検索結果 スレッド コメント 最新の投稿順 古い投稿順 1件中 1件 - 1件を表示 医薬品> サンバイオ(株) 産学官連携ジャーナル記事(20… SK(クズ退治別班) 2024/06/16 13:12 産学官連携ジャーナル記事(2015年Vol.11)の一部抜粋: 執筆者:松尾 正人(九州大学カリフォルニア オフィス 社 代 表 /JUNBA 会長) ■ベイエリアにおける日本の大学の技術移転の現状 日本の大学からの技術移転という形で筆者の目に触れているものは少ないが、「日本の技術をベースにしたベンチャー会社の設立」という観点で見ると、顕著な活動がある。一つはサンバイオ株式会社という成功例である。それに加えて、日本の企業や大学、研究機関、政府の機関、地方行政などと組んでシリコンバレーのエコシステムを利用して、日本におけるベンチャーのスタートアップ(起業間もない企業)を支援しようとする活動がいくつかある。その概要を紹介したい。 1.サンバイオ株式会社―日本の技術によるシリコンバレーのベンチャー会社 日本のビール会社の社員であった森敬太氏は、当時話題になり始めた再生医療に目を付け、日本中の研究者を訪問して優れた技術を探し回った。その結果、慶応義塾大学医学部の岡野栄之教授の技術に出会い、それをベースにして 2001年 にサンバイオ社を創業したという。ターゲットは脳の再生医療である。森社長の 優れているところは、当時バイオ分野の起業は人材確保の意味でシリコンバレー が一番よいという話を聞いて、実際にシリコンバレーで創業したことである。創業から15 年たった今年 4 月、この会社はついに東証マザーズ市場に上場を果たした。昨年、本社を日本に移転して上場は日本で行った。日本の薬事法が昨年改 正されて、日本での上場が大変有利になったからだという。このように必要に応 じて世界のどこででも仕事ができる力を持っていることが成功のための重要な鍵だといえる。
最新の投稿順 古い投稿順 1件中 1件 - 1件を表示 医薬品> サンバイオ(株) 産学官連携ジャーナル記事(20… SK(クズ退治別班) 2024/06/16 13:12 産学官連携ジャーナル記事(2015年Vol.11)の一部抜粋: 執筆者:松尾 正人(九州大学カリフォルニア オフィス 社 代 表 /JUNBA 会長) ■ベイエリアにおける日本の大学の技術移転の現状 日本の大学からの技術移転という形で筆者の目に触れているものは少ないが、「日本の技術をベースにしたベンチャー会社の設立」という観点で見ると、顕著な活動がある。一つはサンバイオ株式会社という成功例である。それに加えて、日本の企業や大学、研究機関、政府の機関、地方行政などと組んでシリコンバレーのエコシステムを利用して、日本におけるベンチャーのスタートアップ(起業間もない企業)を支援しようとする活動がいくつかある。その概要を紹介したい。 1.サンバイオ株式会社―日本の技術によるシリコンバレーのベンチャー会社 日本のビール会社の社員であった森敬太氏は、当時話題になり始めた再生医療に目を付け、日本中の研究者を訪問して優れた技術を探し回った。その結果、慶応義塾大学医学部の岡野栄之教授の技術に出会い、それをベースにして 2001年 にサンバイオ社を創業したという。ターゲットは脳の再生医療である。森社長の 優れているところは、当時バイオ分野の起業は人材確保の意味でシリコンバレー が一番よいという話を聞いて、実際にシリコンバレーで創業したことである。創業から15 年たった今年 4 月、この会社はついに東証マザーズ市場に上場を果たした。昨年、本社を日本に移転して上場は日本で行った。日本の薬事法が昨年改 正されて、日本での上場が大変有利になったからだという。このように必要に応 じて世界のどこででも仕事ができる力を持っていることが成功のための重要な鍵だといえる。
産学官連携ジャーナル記事(20…
2024/06/16 13:12
産学官連携ジャーナル記事(2015年Vol.11)の一部抜粋: 執筆者:松尾 正人(九州大学カリフォルニア オフィス 社 代 表 /JUNBA 会長) ■ベイエリアにおける日本の大学の技術移転の現状 日本の大学からの技術移転という形で筆者の目に触れているものは少ないが、「日本の技術をベースにしたベンチャー会社の設立」という観点で見ると、顕著な活動がある。一つはサンバイオ株式会社という成功例である。それに加えて、日本の企業や大学、研究機関、政府の機関、地方行政などと組んでシリコンバレーのエコシステムを利用して、日本におけるベンチャーのスタートアップ(起業間もない企業)を支援しようとする活動がいくつかある。その概要を紹介したい。 1.サンバイオ株式会社―日本の技術によるシリコンバレーのベンチャー会社 日本のビール会社の社員であった森敬太氏は、当時話題になり始めた再生医療に目を付け、日本中の研究者を訪問して優れた技術を探し回った。その結果、慶応義塾大学医学部の岡野栄之教授の技術に出会い、それをベースにして 2001年 にサンバイオ社を創業したという。ターゲットは脳の再生医療である。森社長の 優れているところは、当時バイオ分野の起業は人材確保の意味でシリコンバレー が一番よいという話を聞いて、実際にシリコンバレーで創業したことである。創業から15 年たった今年 4 月、この会社はついに東証マザーズ市場に上場を果たした。昨年、本社を日本に移転して上場は日本で行った。日本の薬事法が昨年改 正されて、日本での上場が大変有利になったからだという。このように必要に応 じて世界のどこででも仕事ができる力を持っていることが成功のための重要な鍵だといえる。