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「整備は国の予算で進める」柏崎刈羽原発で複合災害時の避難道路 新潟県・柏崎市などの要望にほぼ応える 3 コメント3件 6/6(木) 18:57配信 新潟ニュースNST 「整備は国の予算で進める」柏崎刈羽原発で複合災害時の避難道路 新潟県・柏崎市などの要望にほぼ応える NST新潟総合テレビ 新潟県や柏崎市が国に対して要望していた柏崎刈羽原発で重大事故が起きた際の避難道路の整備について6月6日、内閣府の原子力防災担当者が柏崎市を訪れ「一部は調査となるものの、県や市の負担は求めない形で整備を進めていく」と回答しました。 6日、柏崎市の桜井雅浩市長のもとを訪れたのは、森下泰内閣府大臣官房審議官です。その冒頭、森下審議官が伝えたのは… 【森下泰 内閣府大臣官房審議官】 「柏崎市の曽地とそれから上方のスマートICの整備について、これについては2か所とも整備するという方向で、経済産業省が予算を確保するという方向で対応する」 国や市から要望を受けていた複合災害時の避難道路の整備に対する回答でした。 【森下泰 内閣府大臣官房審議官】 「一部、ご要望いただいたもので調査ということになるものもあるが、全て地方の負担を求めない形で整備する方向で対応する」 この避難道路をめぐっては、おととし12月… 【桶屋美圭アナウンサー】 「国道17号線の高畑では、大型トラック軽乗用車が動けなくなっていて渋滞が発生しています。反対車線を見てみますと、こちらも車が全く動いていない状況です」 大雪の影響により長岡市や見附市を通る国道17号線や柏崎市の国道8号線で大規模な立往生が発生。 国道8号線では解消するまでには約38時間かかり、滞留車が合わせて800台にのぼるなど大雪と原発事故が重なる複合災害時の避難の課題が浮き彫りとなりました。 これを受け、去年7月には県や柏崎市・刈羽村が国に対する要望書を提出。 【花角知事】 「避難道路の確保・整備については、ぜひとも国の責任と負担において進めていただきたい」 複合災害が発生したときに上越方面へも円滑な避難ができるよう、スマートインターチェンジやトンネルの新設など5項目の道路整備を国の負担で実現するよう求めていました。 6日の回答では、スマートインターチェンジの新設や柏崎バイパスの早期全線共用に向け、国が予算を確保し実施する方針を示し、小村峠のトンネル新設についても国の予算で調査を行うとしています。 おおむね要望通りとなった内閣府の回答に桜井市長は… 【柏崎市 桜井雅浩 市長】 「非常に誠実な、私どもにとってみれば実質的なお答えをちょうだいした。森下審議官はじめ、皆様のご努力・ご理解に感謝申し上げる」 調査となった小村峠についても、桜井市長は「本来なら数千万かかる調査を国の予算でやってもらえるのはありがたい」と話します。 【柏崎市 桜井雅浩 市長】 「柏崎市民の皆様のいざというときの避難経路を考えると、小村峠のトンネル化というのは非常に大きなところ。まずは、大工事に至る手前の調査費をつけていただいたというのは非常に大きなファーストステップ」 柏崎市が再稼働の前提条件としていた要望にほぼ応えた形の国。再稼働を急ぐ国の意思が回答に込められています。
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柏崎刈羽原発の避難道路 全額国費で着手へ 担当相、知事に説明 井上充昌 市野塊 2024/6/6 20:00 東京電力柏崎刈羽原発(新潟県柏崎市、刈羽村)の再稼働を巡り、内閣府の伊藤信太郎・原子力防災担当相は6日、同県の花角英世知事と面会し、地元が昨年7月に内閣府に要望した避難道路整備について、いずれも全額国費で着手する方針を伝えた。国や東電が求める同原発の再稼働は「地元同意」が焦点となっており、地元の判断に影響する可能性がある。 