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手賀沼の魚、原発事故に伴う出荷制限解除 基準値下回る 千葉県は、東京電力福島第1原子力発電所の事故の影響で国が定めた手賀沼の魚類の出荷制限指示が解除されたと発表した。手賀沼や流入する河川のギンブナとコイが対象で、県独自のモツゴに関する出荷自粛要請も解除した。今回の解除により、出荷制限の対象となる県産水産物はなくなった。 検出される放射性物質が基準値を安定的に下回っていることを踏まえた。県の検査では、1キログラムあたり100ベクレルとする放射性セシウム濃度の国の基準値をギンブナは2015年以降、コイは16年以降超えていないことを確認している。制限解除後も放射性物質のモニタリングは継続する。 手賀沼では、11年の福島第1原発の事故前はフナが年間約30トン、コイは約20トンの水揚げがあった。
【東北の大学と新興が切り開く …
2024/10/30 06:11
【東北の大学と新興が切り開く 次々世代半導体の未来】 2024/10/30 1:49_日経電子版 東北地方の大学やスタートアップで、次々世代半導体の研究開発が活発になっている。シリコンに代わる新しい素材として植物由来のセルロースナノファイバー(CNF)や有機材料、ダイヤモンドでそれぞれ実用化を目指す。ポストシリコンを担う新産業の萌芽と期待される。(中略) 地球上で最も硬い材料であるダイヤモンドに着目した研究も進む。北海道大学発の新興企業、大熊ダイヤモンドデバイス(札幌市)は福島県大熊町に研究拠点を設けて開発に取り組む。 ダイヤモンド半導体はシリコン半導体より放射線に強い。事故を起こした東京電力福島第1原子力発電所の廃炉で活躍するセンサーなどに応用が期待される。同町に半導体工場を建設する計画だ。 既存のシリコン半導体は限界が指摘される。半導体回路の線幅が2ナノ(ナノは10億分の1)メートルを下回り原子サイズの理論限界を迎えつつあるからだ。大手半導体メーカーは当面、回路の線幅が1ナノメートルサイズの次世代半導体にしのぎを削る。10〜20年後の次々世代半導体についてはシリコンに代わる新しい材料が必要とされている。