発生しそうだ。日本の気象庁も、秋にかけてのラニーニャの発生確率は6割と発表した。 各国の予測モデルによる十数種類の計算を見ても、大部分でラニーニャに向かうとの結果が得られている。今後改訂もあり得るが、ラニーニャのピークは11月前後になるとみられる。 ラニーニャが発生すると、日本に猛暑をもたらす気圧配置が現れやすいとされる。「ラニーニャだから暑いという単純なものでもないが、極端な現象は起きやすくなる」(気象庁の森隆志長官)。東京大学の山形俊男名誉教授は、「ラニーニャ的な傾向が秋にかけて強まる予想なので、特に残暑が厳しくなりそうだ」と指摘する。 加えて、今年はインド洋の海面水温にも異常がみられる。ここしばらくの間、全般的に平年より高い傾向が目立つ。これはエルニーニョが終息するときに、よくみられる現象とされる。
今年のアパレル ラニーニャ現…
2024/05/22 16:28
今年のアパレル ラニーニャ現象が発生すると、西太平洋熱帯域の海面水温が上昇し、西太平洋熱帯域で積乱雲の活動が活発になります。 日本付近では、夏季は太平洋高気圧が北に張り出し、気温が高くなる傾向があります。特に、沖縄・奄美では南から湿った気流の影響を受けやすくなり、降水量が多くなりやすいです。 冬季は西高東低の気圧配置が強まり、気温が低くなる傾向があります。 つまり、ラニーニャ現象が発生すると、日本付近では、夏は猛暑など厳しい暑さの日が増え、反対に冬は寒気が南下して気温が低く大雪になる傾向があります。