ADVERTISEMENT 内閣府によると、新たに着手するのは、柏崎市内の北陸自動車道における二つのIC▽国道8号から北陸道米山(よねやま)サービスエリア(SA)につながる緊急進入路▽国道8号柏崎バイパスの残り整備区間(約4・3キロ)▽原発近くの県道柿崎小国線の通年使用に向けた小村峠でのトンネル建設。経済産業省や内閣府が予算を確保するという。 新潟県内では、元日の能登半島地震で原発事故時の避難に対する不安が高まっている。花角知事は、国の責任による避難道路の整備を、原発再稼働の可否を判断するための「議論の材料」の一つとしてきた。花角知事は面会後、「避難対策は一つ充実するのかな、と受け止めている」と話した。 県内ではほかの市町からも避難道路についての要望が上がっている。花角知事はこの日、伊藤担当相に対し、原発から6方向に延びる避難道路の整備を新たに要望した。伊藤担当相は「関係省庁や関係自治体ともよく相談しながら、しっかり取り組んでまいりたい」と話した。(井上充昌、市野塊)わ
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原発事故時の避難道路整備に内閣府が前向き回答 新潟・柏崎刈羽原発の再稼働巡り 2024/6/6 16:30 政治 地方自治 Xでポストする 新潟県柏崎市の桜井雅浩市長(左)に原発事故に備えた避難道路整備の要望について回答する内閣府の森下泰審議官=6日午後、同市役所(本田賢一撮影) 東京電力柏崎刈羽原発(新潟県)の再稼働問題に絡み、県と立地自治体の柏崎市、刈羽村が国に要望していた原発事故時の避難道路の整備について、内閣府の森下泰審議官(原子力防災担当)は6日、同市内で桜井雅浩市長と会い、要望に応えて道路整備の予算を確保したと回答した。避難道路の整備は、地元自治体が再稼働の可否を判断する際の大きな材料になっており、再稼働に向けた課題の一つが取り除かれることになりそうだ。 面会は午後2時半ごろから約15分間行われた。森下氏は、桜井市長に「いただいた5つの要望について国で予算を確保した。地方に負担を求めずに対応する」と回答。桜井市長は「非常に誠実で、実質的な回答をいただいた。経済産業省や国土交通省との調整などに努力していただき、感謝する」と高く評価した。 面会後、桜井市長は「避難道路の整備が進められる方向となったことで(私が再稼働に意義がある考えるための)条件の一つが満たされた」と語った。 県と柏崎市、刈羽村は昨年7月、国に対し、同原発で重大事故が起きた場合の避難道路を確保するため、5項目にわたる道路整備を要望。具体的には、柏崎市内の北陸道にスマートインターチェンジ(IC)を2カ所新設することや、国道8号柏崎バイパスの早期供用開始、冬に閉鎖される県道柿崎小国線のトンネル化などを求めた。
原発避難対策「一つ充実」 国費…
2024/06/08 19:44
原発避難対策「一つ充実」 国費で周辺道路整備方針、新潟知事が評価 井上充昌 戸松康雄 2024/6/7 6:30有料記事 東京電力柏崎刈羽原発(新潟県)の事故に備えた避難道路の整備が動き出すことになった。内閣府の伊藤信太郎・原子力防災担当相が6日、花角英世知事と面会し、地元負担なしで整備する方針を伝えた。県と柏崎市、刈羽村による昨年7月の要望に応じたもの。花角知事は同原発再稼働の是非を判断する上で、避難道路の状況を「議論の材料」の一つとしており、知事の今後の判断に影響するとみられる。 避難道路は、一般道から基幹道路である北陸道にアクセスしやすいようにすることなどを目的に整備する。内閣府によると、一つは既存の米山サービスエリア(SA、柏崎市)に緊急進入路を整備すること。国道8号から北陸道に入りやすくする。今年度に調査し、来年度から3年ほどかけて約3億円で整備する。 また現在、冬季は閉鎖される県道柿崎小国線について、通年で通行できるようにトンネルを設けるための調査も始める。これらについては内閣府の「原子力発電施設等緊急時安全対策交付金」(今年度は総額100億円)を活用する。巨額の費用がかかるトンネル建設は今年度の調査内容を見極めた上で、負担については今後、政府内で調整するという。